« 大谷翔平選手が結婚報告 | トップページ | 「大谷翔平」って 誰? »

2024年3月 1日 (金)

完全な民主主義の下に暮らしているのは世界人口の ・・・ 8% 未満。

日本人は 完全な民主主義の下に暮らしていると評価されているでしょうか?

The Economist’,Feb 14th 2024付け
Where democracy is most at risk
「民主主義が最も危険にさらされている国」
の見出し記事を 拙訳・転載します。

*********************
理論的には,今年は民主主義にとって勝利の年となるはずだ。2024年の国政選挙では,これまで以上に多くの人が投票すると予想されている。しかし,多くの選挙は問題を引き起こす(problematic)だろう。 当社の姉妹会社である ‘EIU’ が発行した今年の民主主義指数によると,70を超える選挙のうち,完全に自由で公正な選挙が期待されるのは43選挙のみであることが示されている。

001_20240218190501

EIU’ は毎年,167 の国と地域を,選挙の公正な運営や市民的自由の保護など,民主主義の実践の強さに応じて 10 段階で評価している。次に,それらを「完全な民主主義(full democracies)」,「欠陥のある民主主義(flawed democracies)」,「ハイブリッド体制(hybrid regimes)」,「権威主義体制(authoritarian regimes)」の 4つのカテゴリーに分類している。215日に発表された最新の報告書は,世界人口の8未満が完全な民主主義の下に暮らしている一方,39.4が権威主義的支配下にあることを示しており,これは2022年の36.9から増加している。以下は,報告書から得られた4つの教訓であり,今後の選挙についての インデックスを明らかにする。

002_20240218190501

まずは国レベルのデータから始める。ノルウェーは依然として最も民主的な国であり,その地位を14年間占め続けている。(北欧5ヶ国はすべてトップ10に入っている。)アフガニスタンは3年連続で最下位となっている。当然のことながら,タリバンは民主主義の健全性に関する ‘EIU’ の尺度のほとんどでゼロに近いスコアしか獲得してない。

0.5ポイント以上改善した国はなかった。 しかし ‘EIU’ は,昨年の議会選挙,地域選挙,政党選挙の成功を受けて,エコノミスト誌の2023年の年間最優秀国であるギリシャを完全民主主義のカテゴリーに昇格させた。 最大の下落率はガボンとニジェールで,どちらも2023年にクーデターを経験した。

003_20240218190501

次のグラフは地域にズームアウトする。西ヨーロッパは依然として地球上で最も民主的な場所である。指数に含まれる西ヨーロッパ諸国の 71% は完全な民主主義国家である。トルコだけがハイブリッド政権である。 (EIUは,トルコが 国連の西ヨーロッパおよびその他の国々のグループに属しているため,西ヨーロッパの一部として数えている。)

他のすべての地域のスコアは低下した。 サハラ以南アフリカの平均スコアは,2006年の指数開始以来最低となった。ラテン・アメリカの低下は最も大きく,8年連続の低下を記録した。 ナイブ・ブクレ氏が憲法に反して大統領再選に立候補した(今月初めに楽々勝利した)エルサルバドルは,この地域で最も成績が悪かった。

004m_20240218190401 3番目のグラフは世界的な傾向を示している。 2023年の平均スコアは5.23で,指数の開始以来最低となった。減少は2016年に始まり,パンデミック中の市民的自由の制限によってさらに悪化した。

2023年,戦争と紛争により世界の民主主義がさらに損なわれた。ウクライナでの戦争は,すでに脆弱な(fragile)民主的制度を弱体化させている(とはいえ,2022年にウクライナを侵略したロシアよりははるかに民主的であることに変わりはない)。 アゼルバイジャンは9月に分離主義者(separatist)のアルメニア民族飛び地(enclave)であるナゴルノ・カラバフ(Nagorno-Karabakh)を征服し,自国とアルメニアの双方のスコアを損ねた。スーダンの内戦とイスラエルのハマスとの戦争はいずれも,この地域の安全と民主主義を脅かしている。

上記の全てことは今年の選挙に何を意味するのだろうか? アイスランドや英国などの最も民主的な国では,有権者が次期政府を選ぶことになる。今年選挙が行われる最低の民主主義の国の一つであるロシアでは,唯一の問題は,その結果が2021年と同じように目に見えて不正な(fraudulent)ものになるかどうかだ。インドや米国など,欠陥のある民主主義国家に分類される国では、依然として選挙が 自由かつ公正であると予想されているが,政治文化やガバナンスなどの指標の他の基準からすると,これらの国には依然として弱点がある。

世界の人口の半分以上が,今年選挙が行われる国に住んでいる。しかし,‘EIUの指標は,民主主義においては量よりも質が勝る(trumps)ことを示している。

(転載了)
****************
「完全な民主主義(full democracies)」と評価された24ヶ国のランキングをスコアと共に次表に示します。
日本は 16番目にランキングされていました。

Ranking_20240218190501

| |

« 大谷翔平選手が結婚報告 | トップページ | 「大谷翔平」って 誰? »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 大谷翔平選手が結婚報告 | トップページ | 「大谷翔平」って 誰? »