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2023年8月23日 (水)

MLB,規定投球回数は適正か?

大谷翔平選手は 2022年,史上初の投打ダブル規定到達を達成し,今シーズンも既に規定打席には到達し,規定投球回数も 順調に(ローテーション通りに登板し,1試合で 5,6イニング投球)いけば到達しそうです。
*規定投球回(qualified innings pitched)=試合数(162),規定打席(qualified number of at bats)=試合数×3.1502

このうち 規定投球回は 投手のみの選手であってもかなり厳しいようで
Beyond the box score.com’ の ‘A Saber-Slanted Baseball Community’ の Dec 27, 2018付けに-
It’s time to rethink the qualified innings pitched threshold
「規定投球回の閾値を再考する時期が来た」という記事がありました。

下記,拙訳・転載します。
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クリス・セール(Chris Sale)は思い出に残る2018年を過ごした。彼の功績には,約40パーセントの奪三振率,防御率2.11,そしてレッドソックスのワールド・シリーズ優勝を完封で成功する機会が含まれる。

セールはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞候補にしっかりと(firmly)名乗りを上げたが,ブレイク・スネル,ジャスティン・バーランダー,コーリー・クルーバーに次ぐ4位に終わった。スネルが最も栄誉に値するという投票者の意見には私も同意するが,セールが4位に終わったのはおそらく何よりも彼のイニング数のせいだろう。

セールは昨年 ちょうど(just158イニングしか投げなかったが,それでも6.5fWARを記録しており,防御率王の資格を得るのに十分なイニングを投げていればバーランダーに次いで2位にランクされていただろう。 bWARでもセールの6.9WARはア・リーグでスネルに次いで2位にランクされた。

おそらくセールがサイ・ヤング賞を獲得するには十分ではなかったのは明らかだ。 しかし,防御率のタイトル獲得に必要な最低イニングに達しなかったことが投票で傷ついた可能性が高い。

投手が防御率やWHIPなどのその他のレート統計のリーダーボードに立つ資格を得る(qualify)には,チームの試合ごとに少なくとも1イニングを投げる必要がある。それがメジャーリーグ・ベースボールのルールであり,非常に長い間 適用されてきた。
したがって,その試合で防御率が最低だったと主張したい投手は,シーズン終了までに少なくとも162イニングを投げなければならない。

しかし,これの問題は,先発,クローザー,そして一般的にリリーフ投手が多すぎる(plethora)時代において,投手はシーズン中に 162イニングを投げていないことである:

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2018年,162イニング以上を投げた投手はわずか57人だった。1998年の96投手から減っている。しかし,劇的な変化は2017年まで実際に起こらなかった。1998年から2016年まで,防御率のタイトルを獲得した投手の平均数は約86人で,標準偏差は6.185だった。
これは,2018年に防御率のタイトルを獲得した投手の数が,1998年から2016年の平均を4.71標準偏差(!)下回ったことを意味する。

(転載了)
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