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2024年1月 1日 (月)

「ニューヨーク・タイムズ」 と 「ニューヨーカー」 に ‘Best Books of 2023’ に選ばれた ノンフィクション “Judgment at Tokyo”

000_20231226162101The New York Times’ と ‘The NEW YORKER’ が発表した “The Best Books of 2023” に ノンフィクション “Judgment at Tokyo” がありました。

著者 Gary J. BassWikipedia は次のように紹介しています。

「ゲイリー・ジョナサン・バス(Gary Jonathan Bass)は米国の作家,学者。プリンストン大学公共国際問題大学院(the Princeton School of Public and International Affairs)の政治と国際関係(politics and international relations)の教授。ハーバード大学を卒業し,学士号(BA)と博士号(PhD.)を取得。 生年月日:1969722日」

下記に 両紙の この本に関する記述を 拙訳・転載します。
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The New York TimesBest Books of 2023

How the World Once Handled War Crimes
「かつて世界は戦争犯罪にどう対処したか」

政治学者ゲイリー・J・バスは『東京裁判』(Judgment at Tokyo)の中で,第二次世界大戦後の,日本軍の残虐行為(atrocities)に対する訴追(prosecution)を検証し,国際法の真の有効性(efficacy)を主張している(makes the case for)。

001_20231226162201

By Thomas Meaney(トーマス・ミーニー)
Thomas Meaney is the editor of Granta.
(グランタ(文芸雑誌兼出版社)の編集者。ウォール街占拠運動の開始に貢献した活動家,学者。)
Oct. 21, 2023

JUDGMENT AT TOKYO: World War II on Trial and the Making of Modern Asia,  by Gary J. Bass
東京裁判: 第二次世界大戦の裁判と近代アジアの形成』ゲイリー・J・バス著

焦土攻撃(scorched-earth ground offensives)や病院爆撃(bombed-out hospitals)の時代において,政府が犯す(perpetrated)残虐行為(bombed-out hospitals)を処罰する見通しは 特に遠い(distant)ように思われる。しかし,恒久的な平和を実現するための国際条約や裁判所(tribunals)の可能性を賛美する最近の高く評価された(acclaimed)本に基づいて,別の考えを抱くのも無理はない。外交的な抜け目のない駆け引き(horse-trading)に懐疑的な西側リベラル派の主要な(prominent)一部は,公正な世界という理想を実現する(enact)ための最も有望な(promising)手段として国際法を支持している(champion)。

この動き(pageant)に,プリンストン大学政治学教授ゲイリー・J・バスによる、第二次世界大戦後の日本の戦争犯罪の訴追(prosecution)をスッキリと(elegantly)まとめた総合的な論考「東京裁判(Judgment at Tokyo)」が加わる。バス氏は自身のキャリアの多くを戦争犯罪裁判の研究に捧げており,これが紛争を締めくくる(cap)最も悪くない方法だと示唆している。1990年代,若い記者として,彼はユーゴスラビアで犯された戦争犯罪を調査する国際裁判の取材に最初に取り組んだ(cut his teeth covering)。彼は米国権力の絶頂期に形成された人権派の党派の出身で,「ルールに基づいた(rules-based)」世界秩序は西側諸国の利益にとってベール(veil)以上のものになり得ると主張する。

バス氏は新著の中で,米国の優位性のもう一つの絶頂期(high-water mark):つまり米国が連合国を率いて敗戦したドイツと日本との和平条件をまとめた1940年代後半に回帰する。ニュルンベルク裁判でのナチス戦争犯罪の訴追は,西側諸国の心象の中では今でも成功として捉えられているが,東京裁判は西側諸国ではほとんど忘れられているが,世界のさらに多くの政府が関与し,より分裂的な遺産を残した。

戦後秩序の主要な関心はすべて法廷に集中した:米国,オーストラリア,カナダ,ニュージーランド,英国,フランス,オランダ,ソ連,インド,中国,フィリピンから裁判官が来日した。「東京裁判は政治的な出来事だった」とバスは書いている。「これはアジアの植民地時代の過去の尺度(measure)であり,冷戦時代の未来の前触れ(prelude)だった。」

(以下 略)

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The NEW YORKERTHE BEST BOOKS OF 2023

Judgment at Tokyo
by Gary J. Bass (Knopf)
Nonfiction

極東国際軍事裁判(the International Military Tribunal for the Far East)は正式には東京裁判(the Tokyo trial)と呼ばれ,ニュルンベルク裁判よりも長く続き,はるかに規模が大きかった。 ゲイリー・J・バスがその徹底的で(exhaustive)魅力的な本の中で,この裁判は現代のアジアに展開し続ける深刻な結果をもたらしたと指摘している。何人かの日本の首相は,連合国の宣伝機関員(propagandists)とそれをオウム返しに従う日本の左翼が,日本に過去の「自虐的な(masochistic)」見解を押し付け,日本が侵略戦争(aggressive war)を遂行し,他国よりひどい残虐行為を行ったとして不当に非難していると信じてきた。

バス氏は,この裁判を植民地主義(colonialism),人種問題に対する態度,冷戦,植民地後のアジアの政治という文脈にしっかりと位置づけ,「東京裁判版の歴史(Tokyo-trial version of history)」に関する日本の未解決の問題が今日,この国の最大のジレンマの核心に至っていると主張する。

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翻訳本はまだ出てないようです。原書で読む元気はありません。

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