‘“Stop the war” and Zelenskiy need not speak’
ウクライナのゼレンスキー大統領が国連に出席し,9月20日,安全保障理事会で発言しました。
その時の様子を ‘REUTERS’,September 21, 2023付け
“'Stop the war' and Zelenskiy need not speak, UN Security Council chair tells Russia”
「『戦争をやめろ』そうならゼレンスキー氏は発言する必要はない,国連安全保障理事会議長がロシアに」
の見出しで伝えています。
下記,拙訳・転載します。
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[国連 9月20日 ロイター] - モスクワによるウクライナ侵攻に関する国連安全保障理事会の会合にウクライナのヴォロドミル・ゼレンスキー(Volodomyr Zelenskiy)大統領が直接出席するのは初めてのことだったが,ロシアのワシリー・ネベンツィア(Vassily Nebenzia)大使が開会時冒頭の同大統領の発言に反対した。
ロシアの侵攻は戦争には当たらず,単なる「特別軍事作戦(special military operation)」に過ぎないと長く主張してきたロシアに対して,緊迫した会議の議長を務めるアルバニアのエディ・ラマ(Edi Rama)首相は,嘲り(gibe)をもって対応した。
「ロシアの同僚(colleagues)とここにいる全員に,これはアルバニア大統領による特別な作戦ではないことを保証したい。」と鋭いユーモアのセンスで知られるラマ氏が言うと,会場中に笑い声が消えた。
“There is a solution for this,” Rama continued, addressing Nebenzia directly: “If you agree, you stop the war and President Zelenskiy will not take the floor.”
ラマ氏は続けて,「これには解決策がある」とネベンツィア氏に直接語りかけ,「もし同意するなら,戦争を止めれば ゼレンスキー大統領は発言しないだろう(will not take the floor)。」と述べた。
ネベンツィアは同意せず,続けて,この会議はショーだと述べ,ラマ氏は中立的な手続きの守護者(neutral guardian of procedure)としてではなく,政治的に非難される発言をしていると批判した。
会談後,ゼレンスキー氏はソーシャル・メディアでラマ氏に感謝の意を表し,芸術家で元バスケットボール選手でもあるアルバニア人が「ロシア,その嘘,偽善(hypocrisy)に正しく対処する方法を世界に示してくれた」と述べた。
ロシアは侵略を正当化しようとして,NATOを含む西側諸国と統合するというウクライナの野望はロシアの国家安全保障に対する脅威となっていると述べたが,キーフとその同盟国はこの主張(assertion)を攻撃の根拠のない口実(pretext)として否定している。
一進一退の末に(after the back-and-forth)発言権を与えられた(given the floor)ゼレンスキー氏は,ロシアに対し,ウクライナ攻撃に対する罰として、第二次世界大戦後の国連安全保障理事会の常任理事国5ヶ国の1つとしての拒否権(veto right)を剥奪する(stripped)よう求めた。
ゼレンスキー氏が去った後に部屋に現れたロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は,ロシア政府の拒否権行使は正当なものであると擁護し,キーフと西側諸国は,自分たちに都合の良い場合にのみ1945年の国連憲章の原則に選択的に従っていると非難した。
(転載了)
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ロシア人の厚顔無知さは流石です。
よほどのこと(全く想像できませんが-,ゴルゴ13?)がない限り,自ら この状態を変える行動をとることは なさそうです。
(英語の勉強)
‘take the floor’
1. 起立する,ダンスに加わる,踊り始める
2. 討論に加わる
・I had to call up all my courage to take the floor. : 私は勇気を振り絞って発言しました。
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