今年も ヨーロッパに熱波が - 。
‘euro news’,Aug.1,2024付けで
“Spain, France, Germany: Heatwaves sweep across Europe with devastating consequences”
「スペイン,フランス,ドイツ:熱波がヨーロッパを襲い,壊滅的な結果をもたらす」
の見出し記事が掲載されました。
下記,拙訳・転載します。
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スペインの気象庁は,気温が10月まで平年より高くなる可能性があると警告した。
スペインからドイツまで熱波警報が発令されており,ヨーロッパの灼熱の夏は終わりが見えていない。
パリでも,オリンピック選手たちは灼熱の中で競技を強いられている。気候学者グループ「ワールド・ウェザー・アトリビューション(WWA:World Weather Attribution)」によると,人為的な気候変動がなければ「事実上不可能(virtually impossible)」だったであろう極度の暑さだ。
猛暑の影響で 地中海全域で干ばつ(droughts)や山火事(wildfires)が発生しており,一部の地域では8月中,さらにそれ以降も続く見込みだ。
世界保健機関(WHO)が本日発表した報告書によると,近年,ヨーロッパでは猛暑により年間175,000人以上が亡くなっており(claims),その数は急増する見込みである。
Spain: Temperatures could surpass 43C
スペイン:気温が43度を超える可能性
スペイン気象庁(AEMET:Spain’s Meteorological Agency)は,南東部の気温が43℃ に達する恐れがあるため,黄色,オレンジ色,極赤色(extreme red)の熱波警報を発令した。
8月の大部分は,東海岸,南部,中央部で猛暑(sweltering highs)が予想されており,木曜日にはピークに達し,AEMETの気象観測所9ヶ所のうち1ヶ所で40℃以上に達する。
最も大きな被害を受けるのは,グレナダのバサとムルシア北西部である。
バルセロナの気温は火曜日に記録を更新し,40℃を超えた -これは,記録が始まって以来少なくとも110年間でカタルーニャの首都が経験した最も暑い日だ。
AEMETによると,スペインの大半の地域で10月まで気温が平年より高くなる見込みだ。
Italy: Rome under maximum heat warning
イタリア:ローマに最高熱警報
イタリアの首都ローマが熱波に見舞われる中、ヘリコプターと消防車が水曜日にローマ北西部で発生した大規模な火災に消火活動を行った。
同市は最高気温警報が出されており,木曜日と金曜日には気温が30℃台後半になると予想されている。
フィレンツェ,ボローニャ,ミラノ,トリノも赤色警報が出されている都市に含まれる。
モンテ・マリオの火災は鎮火したが,ローマとその周辺地域では山火事に対する警戒が続いている。
イタリア南部は干ばつが続いており,シチリア島の農家は深刻な水不足のため家畜(livestock)の屠殺や売却を余儀なくされている。
Germany: Heat warning issued as temperatures creep over 35C
ドイツ:気温が35℃を超え,熱中症警報発令
暑さに直面しているのは南ヨーロッパだけではない。ドイツ気象局(DWD)は,国内の一部地域で気温が35℃を超えると警告を発した。
水曜日は今年最も暑い日になると予想されており,特に南西ドイツでは暖かい空気が北上するため,今日雷雨と大雨に見舞われるだろう。
キャンペーン団体は,ドイツは熱波に対する備えが不十分だと警告しており,フランクフルトのゼンケンベルク自然研究協会は,山火事の脅威が高まる中,早期警報システムの開発を促している。
一方,環境非営利団体のドイツ環境保護団体は「熱チェック」を発表し,分析対象となったドイツの190都市のうち,暑さから住民を適切に保護しているのは半分以下だと明らかにした。
フランクフルトやシュトゥットガルトのような都市では,住みやすいようにするために,舗装されていない地面や緑地を増やす必要があると彼らは言う。
France: Extreme heat hits Paris Olympics
フランス:パリオリンピックに猛暑が襲来
パリではオリンピックが引き続き開催されており,今週 気温は35℃に達した。
WWAは,気温の上昇が選手のパフォーマンスに影響を及ぼし,熱中症の増加につながる可能性があると警告している。
フランス南東部も異常気象に直面しており,少なくとも8月4日までは気温が40℃まで上がると予想されている。気象庁はコルシカ島,プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール,オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ,オクシタニー地方にオレンジ色の熱波警報を発令した。
「2024年7月に地中海で起こるような猛暑はもはや珍しい現象ではない」とWWAは述べている。「ギリシャ,イタリア,スペイン,ポルトガル,モロッコを襲う同様の熱波は,現在の気候では平均して10年に1回程度発生すると予想されている。」
「気候変動がなかったら,10年に1度の7月の猛暑は3度低かっただろう。」と付け加え,化石燃料の燃焼を早急に止めるよう促している。
(転載了)
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日本でもそうですが 暑さで死者が出る状況は あらゆる意味で 文明の存在が疑われる。
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