民主主義への満足度は経済状態に比例?
‘Pew Research Center’,June 18,2024付けで
“Satisfaction with democracy has declined in recent years in high-income nations”
「高所得国では近年,民主主義に対する満足度が低下している」
の見出し,調査報告がありました。
下記,拙訳・転載します。
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世界中の人々は,一般的に代議制民主主義は自国を統治する良い方法だと考えている。しかし,ピュー研究所の最新調査が明らかにしたように,多くの人々がそのやり方に不満を抱いている。そして,いくつかの高所得民主主義国では,不満が高まっている。
2017年以来,我々は12の経済的に先進的な民主主義国の人々に,自国の民主主義の状態にどの程度満足しているかを定期的に尋ねてきた。全体として,これらの国の満足度は2017年から2019年にかけて低下したが,2021年のCOVID-19パンデミック中に回復した。
しかし,2021年以降,これらの国の人々は民主主義に対する不満を募らせている。2021年には,これらの12か国の平均49%が自国の民主主義のあり方に満足していたが,現在では,この見解を持つ人はわずか36%である。(2024年の調査は,6月の欧州議会選挙前に実施された。)
我々が継続的にこの質問をしている12ヶ国のうち9ヶ国では,満足度が2021年よりも低下している。これには,満足度が2桁低下した6ヶ国(カナダ,ドイツ,ギリシャ,韓国,英国,米国)が含まれる。
調査対象の12ヶ国のうち,満足度が向上した国は1ヶ国もない。
How does satisfaction with democracy vary today?
今日,民主主義に対する満足度はどのように変化しているのだろうか?
当センターが長期にわたる民主主義への満足度について一貫して質問してきた12ヶ国に加え,今年は他の19ヶ国でも同じ質問をした。2024年春に調査した31ヶ国では,中央値で54%が民主主義に不満があると答え,45%が満足していると答えた。
地域別に見ると,ヨーロッパでは意見が大きく異なっている。スウェーデン人の 75% が自国の民主主義に満足しているが,ギリシャではわずか 22% である。アジア太平洋地域でも同様で,インド人とシンガポール人の 4分の3以上が自国の民主主義のあり方に満足しているが,日本人は 31% に過ぎない (この調査はインドの最近の選挙前に実施された)。
サハラ以南のアフリカとラテン・アメリカでは,南アフリカ人,チリ人,コロンビア人,ペルー人の約 3 分の 2以上が自国の民主主義について否定的な見解を示している (南アフリカでの現地調査も同国の最近の選挙前に実施された)。
民主主義の仕組みに対する人々の感情は,経済の仕組みに対する人々の考えと強く関連している。調査対象となった 31ヶ国すべてにおいて,国の経済を否定的に評価する人々は,肯定的に評価する人々よりも,民主主義に不満を抱いている可能性が高くなっている。
同様に,自国の政権政党に対する人々の感情は,民主主義の評価と関連している。27ヶ国では,政権党または連立政権の支持者は,特に,民主主義の仕組みに満足していると答える傾向がある。
アルゼンチン,チリ,フランス,ドイツ,オランダ,ポーランド,スペイン,米国の8ヶ国では,教育水準の低い人は,教育水準の高い人に比べて,自国の民主主義のあり方に満足していない。また,アルゼンチン,チリ,コロンビア,ドイツ,ペルー,シンガポール,韓国の7ヶ国では,35歳未満の成人は,50歳以上の人に比べて民主主義に満足している。調査対象の他の国では,教育水準や年齢による違いはほとんど見られない。
(転載了)
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日本人が 先進国で特に 満足度が低いのは何故?
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