米国人のトランプの見方は 変化したか？

‘Pew Research Center’，JULY 21, 2023付け
“Little change in Americans’ views of Trump over the past year”
「過去1年間，米国人のトランプ観はほとんど変化していない」
の見出し調査結果を 下記，拙訳・転載します。

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ピュー研究所の新たな調査によると，米国国民の間でのドナルド・トランプの好感度は，共和党支持者の間で若干低下しているものの，過去1年間ほぼ安定している。

この調査は，元大統領が2024年に再びホワイト・ハウスに立候補し，2つの刑事起訴（criminal indictments）に直面している中で行われた。トランプは，2021年1月6日に連邦議会議事堂で起きた暴動での役割を巡り，間もなく3回目の起訴に直面する可能性がある。

トランプは依然として国民に広く不人気（unpopular）である：米国人の63％が前大統領に対して好ましくない意見を持っているが，35％が彼を好意的に見ている。1年前，トランプの評価は60％が好ましく思ってなかった。

新しい調査では，共和党員と共和党寄りの無党派層の66％がトランプ氏に対して非常にまたはほぼ好意的な意見を持っている一方，32％はトランプ氏に対して非常にまたはほぼ否定的な意見を持っている。

トランプ氏を好意的に見ている共和党員の割合は，75％がトランプ氏を好意的に見ており，24％がトランプ氏を否定的に見ていた昨年7月から9ポイント減少した。

民主党員と民主党支持者はトランプに対して圧倒的に否定的な意見を表明し続けている。 民主党員の約10人中9人（91％）がトランプ大統領を否定的に見ており，その中には78％が非常に否定的な見方をしている。好印象を持っている人はわずか8％である。

Views of Joe Biden and Kamala Harris
ジョー・バイデンとカマラ・ハリスへの見解

ジョー・バイデン大統領を含む，調査対象となった他の4人の政治指導者に対する国民の見方も，引き続き好意的というより，否定的である。

米国人の10人中6人はバイデンに対して非常に，またはほぼ否定的な意見を持っているが，39％がバイデンを好意的に見ている。バイデンは，55％がバイデンに対して否定的な意見を持っていた1年前に比べて，若干 より否定的に見られている。

米国人の約10人に6人（59％）もカマラ・ハリス副大統領を否定的に見ている一方，36％が彼女に好意的な意見を表明している。ハリス氏に対する見方は，52％が彼女に対して否定的な意見を持ち，43％が彼女を好意的に評価していた昨年7月よりも否定的となっている。

バイデン，ハリス両氏に対する民主党の評価は昨年に比べてやや下がった。民主党員の10人中7人はバイデンを好意的に見ており，2022年7月から5ポイント減少している。民主党員の約3分の2（66％）がハリス氏に肯定的な意見を持っており，同じ期間に9ポイント低下した。

Views of Kevin McCarthy and Chuck Schumer
ケビン・マッカーシーとチャック・シューマーへの見解

米国人の半数は共和党下院議長ケビン・マッカーシーに対して否定的な見方をしており，4分の1のみ彼を好意的に見ている。

同様の割合 (23%) は彼のことを聞いたことがない。マッカーシー氏はここ 1年でさらによく知られるようになった：彼のことを聞いたことがないという成人の割合はそれ以来14パーセンテージ・ポイント減少し，この期間中，彼に対する好意的な見方と否定的な見方の両方が増加した。

国民の約半数（49％）は民主党上院多数党院内総務チャック・シューマーに対して非常に，またはほぼ否定的な見方をしており，27％が彼を好意的に見ており，22％は彼のことを聞いたことがないという。シューマー氏に対する否定的な見方は昨年から6ポイント増加（43％から49％）し，シューマー氏のことを聞いたことがないという割合は4ポイント（26％から22％）減少した。
（転載了）

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大統領を退いても 冷静に彼を評価できない多くの米国人がいるようです。