“Japan’s Holocaust” が出版された。
櫻井よしこさんが そのXでー
「第2次大戦まで日本は3,000万人を殺害したというとんでもない大嘘を書いた本が3月に出版予定です。『Japan’s Holocaust』で,ナチスのユダヤ人大虐殺は600万人,3,000万人はなんと5倍です。あまりのでたらめさ。日本政府と日本人全員が徹底的に反論すべきです。」と書いています。
これに対して 作者 リッグ氏は-
「はっきり言わせてもらうと,この櫻井という人はバカなのか。彼女はハワイ大学に通っていたということなら,英語を話せる人なので,ワシントンD.C.の国立公文書館に行って,証拠を見てくることをお勧めする。彼女は大日本帝国の犠牲者を否定する偏屈者だ。」と語り,櫻井氏と対談をしたいと申し出ている-
と伝えられています。
Amazon のこの本の広告で,その内容を次のように書いています。
(以下,拙訳します。)
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“Japan's Holocaust: History of Imperial Japan's Mass Murder and Rape During World War II”
「日本のホロコースト:第二次世界大戦中の大日本帝国による大量殺人と強姦の歴史」
Paperback – March 19, 2024
by Bryan Mark Rigg Ph.D. (Author), Andrew Roberts (Foreword)
「日本のホロコースト」は,1927年から 1945年の太平洋戦争およびアジア戦争中の日本の大量殺人と性犯罪を包括的に調査したものである。
「日本のホロコースト」は,5ヶ国の 18以上の研究施設で行われた研究を組み合わせて,1927年から 1945年までの大日本帝国のアジアと太平洋全域での軍拡と無謀な(reckless)作戦中の残虐行為(atrocities)を調査します。 この本は,日本がヒトラーのナチス・ドイツよりもはるかに多くの人々を虐殺して(slaughtering),少なくとも3,000万人の命を奪った(claimed)ことを確認するための,最新の学問と新しい一次研究をまとめたものである。
「日本のホロコースト」は,裕仁天皇が軍団(legions)が犯した残虐行為を知っていただけでなく,実際に彼らに命令したことを示している。南京レイプ(the Rape of Nanking)や他の多くの事件で示されたように,彼らが最も堕落した(depraved)人間の想像の域を超えたとき,彼は彼らを止めるために何もしなかった。「日本のホロコースト」は,南京レイプがアジア戦争中の独立した出来事ではなく,むしろ1927年から1945年までのアジアと太平洋におけるすべての作戦において日本がどのように行動したかを代表するものであったことを,痛ましく詳細に(painful detail)記録する。
この時期,大量殺人(mass murder),強姦,経済搾取(economic exploitation)が日本の手口(modus operandi)であり,ヒトラーの親衛隊 ‘Death’s Head outfits’(頭蓋骨服)がその残虐行為を隠蔽しようとしたのに対し,裕仁の軍団はその残虐行為を大々的に熱狂的に(fanfare and enthusiasm)公然と行った。 さらに,ドイツは第二次世界大戦後,自らの犯罪を償い(atone),その記録を残すために多くのことを行ってきたのに対し,日本は犯罪に対する賠償(reparations)と戦時中の過去について国民に教育する努力において全く恥ずべきこと(disgraceful)を行ってきた。 驚くべきことに(shockingly),日本は概して犯罪者と戦時中の過去を美化(glorify)し続けている。
About the author
ABOUT BRYAN
ブライアン・マーク・リッグは『ヒトラーのユダヤ人兵士(Hitler’s Jewish Soldiers)』の著者であり,この作品は軍事史部門でウィリアム・E・コルビー賞(the William E. Colby Award)を受賞し,NBC-TVの‘Dateline’ で特集され,11カ国語に翻訳されている。彼はまた,『ヒトラーのユダヤ人兵士の生涯: 第三帝国のために戦ったユダヤ系男性の語られない物語(Hitler’s Jewish Soldiers: Untold Tales of Men of Jewish Descent Who Fought for the Third Reich)』と『ヒトラーの兵士に救われたラビ(The Rabbi Saved by Hitler's Soldiers)』の著者でもある。
(転載了)
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By Wikipedia
ブライアン・マーク・リッグ(1971年3月16日生)は,米国の作家,軍事史家,講演者。
イェール大学で歴史学の学士号を取得,ケンブリッジ大学の大学院で1997年に修士号を,2002年に博士号を取得している。米海兵隊で士官としての勤務した経験もある元軍人。
(略)
リッグ氏は著作に加えて,米国陸軍大学,南メソジスト大学,ウェスト・ポイントの陸軍士官学校など,いくつかの大学で歴史学の教授としても働いている。彼は,CNN,NPR,ニューヨーク・タイムズなどのさまざまなメディアに頻繁に寄稿してきた。
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広島と長崎の原子爆弾による死者は 合計 約21万人で,多くは非戦闘員です。
3,000万人に較べれば 大したことはない,ということでしょう。
日本語版の出版は未定のようですが,現代の日本人は この本(に書かれたこと)をどのように評価すべきでしょうか。
事実が証明された資料に基づく反論が期待されます。
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