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2024年5月 9日 (木)

‘Newsweek’ が書いた,大統領在任中のトランプのおバカさんぶり

5年前,‘Newsweekが,大統領在任中のトランプの おバカさんぶりを言語学的低級さで示していました。

NewsweekFeb 26, 2019付け
Trump Speaks At Fourth-Grade Level, Lowest Of Last 15 U.S. Presidents, New Analysis Finds
「トランプ大統領の喋りは過去15人の米大統領の中で最低の小学4年生レベル,新たな分析で判明」
のタイトル記事を 下記,拙訳・転載します。

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ドナルド・トランプ大統領は先週末,自分の人生の成功は「本当に頭が良かったから」だと豪語した(boasted over)が,ハーバート・フーバー(Herbert Hoover)に遡る大統領のスピーチ・パターンの新たな分析によると,コミュニケーション能力は過去15人の大統領の中で最も低い学年レベルにあることが明らかになった。

分析では,各大統領が就任時に話した最初の3万語を評価し,フレッシュ・キンケイドの学年レベルスケール(the Flesch-Kincaid grade level scale)や,英語の難易度を分析する他の20以上の共通テストでランク付けした。トランプ大統領の成績は4年生半ば程度で,6年生程度のレベルで話したハリー・トルーマン(Harry Truman)以来最悪だった。

リストのトップには,基本的に11年生レベルにあったフーバーとジミー・カーター(Jimmy Carter)がおり,3位には米国国民とのコミュニケーションにおいて高い9年生レベルのバラク・オバマ(Barack Obama)が入った。

フレッシュ・キンケイド・スケールは,訓練マニュアルの相対的な難易度を評価するために,1975年に米国海軍のために開発された。比類のない ‘factba.seファクト・ベースによって編集されたトランプ大統領の言葉のデータベースは,昨日,「天才」であるという大統領の主張に応えて比較分析を実行した。

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上図中ー
   LBJLyndon B. Johnson(リンドン・ジョンソン)
   FDRFranklin D. Roosevelt(フランクリン・ルーズベルト)

トランプ大統領は,マイケル・ウルフ(Michael Wolff)の衝撃的な(bombshell)新著で,自身のチームのメンバーがトランプ氏を「愚か者(dumb)」や「間抜けなやつ(dope)」と呼んだという記録上の疑惑に対して激しく反発している。
土曜日朝のツイートで,トランプは「最初の試みで(on my first try)」大統領に選出されたことを人々に思い出させた。

「賢いと言うより,天才と言えると思う ・・・ そしてその点では非常に安定した天才だ!」 彼はまた,「私の人生を通じて,私の2つの最大の財産は精神の安定と,本当に賢いことだ。」とツイートした。

その後のキャンプ・デービッドでのコメントの中で,彼は自分が「非常に優秀な(excellent)学生」であり,「世に出て,何十億ドルも稼いだ … 一度大統領に立候補して当選した。」と付け加えた。

Factba.se’ は,大統領図書館から一般に入手可能な資料を使用し,1929年のフーバーまで遡る大統領記者会見を含むカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の歴代大統領のインタビュー,スピーチ,記者会見を含む米国大統領プロジェクトを含んでいる。

同ウェブサイトは過去2人の大統領がソーシャル・メディア上で発表したコミュニケを除外し,調査対象を記者会見やその他の公の場で発せられた台本なしの言葉に限定した。

この評価は,フレッシュ・キンケイド以外にもさまざまな辞書学的(lexicological)分析を通じて実行されたが,結果は同じだった。いずれの場合も,トランプ氏は最低(dead last)だった。 また,トランプ大統領は「固有の単語(unique words)」(2,605語)の使用が歴代大統領の中で最も少なく(オバマが4,869語で最高),平均音節数が最も少ない単語を使用しており,積極的に多音節を使用しているフーバーの1.57語と比較して1単語あたり1.33音節であった。

「あらゆる測定基準と方法論をテストした結果,『台本から外れた(off-script)』単語,つまり講演者のために事前に準備して書かれた可能性がはるかに低い単語を測定した場合,ドナルド・トランプの語彙と文法構造は,ハーバート・フーバー以降のどの大統領よりもはるかに単純で多様性に欠けている。」と‘Factba.seCEOBill Frischlingは書いている。 「トランプと次に近い大統領との間のギャップは,フレッシュ・キンケイドを使用した他のどのギャップよりも大きい。統計的に言えば、重大なギャップがある。」

ホワイト・ハウスはウルフ氏の著書『炎と怒り(Fire and Fury)』に激怒しているが,この本はウェスト・ウィングの内部関係者が大統領を信頼していないことに関し 説得力のある主張をしている。
国家安全保障担当補佐官HRマクマスター(H.R. McMaster)は11月にトランプ大統領を「幼稚園児(kindergartener)」の知性を持つ「バカ(idiot)」と呼んだと伝えられている。 レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官は大統領を「クソ馬鹿(fucking moron)」と呼んだと伝えられている。
また,トランプ大統領の国家経済会議委員長ゲイリー・コーン(Gary Cohn)は,ホワイト・ハウスがカオス(in chaos)の状態だ,と電子メールに書いたとされている。

「想像以上にひどい状況だ。ピエロに囲まれた愚か者だ。」とコーンは書いた。「トランプは何も読まない― 1ページのメモも,短い政策文書も,何も読まない。世界の指導者たちとの会合の途中で,退屈して立ち上がる。そして彼のスタッフも同様だ。」
そのスタッフの1人であるスティーブン・ミラー(Stephen Miller)は,日曜日のCNNの一般教書トーク番組で司会者のジェイク・タッパー(Jake Tapper)と口論になり,物理的に退場されなければならなかった。 ミラーは具体的な問題について言及することを拒否したが,繰り返し大統領を擁護した。

(転載了)
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大統領に知性を求めない米国民が存在することは間違いないようです。

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