「米国は世界のどの国よりも優れている」と考える米国人は 20%
‘Pew Research Center’,Aug.29,2023付けに
“Majority of Americans say U.S. is one of the greatest countries in the world”
「米国人の大多数は,米国は世界で最も偉大な国の一つだと言う」
のタイトルの調査報告がありました。
下記,拙訳・転載します。
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ピュー研究所の新たな調査によると,米国は世界のどの国よりも優れていると答える米国人の割合は,過去4年間で若干減少している。他国の方が米国よりも優れていると考える人の割合も増加している。
現在,米国人の10人に2人は,米国は「世界のどの国よりも優れている」と述べている。 約半数(52%)が米国は「他のいくつかの国と並んで最も偉大な国の一つ」であると述べ,27%は「米国よりも優れた国は他にもある」と述べている。
この国の世界的な地位についての意見は 2019 年以降若干変化している。2019年,24% が米国が唯一偉大な国家であると答え,55% が米国は最も優れた国の 1つであると答え,21% が他国の方が米国よりも優れていると答えた。
最近の傾向の変化の多くは,共和党員と共和党寄りの無党派層によるものだ。4年前,共和党員の40%が米国は他のどの国よりも優れていると答えたが,現在は31%だった。 また,他国の方が優れているとする共和党議員の割合は9%から17%とほぼ2倍になった。
同時に,民主党員や民主党寄りの人たちは,米国よりも優れた国は他にもあると言う傾向が若干高まっており,2019年にはそう答えた人が31%だったのに対し,現在は36%だった。
Age divides in attitudes about U.S. persist
米国に対する意識の年齢層の隔たりは依然として残る
10年以上にわたってそうであったように,米国を他国と比較した見方は年齢によって異なる。18~29歳の成人の約10人に4人(43%)は,他の国の方が米国よりも優れていると答えており,これは全年齢層の中で最も高い割合となっている。
両党派連合内では年齢差が明らかである。30歳未満の民主党員の半数は,他の国の方が米国よりも優れていると答えており,30歳から49歳までの民主党員の40%も同様である。一方,50歳以上の民主党員では,そう言うのはわずか25%である。
共和党員の間では,30歳未満の成人では28%が他国が米国よりも優れていると回答しているのに対し,50歳以上では12%となっている。そして,若い共和党員は,米国が最も偉大な国であると言う可能性は年長の共和党員に比べてかなり低い。18歳から29歳の16%がそう言うのに対し,30歳から49歳の26%,50歳から64歳の36%,65歳以上の人の41%である。
How partisans’ views of U.S. standing have changed over time
米国の立場に対する党派の見方は時間の経過とともにどのように変化したか
共和党員は長年,民主党員よりも米国を唯一偉大な国家とみなす傾向が強く,一方,民主党は他にもっと優れた国があると考える傾向が強い。それでも,共和党と民主党の両方の間で最も頻繁に聞かれる反応は,依然として米国は他の国々と同様に世界で最も偉大な国の一つであるというものである。
2011年から2019年にかけて実施された電話調査では,米国が他のどの国よりも優れていると答えた成人の割合は大幅に減少した。この数年間,米国の世界的地位に対する見方の低下は民主党員に集中していたが,過去4年間の低下は共和党員に集中している。
(転載了)
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トランプが「アメリカは偉大だ」と叫んでも 米国民は冷静です。
それにしても 米国が偉大と考えている米国民の少なさに驚きました。
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