ローマ数字で 大きな数を表すのはー
“Super Bowl LVIII” は 第何回のスーパー・ボールなのか,簡単には分かりません。
自動翻訳機能で スポーツ記事を日本語にしたところ 「3回」としか訳しませんでした。“LV” は無視されました。
“LVIII” は 58です。“L” が 「50」,“VIII” が 「8」 で 「58」 です。
ローマ数字で使用される記号はー(Wikipedia を参考に)
I(1),Ⅴ(5),Ⅹ(10),L(50),C(100),D(500),M(1000) のみで 3,999までの数字を表します。(0を表す記号はない。)
数を10の冪(べき)ごとに,つまり 1000の位の量 + 100の位の量 + 10の位の量 + 1の位の量 と分解し,左からこの順番に書き下します。
それぞれの位の量は更に上記の数字の和に分解され,大きい順に並べて書かれます。5未満は I の繰り返しで表され,5以上は V に I をいくつか加える形で表されます。
また,小さい数を大きい数の左に書くこともあり,この場合,下記のように右から左を減ずることを意味します。(減算則)
IV(4=5-1),IX(9=10-1),XL(40=50-10),XC(90=100-10),CD(400=500-100),CM(900=1000-100)
減算則が用いられるのは 4 (40, 400) と 9 (90, 900) を短く表記する場合だけであり,それ以外で使うことは通常行われません。つまり,8を “IIX” と表記したり,位ごとの分離を破って45を “VL”,999を “IM” と表記することは基本的ではありません。
以上から,1 から 9 とその 10倍と100倍,および1000,2000,3000は 次の表記になります。
これらを組み合わせて,1 から 3999 の値を表記します。表記例を下に示します。
それにしても アラビア数字のすばらしさを実感します。
インド人の “0” の発明も偉大です。
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