世界で住みやすい都市 トップ 20
‘Forbes’,Jun 27, 2024付け
“The 20 Best Cities To Live In The World, Ranked In A 2024 Report”
「2024年版レポートでランク付けされた世界で最も住みやすい都市トップ20」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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世界で最も住みやすい都市はどこだろうか? 毎年,‘the Economist Intelligence Unit’ (EIU) は世界中の都市の住みやすさ(liveability)を評価し,待望の 2024年世界住みやすさ指数(Global Liveability Index 2024)を発表した。
EIU のレポートでは,安定性(stability),医療(healthcare),文化(culture),環境(environment),教育(education),インフラ(infrastructure)など,いくつかのカテゴリに分かれた 30の指標を使用して 173都市を調査し,100点満点でランキング付けしている。その目的は? これらの都市がいかに住みやすいかを示すことである。
The World’s Best City to Live
文化の豊かさ(cultural richness)と不可欠な公共サービス(essential public services)の比類ない融合で知られるオーストリアのウィーンは,3年連続で,世界で最も住みやすい都市の称号を獲得した。
「今年もウィーンは5つのカテゴリーのうち4つで満点(100点)を獲得したが,文化と環境のスコアは大きなスポーツ・イベントがなかったため,満点ではなく93.5点だった。」とEIUの産業担当副ディレクター,バルサリ・バタチャリヤ氏はインタビューで語った。
全体的に,西ヨーロッパは依然として世界で最も住みやすい地域であり,上位 20位に 8つの都市がランクインしている。リストの 2位は,デンマークのコペンハーゲンで,これも 3年連続である。スイスのチューリッヒは,オーストラリアのメルボルンを追い抜いて,2024年のリストで 3 位になった (2022 年も3位だった)。
Global Trends(世界的傾向)
では,世界の住みやすさについて,この調査結果は何を物語っているのだろうか。今年のレポートでは,主に発展途上国における医療と教育の大幅な改善によってもたらされた,前向きな傾向が明らかになった。しかし,これらの向上は,いくつかのトップクラスの都市のスコアの低下によって,いくらか相殺されている。地政学的リスクも,全体的な指数に影響を与えた。
「世界の住みやすさ(Global liveability)は過去1年間でわずかに上昇したが,安定に対するリスクは残っている。」とバタチャリヤ氏は言う。「高インフレと金利やその他の経済的逆風により,世界中で抗議活動が頻繁に起こっている。」
バタチャリヤ氏によると,今年の結果で意外だったのは,「全体的に,発展途上国の都市では住みやすさの水準が大幅に改善されているのに対し,裕福な国の都市ではスコアが低下している。」ということである。
The Best Cities to Live in the U.S.
今年も米国は「住みやすい都市」ランキングのトップ20には入らなかったが,順位は上がり,ホノルルが2年連続で米国で最も住みやすい都市のトップに輝いた。ホノルルは総合ランキングで23位にランクインし,総合25位だった2023年から2ポイント上昇した。ホノルルは充実した教育施設のおかげで好成績を収めた。また,米国の他の都市と比較して,安定性でも高い評価を得た。
米国における注目すべき傾向の 1 つは,小規模な都市が大都市を上回る傾向があることである。トップのホノルルのほか,ピッツバーグ (第3位),ボストン (第7位),ミネアポリス (第10位) が,米国で移住したい都市のトップ10 にランクインした。「米国で最も人口の多い都市,たとえばニューヨーク (第 70位) やロサンゼルス (第58位) は,文化的な面では優れたスコアを獲得しているが,安定性とインフラの評価は低い。」とバタチャリヤ氏は言う。
北米全体でスコアは低下したが,特にカナダでは住宅が大きな理由だった。トロントは2023年のトップ10から2024年には12位に落ちた。「今年の指数で北米のスコアが低下した主な理由は,住宅供給が少ないためカナダのインフラ・スコアが低下したことだ。」とバタチャリヤ氏は言う。
「他の先進国と同様に,カナダの住宅価格の伸びはパンデミック中に著しく加速し,住宅ローン(mortgages)はかなり安かった。住宅供給の低さと人口増加の勢いが相まって,移民の増加も追い風となり,空室率は過去最低を記録した。」
米国ではいくつかの問題が関係していた。「米国の都市は,我々の指標のスコアに影響を与える,確率した構造的な問題をいくつか抱えている。」とバタチャリヤ氏は言う。「その最たるものは,社会不安の発生率が高いことである。これは,人種的不平等に根ざしていることが多い。さらに、銃規制法が弱いため、犯罪は暴力的で致命的になりやすく,社会の結束を弱めている。」
The Biggest Changes(最大の変化)
ヨーロッパは8都市がランクインし,上位20位を独占しているにもかかわらず,安定性スコアの悪化により,総合スコアが最も大きく低下するなど,課題に直面している。極右過激主義からEUの農業政策に至るまで,西ヨーロッパ全域で抗議活動が急増していることは,将来の安定を脅かす可能性のある根底にある社会的緊張を反映している。
世界的に最も大きく順位を上げたのが香港で,安定性のスコアが向上した。香港では医療施設もここ数年で改善している。「2019年以前のスコアには戻っていないものの,香港の政治情勢は安定しており,大規模な抗議活動による混乱のリスクは今や無視できるほど小さくなっている。」とバタチャリヤ氏は言う。「国家安全法(the national security law)と2024年初めに導入された地方規制により,政治的安定が回復した」
しかし,香港には欠点(drawbacks)もあるとバタチャリヤ氏は言う。「このスコアの変化は香港の市民社会に対する大きなトレードオフを反映しており,これは我々が別途発表した民主主義指数における香港のスコアの急落からも明らかだ。」
一方,中東および北アフリカ地域では対照的な状況が見られる。イスラエルとハマスの間で続く紛争はテル・アビブに大きな影響を与え,同市は20位も順位を下げて112位となった。
一方,ドバイやアブダビなどの湾岸都市では,住みやすさのスコアが大幅に向上している。「今年,ドバイはアブダビに続き,当社の指標で住みやすさの最高レベル(スコア80以上)を達成した。両都市とも,安定性,インフラ,教育のスコアが高く,過去数年間で全体的な評価が着実に向上している。」とバタチャリヤ氏は言う。
サウジアラビアも好成績を収めている。「過去数年間,サウジアラビアの都市は,外国人観光客や駐在員にとってより魅力的になり,経済を多様化するために,国内のインフラ,教育,健康に多額の投資を行ってきた。」とバタチャリヤ氏は言う。「こうした努力が報われ,ランキングが上昇した。」
Ranked: The 20 Best Cities To Live in the World
ランキング: 世界で最も住みやすい都市トップ 20
1. Vienna, Austria
2. Copenhagen, Denmark
3. Zurich, Switzerland
4. Melbourne, Australia
5. Calgary, Canada (tied with Geneva)
5. Geneva, Switzerland (tie)
7. Sydney, Australia (tied with Vancouver)
7. Vancouver, Canada (tie)
9. Osaka, Japan (tied with Aukland)
9. Auckland, New Zealand (tie)
11. Adelaide, Australia
12. Toronto, Canada
13. Helsinki, Finland
14. Tokyo, Japan
15. Perth, Australia
16. Brisbane, Australia
17. Frankfurt, Germany (tied with Luxembourg)
17. Luxembourg, Luxembourg (tie)
19. Amsterdam, Netherlands
20. Wellington, New Zealand
Ranked: The 10 Best Cities To Live In The U.S.
1. Honolulu, Hawaii (overall ranking: 23)
2. Atlanta, Georgia (overall ranking: 29)
3. Pittsburgh, Pennsylvania (overall ranking: 30)
4. Seattle, Washington (overall ranking: 34)
5. Washington D.C. (overall ranking: 38)
6. Chicago, Illinois (overall ranking: 39)
7. Boston, Massachusetts (overall ranking: 45)
8. Miami, Florida (overall ranking: 47)
9. San Francisco, California (overall ranking: 49)
10. Minneapolis, Minnesota (overall ranking: 50)
(転載了)
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過去,行ったことがある都市は-
“Vienna, Austria”,“Sydney, Australia”,“Perth, Australia”,“Frankfurt, Germany”,“Amsterdam, Netherlands” です。
全て 良い都市でした。
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