「適材適所」は “Round nail in a round hole” ?
BS11 で カナダのドラマ「刑事マードックの捜査ファイル」(シーズン4,4話)『愛憎の館』(‘Murdoch Mysteries’ : Season 4, Episode 4 - “Downstairs, Upstairs”) を観ました。
この中で 字幕に「だが 適材適所だ」と流れるシーンがありました。
「適材適所」と訳した英語の台詞が何なのか,聴いてみました。
前後のシーンと共に-
I've no doubt you actually believe that.
“We belong where we belong.” と言っていました。
何となく そんな意味に聞こえます。
何となく そんな意味に聞こえます。
約60年前の高校生時代,「適材適所」の英訳を “Round nail in a round hole.” と覚えました。
覚えましたが,過去 一度も見たことも,聞いたことも,使ったこともありません。
今回,調べて この 慣用表現を見つけることはできませんでした。
60年の間に 消えた表現?
「適材適所」としては “the right person in the right place”,あるいは それに近い表現が示されています。意味,そのままです。
ただ,「彼では 適材適所というわけにはとてもいかない。」の英訳で
“He is a square peg in a round hole.” と言う文がありました。
“nail” が “peg” になっていますが,同じようなものでしょう。英文Wikipedia には 次の説明がありました。
"Square peg in a round hole" is an idiomatic expression which describes the unusual individualist who could not fit into a niche of their society.
(「丸い穴に四角い釘(を差し込む)」とは,社会の隙間に収まることができなかった異常な個人主義者を表す慣用表現。)
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