‘Native English Speaker’ は 日本の英語の表示を楽しんでいる(?)
‘gaijinpot.com’,Apr 15, 2020付けに
“These Totally Lost in Translation English Signs in Japan Have us Scratching Our Heads”
「完全に翻訳が失われた日本の英語標識に頭を悩ませる」
というタイトルの記事がありました。
興味深いので 下記,拙訳・転載します。
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日本では,日本語から英語への正しくない(not straight-up),当惑させるような(bewildering)異例の翻訳に気づくはずだ。これらは非常に普及しているため,それらをひとまとめにするために “Engrish” という言葉が作られた。地方自治体から高額な広告に至るまで,構想から実装に至るまでのどこかで,英語を母国語とする人に「これで意味が通じるか?(does this actually make sense?)」と尋ねる手数をかける(bothered)人はいないようだ。
なぜこのようなことが起こるのかについては いくつかの議論があるが,私はどれも支持しない。地元のカレー屋を経営する ‘obaasan’(grandma)は,自分の英語が通じるかどうかなんて気にしていないかもしれないが,トイレが壊れていることを私たちに知らせようとしてくれることには,本当に感謝すべきだろう。しかし,観光を推進する巨大企業や地方自治体となると,彼らは何を言い訳できるのだろうか?
日本には翻訳の仕事に雇える英語を話す外国人がたくさんいる。 私は 校正(proofreading)代金としてラーメン一杯で喜んでお受けする。
いずれにせよ,日本の奇妙な(weird)英語翻訳は通常は無害である。それはあなたを笑顔にさせるようなものだ。なぜなら,少なくとも彼らは努力したからだ。あまりにばかばかしい(silly)のでシェアしない方が良いものもある。Facebook グループ ‘Engrish in Japan’ の親切な人々がそうしている。毎月,彼らは和製英語のベスト例をいくつか紹介する投稿を受け取るが,「今月の投稿(post of the month)」になれるのは選ばれた少数だけである。
ここでは私たちのお気に入りをいくつか紹介します。
Cannibal buffet
コンチネンタル・ブレックファストについて話そう。日本の南部,熊本にあるこのホテルのレストランは,観光客をアラカルト・メニューに固執させる卑劣な方法を発見したが,いずれ誰かがシェフの特別料理について質問し始めると思う。
Quick! Warn the perverts!
そろそろ誰かが変質者たち(perverts)を捕まえる時期が来ている…? 神戸大学の寮にあったこの掲示は,“chui! Kono fukin de chikan ga tahatsu shiteimasu” とは 「警告! この地域には変質者がたくさんいるよ!」 日本語では,‘chikan’(痴漢(groper))はセクハラを行う人のことである。このようなタイプのサインは,意味はよくても,翻訳中にメッセージが失われているものをよく見かける。
No touching…except
変質者といえば,刑務所に連行されるときにこの看板を指さしても,警察にとっては大した意味はない。 日本語では “sutaffu igai wa ote wo furenaide kudasai” と書かれており,“please don’t touch unless you are the staff.” という意味になる。残念ながら,沖縄の,これらの高級小物(fancy knick-knacks)を担当する上司たちは,ダブル・チェックする十分な気を配らなかった。
Extraordinary toilet
宮城県蔵王キツネ村の女性専用トイレへの案内板は,大胆な主張をしている。それは本当に異常な(extraordinary)ことか? 4枚重ね(four-ply)のトイレット・ペーパーはあるか? それとも,日本の神話上の ‘kitsune’ (fox spirits)が,疑うことを知らない(unsuspecting)外国人に手の込んだ罠を仕掛けたのだろうか? おそらくそうではない。 日本語では “rinji joshi toire” と書かれており,これは“temporary ladies toilet” を意味する。
Be offensive
山口大学が学生に「攻撃的になれ(be offensive)」と呼びかけたこのビラは,キャンセル・カルチャー(cancel culture:主にSNSを利用して,社会的に不適切な人物を追放しようとすること)を批判しているように見えるかもしれないが,おそらく “Boys! Be ambitious!” という言葉で 日本で最も有名な学者,ウィリアム・S・クラークへのオマージュ(homage)である可能性が高い。
Slip it in the…wait. What!?
実際は違う。お願い、それはやめて。 石垣島の児童公園にあるこの看板は,滑り台を滑る際はゴミ箱の蓋やダンボール箱などを使わず,お尻だけを使うよう来場者に呼びかけている。 日本語では “ro-ra ga kowaremasu” と書かれており,います。これは「ローラーが壊れます」という意味です。 大きな赤い「X」とスペルミスの警告だけで,人々はそれを理解できたと思います,大丈夫です。
Sorry for the confusion
これは,男性がテキスト・メッセージを通じて元ガールフレンドに自分自身を説明しようとしているように見える。それは感情のジェット・コースターである。まずは「入ってください(please come in.)」。 標準。決して,クレイジーではない。次に,交渉が始まる。彼は変更できると誓うので,大きな赤い文字で「値下げ(price down)」とある。待って! 改装中! そして最後に,受け入れ(acceptance)。 彼は自分が混乱していることを知っている。 お邪魔になってすまない。
Don’t throw away dog
心無い怪物が日本でも平気で犬を捨てている(throwing away)のだろうか? まあ、そうだろう。 実際,日本では動物を遺棄する人が頻繁にいる。しかし,この看板は実際には “inu no fun wo sutenaide kudasai” と書かれており,大まかに訳すと「犬のうんちをここに残さないでください(please don’t leave your dog’s poop here)」という意味になる。それがどのようにしてペットを完全に放棄すること(abandoning)に対する警告になったのかは誰にもわからないが,それもやめてください。
Protect ya ass
皆さんは,2020年に新型コロナウイルス感染症によって引き起こされたトイレット・ペーパー大戦争について聞いたことがあるだろう。店が一人当たり購入できるパックの数を制限していたときに,公衆トイレからトイレット・ペーパーを盗むという手段に訴える人もいたようだ。沖縄の那覇空港にある,盗みをしないよう訴えるこの看板には,“mina no oshiri wo mamoru”(let’s keep everyone’s butts clean)という意味が書かれている。これはかなり良い翻訳だが,“ass” は少し言い過ぎ。 “Oshiri” は,誰かの後ろ姿を指すかわいい言い方である。
Don’t fight the monkeys
ポケモンの音楽を頭出しする。そもそも,京都に行って円山公園で猿と喧嘩を始めるとは,どんな頭のおかしい人なのだろうか?第二に,どこから私を過小評価するのだろうか? 日本の猿が どんな取っ組み合いをするのかは知らないが,パンチにはかなり自信がある。もしかしたら猿の群れではなく一対一だろうか?それには 十分に可能である。
Never change, Japan. Never change.
(転載了)
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広島の並木通りに “Head Shop” と記した看板の美容院があります。
店長によると 今まで 何人かの黒人が来店した事があるそうです。
英語の掲示板など書く場合,最低,英和辞典,和英辞典を傍らに置いておきましょう。少なくとも,中学,高校で英語が得意でなかった方は - 。
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