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2024年4月12日 (金)

アジア系米国人の アメリカン・ドリームは ・・・ 。

Pew Research Center’,Mar.27,2024付け
Key facts about Asian Americans living in poverty
「貧困の中で暮らすアジア系米国人に関する重要な事実」
の見出し調査報告を 下記,拙訳・転載します。

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アジア系米国人は,他の人種や民族と比較すると,教育的および経済的に成功しているとしばしば描かれる。しかし,米国のアジア系グループの経済的地位や教育レベルは それぞれで大きく異なる。実際,ピュー研究所が米国国勢調査局のデータを分析したところ,2022年には230万人以上のアジア系米国人(約10人に1人)が貧困の中で暮らしていた。

我々のデータで,アジア系米国人の経済的苦境の実態について詳しく知ろう。

貧困の中で暮らすアジア系米国人に関する9つの事実を紹介する。

アジア系米国人全体の約10% が貧困の中で暮らしてるが,貧困率は出身グループによって大きく異なる。 2022年に最も貧困率が高かったアジア系米国人グループには,ビルマ人(Burmese)(19)とモン族系(Hmong)米国人(17)が含まれていた。一方,貧困率が最も低かったグループはフィリピン人(7)とインド系米国人(6)だった。

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貧困の中で暮らす25歳以上のアジア系米国人の3分の1は学士号を持っている。 比較すると,貧困の中で暮らしている25歳以上の非アジア人のうち,学士号を持っている人はわずか14だ。

002m_20240329214901 少なくとも学士号を取得した 25歳以上のアジア系米国人は,正式な教育を受けていない人々 (13%) よりも貧困の中で暮らす可能性が依然として低い (5%)

貧困の中で暮らすアジア系米国人の10人中6人近くが移民である。そして,これらの移民の中で英語を堪能に(proficiently)話せる人は比較的少数である。

貧困線以下で暮らす5歳以上のアジア系移民のうち,44のみが英語に堪能である(つまり,英語しか話せないか,英語をとても上手に話せる)。比較すると,貧困ラインを超えている移民の 61% は英語を流暢に話せる。

003m_20240329214901 4 貧困線以下の約100万人のアジア人が米国の10大都市圏に住んでいる。実際,ニューヨーク市,ロサンゼルス,サンフランシスコの 3つの大都市圏だけでも 50万人以上が住んでいる。これらの大都市圏にはそれぞれ約 10万人以上のアジア人が貧困の中で暮らしており,これらを合わせると貧困の中で暮らすアジア系米国人全体の 26% を占める。

カリフォルニア州フレズノ(19),ニューヨーク州バッファロー(18),ペンシルベニア州ピッツバーグ(15)は,アジア系米国人の貧困率が最も高い大都市圏である。それでも,貧困の中で暮らすアジア系米国人の多くは,これらの大都市圏よりもアジア系人口が多い地域に住んでいる。

6 ピュー研究所が2022年と2023年にアジアの成人を対象に実施した調査によると,貧困の中で暮らすアジア人の成人の約10人に8人(79)が,過去12ヶ月間に何らかの経済的困難を経験している。対照的に,貧困線以上で暮らすアジア系の成人の 48% は,同じ経験をしたと答えている。彼らが直面した具体的な経済的問題には次のようなものがある:

004m_20240329214901貧困ラインを超えて暮らすアジアの成人の40と比較して,貧困の中で暮らすアジアの成人の57は緊急事態に備えた貯蓄ができなかった。
42が請求書の支払いが困難であり,これは貧困線以上で暮らしているアジア系の成人で同じ回答をした人の割合(17)の2倍以上だった。
38がフード・バンクや慈善団体から食料を入手しており,これは貧困線以上で暮らすアジア人の割合(6)の約6倍である。

経済的困難は複合的に(in bundles)発生する傾向がある:質問された経済的困難の少なくとも 1つを経験したと答えた貧困の中で生活している人々のうち,65% 2つ以上の経済的困難を経験していた。

7 貧困の中で暮らすアジア人の成人の大多数(61%)は,請求書,住居,食事,雇用について家族や友人に援助を求めている。

005m_20240329214901 また,大部分 (49%) が地方自治体,州政府,または連邦政府に支援を求めたと回答している。小数は,教会や寺院などの宗教機関(21%),またはアジアのコミュニティ・グループ (13%)に援助を求めている。
しかし,貧困の中で暮らすアジアの成人の 19% は,調査で尋ねられた情報源のいずれにも助けを求めていないと述べている。

アジア系移民がなぜ米国に来たのかは,彼らが政府からの援助を受けているかどうかに関係している。 例えば,貧困状態に関係なく,母国での紛争(conflict)や迫害(persecution)を理由に米国に来たアジア系移民全体の 3分の1 は,政府から請求書,住宅,食事,雇用の援助を受けている (33%)。比較すると,教育の機会(14)や経済的機会(16)を求めて来たアジア系移民,または家族と一緒に暮らすために移住したアジア系移民(25)の援助を受ける割合は低い。

貧困の中で暮らすアジア系米国人の約半数(47%)は,アメリカン・ドリームは手の届かないところにあると答えているが,それを達成した(15%),または達成に向かっている(36%)という人もいる。比較すると,貧困線より上で生活しているアジア人は,アメリカン・ドリームを達成するチャンスについてより楽観的である:26%がアメリカン・ドリームは手の届かないところにあると答え,27%がアメリカン・ドリームを達成したと答え,46%が 達成する途上にあると答えている。

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貧困線以下で暮らすアジアの成人も貧困線以上で暮らす成人も,アメリカン・ドリームを実現するために何が重要かについては同様の見解を持っている。貧困の中で暮らすアジア人の大多数の人は,生き方の選択の自由(91),充実した家庭生活(91),子供たちに最高の機会を与えられる(91),そして何の問題もない退職(90)が アメリカン・ドリームに対する彼らの見方にとって重要と答えている。 貧困線を超えて暮らすアジアの成人の間でも,同様の割合で,これらの要素が重要であると述べている。

住宅所有も鍵であると考えられている:貧困の中で暮らすアジアの成人の 81% と貧困ラインを超えて暮らす成人の 87% が,アメリカン・ドリームを考える上で住宅の所有が重要であると述べている。しかし,国勢調査局のデータによると,貧困状態にあるアジアの成人が住宅所有者である可能性は,貧困線を超える人々に比べてはるかに低い(4071)。

(転載了)
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