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2023年11月 1日 (水)

米軍,日本の水産物を買う。

REUTERS’,Oct.30,2023付け 記事を拙訳・転載します。

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EXCLUSIVE-US military begins Japan seafood purchases to counter China ban
独占-米軍,中国の禁輸措置に対抗するため日本産水産物の購入を開始

[東京 1030日 ロイター] - 米国は,日本政府が機能不全に陥った福島原発の処理水を海に放出したことを受け,中国がそのような製品の禁止を課したことへの対抗措置として,初めて日本の海産物の購入を軍事供給のために開始した。

ラーム・エマニュエル(Rahm Emanuel)駐日米国大使は月曜日のロイターのインタビューでこの構想を明らかにし,「経済戦争(economic wars)」の一環である中国の禁止措置の相殺(offset)にどのように貢献できるかについて,米国政府もより広範に検討すべきだと述べた。

日本の水産物の最大の買い手だった中国は,食品の安全への懸念が水産物の輸入禁止の理由だとしている。

国連の核監視機関(the U.N.’s nuclear watchdog)は,2011年の津波で破壊された原発から8月に始まった水の放出の安全性を保証した(vouched)。 G7貿易相らは日曜日(1029日),日本産食品の禁輸措置の即時撤廃(the immediate repeal)を求めた。

「これは米軍とここ日本の水産業よび協同組合との間の長期契約となるだろう。」とエマニュエル氏は語った。

同氏は,「中国の経済的抑圧(economic coercion)をある種の形で打ち砕くためのあらゆる事例で我々が証明してきた最善の方法は,標的となった国や産業を援助することだ」と述べた。

最初の購入には1トン弱のホタテ貝が含まれており,昨年日本が中国本土に輸出した10万トン以上のホタテ貝のほんの一部にすぎない。

エマニュエル氏は,購入品は食堂の中や船上で兵士の食料となるだけでなく,軍事基地内の店舗やレストランでも販売される予定で,時間の経過とともにあらゆる種類の魚介類に拡大されるだろうと述べた。 米軍はこれまで日本で地元の水産物を購入したことはなかったと同氏は語った。

同氏は,米国は日本と中国からの全体的な魚輸入量にも目を向ける可能性があると述べた。 米国はまた,地元で漁獲されたホタテ貝を米国登録加工業者に送ることを支援するために日本の当局と協議している。

NOT A CHINA HAWK
「中国に対するタカ派ではない」

バラク・オバマ前米大統領のホワイト・ハウス首席補佐官だったエマニュエル氏はここ数カ月,中国の経済政策や不可解な(opaque)意思決定,外国企業の扱いなどさまざまな問題に狙いを定め,中国について率直な(blunt)発言を続けてきた。これは,アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官(Secretary of State)を含む米国の高官が緊張した関係に一線を画すために北京を訪問したことを受けてのことだった。

エマニュエル氏は,自身が中国に対してタカ派(hawkish on China)であると考えているかとの質問に対し,その言葉を否定し,自分は「現実主義者」だと答えた。

「私はタカ派的だとは考えていないが,ただ現実主義的で正直だと考えている。正直なのは辛いかもしれないが、それは正直だ」と彼は言った。

「私は安定と理解を支持する。 それはあなたが正直ではないという意味ではない。 それらは矛盾していない。安定を確立する方法の1つは,互いに正直になれることだ。」

彼は,中国は国際システムに背を向けようとする指導部によって悪化する(exacerbated)大きな経済的課題に直面していると述べた。

「この問題で敗者となるのは中国の若者だ。 現在,中国の若者の 30%,つまり 3人に1人が失業しているという状況がある。主要都市には未完成の住宅があり,職員に給料を支払えない主要自治体(municipalities)もある。 なぜか? なぜなら中国は,自らが利益を得ているシステムに背を向けるという政治的決断を下したからだ。

中国政府が数値の公表を停止すると発表する前の7月に公表された,中国の最新の公式若者失業率データは,過去最高の21.3に跳ね上がっていることを示した。

エマニュエル氏はまた,習近平国家主席から疎外されていた(sidelined)改革派(reformist)の李克強元首相の最近の死に対し,中国指導部がどのように対応するか注視していると述べた。

「私にとって興味深いのは,彼らが彼の葬儀をどのように扱うか,そして彼に関するコメントをどのように扱うかということだ。」と彼は語った。

「中国には,彼がどのような政策を追求していたのかを,ある種の中国の最良のものと見なしている部分があると思う。しかし,それは中国が決めることだ。」 (編集:ロバート・バーセル(Robert Birsel))

(転載了)
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ホタテ,安くなると思っていましたが,甘いようです。

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