世界の米中への好感度比較と変化
‘Pew Research Center’,NOVEMBER 6, 2023付け
“How views of the U.S., China and their leaders have changed over time”
「米国と中国,およびその指導者に対する見方は時間の経過とともにどのように変化したか」
下記拙訳・転載します。
*******************************
2023年春に実施されたピュー研究所の調査によると,23ヶ国の国民は中国の習近平国家主席よりもジョー・バイデン米国大統領を肯定的に見る傾向にある。中央値の54% がバイデン氏が世界情勢に関して正しい行動をとっていると確信しているとのこと。習への見方が同じ意見なのは19%だった。
特に高所得国では,これらの見解の隔たりが非常に大きくなる可能性がある。例えばポーランドでは,習氏よりもバイデン氏を肯定的に評価する傾向が75ポイント高い。ドイツ,日本,スウェーデンではその差は少なくとも50ポイントある。中所得国では両指導者の見方がより似通っているが,これらのほとんどの国でも習氏よりもバイデン氏を信頼している人が多い。インドネシアとハンガリーは,リーダーがほぼ同じ点数を獲得している2つの注目すべき例外である。
米国と中国の指導者に対するこうした見解の相違は,特に前任者のドナルド・トランプ氏と比較して,高所得国における習氏に対する態度の悪化と,バイデン氏に対する信頼の高まりを反映している。実際,トランプ氏は大統領任期の大部分において,調査対象となった多くの国で習氏よりも低い評価を受けていた。
これは2007年のブッシュ政権末期にも起こった。当時のジョージ・W・ブッシュ大統領に対する限定的な信頼と,当時の中国の胡錦濤国家主席に対する比較的肯定的な評価により,ほとんどの地域でブッシュよりも胡錦濤に対する肯定的な評価が高まった。
Favorability of the U.S. and China
米国と中国の好感度
今年は,調査対象となったほとんどの国で,米国に対する全体的な見方が中国に対する見方よりもはるかに好意的だった。 米国について肯定的な評価をしている人は中央値の 59%であるのに対し,中国については同様の評価をしている人の中央値は 28%である。しかし,20年近くにわたる好感度調査では常にそうであったわけではなく,各国の見方は指導者の見方とともに変動してきた。
2007年のブッシュ政権の終わりに向けて,米国に対する評価は低く,中国に対しては比較的肯定的な見方があったため,調査対象となった多くの国では,この2つの超大国に対する見方に約10ポイント以下のギャップしかなかった。 フランスやアルゼンチンなど一部の国では,人々は中国に対して米国よりもわずかに肯定的な見方さえ持っていた。
オバマ政権時代,調査対象となったほとんどの国で米国に対する見方は大幅に前向きになったが,中国に対する見方はほとんど変わらないか,より否定的なものになった。この変化は両国に対する見方の大きなギャップにつながり,2016年までに調査対象となったほとんどの地域の人々が中国よりも米国に対して好意的な見方を示していた。
トランプ大統領の就任により,事態は劇的に変化した。2017年の調査では,米国に対する好意的な見方はほとんどの場所で急落し,両国は再び多くの場所で比較的同等の目で見られていた。ある国では,人々は再び中国を若干好意的に見ていた。 しかし,2020年までに新型コロナウイルス感染症のパンデミックが拡大するにつれ,調査対象となったほとんどの地域で中国と米国の両国に対する好意的な評価は歴史的最低近くまで低下した。それでも,多くの国で米国は中国よりもわずかに肯定的な評価を受けているが,一般的にはどちらもかなり否定的に見られている。
バイデン大統領就任以来,調査対象国の多くで米国に対する見方が劇的に回復したが,中国に対する見方は依然最も否定的な国の一つであり,われわれの世論調査で見た中で最も大きなギャップがこれらの見方につながっている。
(転載了)
**********************
それでも 中国や習に好感を抱く人々が存在する,謎。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- ウィンブルドンの “All-White Dress Code”(2026.07.20)
- 中国/習の好感度の向上は 米国/トランプの反動?(2026.07.22)
- 信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)(2026.07.19)








コメント