バイデンとトランプを支持する有権者の違い,特徴など
‘Pew Research Center’,Apr.24,2024付け
“The Biden-Trump rematch”
「バイデン対トランプの再戦」
の見出し調査結果を 下記,拙訳・転載します。
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ジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領の間の大統領選(the presidential contest)は事実上互角(at a virtual tie)となっている。登録有権者のほぼ同じ割合が,バイデンに投票すると答えた(48%)のと同様,トランプに投票すると答えた(49%)。
最近の国政選挙と同様,有権者の性別,年齢,人種,民族,学歴によって候補者の支持には大きな差がある。
Gender/性別
女性と男性の好みは大きく分かれているが,男性(52%)は女性(47%)よりもトランプに投票すると回答する可能性が若干高い。
Race and ethnicity/人種と民族
白人有権者の過半数の56%がトランプに投票すると回答し,42%がバイデンを支持している。 比較すると,ほとんどの黒人有権者(77%)とアジア系有権者(59%)はバイデンに投票すると答えている。
ヒスパニック系有権者の約半数(52%)はバイデンに投票すると答え,44%はトランプに投票すると答えた。
Age/年齢
30歳未満の有権者の約10人に6人(59%)は,今日選挙が行われればバイデンに投票すると答え,38%はトランプを支持すると回答した。他のすべての年齢層の有権者の約半数はトランプに投票すると答えている。
Among 2020 voters/2020 年の有権者のうち
2020年にトランプとバイデンに投票した人の圧倒的多数は,2024年にも同じ候補者を再び支持すると回答しているが,4年前にバイデンを支持していた人は,今日選挙が行われれば投票先を変えると答える可能性が若干高い。
2020年にバイデンに投票した人のうち,7%が今日選挙が行われればトランプに投票すると答えた。 これと比較すると,2020年のトランプ支持有権者の4%が今日バイデンに投票すると答えている。
2020年に投票しなかった登録有権者の間では好みが分かれており,46%がバイデンを支持,48%がトランプを支持している。
Educational differences in candidate support/候補者のサポートにおける学歴の違い
教育は何十年もの間,政治と党派意識の大きな要因となってきた。
4年以上の学位以上の教育を受けた有権者の過半数(57%)がバイデンを支持している。 対照的に,大学の学位を持たない人の同様の過半数(54%)は,今日選挙が行われればトランプに投票すると答えている。
この差は主に白人有権者間の教育格差を反映しており,少なくとも4年制大学の学位を持っている白人有権者の54%がバイデンに投票すると答え,44%がトランプに投票すると答えている。
一方,4年制大学の学位を持たない白人有権者は,トランプに投票すると答える確率(63%)が,バイデンに投票すると言う確率(34%)のほぼ2倍となっている。
白人有権者の候補者の好みにおける教育上の差異は,黒人およびヒスパニック系の有権者間の差異よりもはるかに大きい。 4年制の学位を持つ黒人有権者(79%)と学位を持たない黒人有権者のかなりの割合(76%)が,今日選挙が行われればバイデンを支持すると答えている。
そして,大卒のヒスパニック系有権者(56%)とそうでない有権者(51%)の同程度の割合もバイデンを支持している。
What are 2020 voters’ preferences today?
2020年の有権者の現在の好みは何だろうか?
当然のことながら,2020年にトランプ(94%)とバイデン(91%)に投票した人の圧倒的な割合は,現在も同じ候補者を支持し続けている。
それでも,特に一部のサブグループの間では,小さい割合の好みが変化している。現在,2020年にバイデンを支持した18歳から49歳の登録有権者の10%がトランプ支持,またはトランプ寄りとなっている。
有権者を人種と民族別に見ると,2020年にバイデンに投票したほぼすべての白人有権者(94%)が,現在もバイデンを支持すると答えている。 4年前にバイデンを支持していた黒人(88%),ヒスパニック系(84%),アジア系(85%)の有権者の少数派も同様の意見である。
2020年のトランプ投票者の間では,人種や民族,年齢による2024年の選好に違いはない。
Most voters who changed their vote in 2020 are favoring their 2020 candidate
2020年に投票を変更した有権者のほとんどは 2020年の候補者を支持している
2016年と2020年の両方にトランプに投票した有権者の圧倒的な割合(96%)は,2024年にもトランプに投票すると答えている。2016年にヒラリー・クリントンに投票し,2020年にバイデンに投票した有権者の同様に大多数(95%)は,今日もバイデンに投票すると答えている。
2016年から2020年の間に候補者の好みを変えた有権者も,2020年の候補者を引き続き支持する可能性が圧倒的に高いが,その割合はやや低い。
たとえば,2020年にはトランプを支持したが,2016年には別の人物に投票した有権者の86%が,2024年には再びトランプに投票すると回答している。
2016年にバイデン以外を支持した2020年のバイデン投票者のうち,同様に84%の大部分が,2024年にも再びバイデンに投票すると回答している。
(転載了)
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大まかに言えば,トランプを支持する人のプロファイリングは- 白人,男,高齢,高卒以下 ― になるようです。
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