映画「遠い夜明け」のベースになった,伝記 “BIKO”。
先日,NHK BSで 映画『遠い夜明け』(“Cry Freedom”,1987)を観ました。
この映画の基になったのが,南アフリカ共和国の有力紙デイリー・ディスパッチ紙の白人記者だったドナルド・ウッズ(Donald Woods)が英国に亡命して書いた,警察に拘留中に死んだ黒人解放活動家 スティーヴ・ビコ(Steve Biko)の伝記 “BIKO” です。
英文 Wikipedia で この伝記 “BIKO”に関する記述を読みました。
下記,拙訳・転載します。
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“BIKO”
Author :Donald Woods
Country :United Kingdom
Language :English
Genre: Biography
Publisher:Paddington Press
Publication date:1978
Media type:Print
Pages:436
『ビコ』は,黒人意識運動(BCM:Black Consciousness Movement)の指導者で反アパルトヘイト(anti-apartheid)活動家のスティーブ・ビコ(Steve Biko)の伝記である。この本は,ビコの個人的な友人であるリベラルな南アフリカの白人ジャーナリスト,ドナルド・ウッズによって書かれた。ドナルド・ウッズはビコの死に関する真実を暴露しようとしたため,追放を余儀なくされた。これが1987年の映画『遠い夜明け(Cry Freedom)』のインスピレーションとなった。
Summary/あらすじ
『ビコ』は,南アフリカの反アパルトヘイト活動家スティーブ・ビコの人生を,彼の友人ドナルド・ウッズの視点から取り上げている。この本は南アフリカの白人政府とアパルトヘイト制度にも批判的である。 黒人への虐待や警察がよく行う残虐行為(brutality)を攻撃している。
History/過程
ビコは1977年9月12日に警察の拘留(custody)中に死亡した。警察の公式報告書には,ハンストの結果死亡したと記載されている。しかし,南アフリカのジャーナリスト,ウッズは,最初に遺体を見て,ビコが撲殺された(beaten to death)と確信した。ウッズはビコの遺体の写真を撮らせ,彼の新聞『デイリー・ディスパッチ(the Daily Dispatch)』に掲載させた。ウッズはビコの死を調査しようとして政府の標的となり,命からがらの逃亡(flee)を余儀なくされた。 彼は英国に亡命し,そこでアパルトヘイトに反対する運動を行い,ビコに関する記事を公表した。
Cry Freedom/遠い夜明け
リチャード・アッテンボロー(Richard Attenborough)監督の映画『遠い夜明け(Cry Freedom)』は,『ビコ』やウッズが書いた他の記事に基づいている。デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)がビコを,ケビン・クライン(Kevin Kline)がウッズを演じる。この映画の上映は南アフリカで禁止されなかったが,警察はそのコピーを押収し(confiscated),上映中の劇場は爆破された。
(転載了)
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不勉強ながら “BIKO” も 「遠い夜明け」も知りませんでした。
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