どの機関も 今年の8月，あるいは夏が 記録上 もっとも暑かった－ と発表

‘NOAA（National Oceanic and Atmospheric Administration）’，September 12, 2024付け
“Earth had its hottest August in 175-year record”
「地球は175年間の記録の中で最も暑い8月を経験した」
と報告した。

下記，拙訳・転載します。
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Summer 2024 was Northern Hemisphere’s warmest on record
2024年の夏は北半球史上最も暖かい夏となった

科学者らと米国海洋大気庁（National Oceanic and Atmospheric Administration：NOAA）の国立環境情報センター（National Centers for Environmental Information：NCEI)のデータによると，このうだるように暑い（sweltering）8月は記録的な暖かさが続いた15ヶ月目でもあり，北半球の気象学的記録上 最も暑い夏を締めくくった（wrapped up）。

NOAA の最新の月次世界気候レポートのハイライトは次のとおりである:

Climate by the numbers
数字で見る気候

August 2024
2024年8月

8月の世界の陸地および海面の平均気温は，20世紀の平均気温 60.1℉ (15.6℃) より 2.29℉ (1.27℃)，世界気候記録の中で最も暖かい 8月となった。今年の 8月は，世界最高気温記録（record-high global temperatures）の15ヶ月連続の月となり，それ自体が連続記録（record streak）である。

ヨーロッパとオセアニアでは記録上最も暖かい 8月となり，アジアでは 2番目に暖かい 8月で，アフリカと北米ではそれぞれ 3番目に暖かい 8月となった。

Season (June–August 2024) | Year to date (YTD, January–August 2024)
シーズン (2024年6月～8月) | 年初来 (YTD，2024年1月～8月)

2024年6月～8月は，北半球の記録上最も暑い夏となり，平均気温より 2.74℉(1.52℃) 高くなった。南半球の冬でもあるこのシーズンは，南半球の記録上最も暖かい冬となり，平均気温より 1.73℉ (0.96℃) 高くなった。

世界的には，今年の8月までの累計気温は20世紀の平均気温57.3℉（14.0℃）を2.30℉（1.28℃）上回り，これまで記録された中で最も暖かい累計気温となった。NCEIの世界年間気温見通しによると，2024年が記録上世界で最も暖かい年となる可能性は97%である。

Other notable climate events
その他の特筆すべき気候上の現象

海氷面積は引き続き小さいままである：世界の海氷面積（被覆率：coverage）は過去46年間で2番目に小さい 832万平方マイルで，1991～2020年の平均より105万平方マイル小さいものだった。北極の海氷面積は平均を下回り，過去4番目に小さい記録となった。一方，南極の面積も平均を下回り，過去2番目に小さい記録となった。

熱帯地方では平年並みの8月だった：8月には15の命名された嵐が世界中で発生し，これは1991～2020年の平均に近い。大西洋海盆（Atlantic basin）では8月に2つの熱帯サイクロンが発生した：フロリダ州に上陸した（made landfall）カテゴリー1のハリケーン「デビー（Debby）」と，バミューダ諸島に上陸したカテゴリー2のハリケーン「エルネスト（Ernesto）」である。東太平洋では7つの熱帯低気圧が発生し，これは平年を大幅に上回っている。西太平洋では5つのサイクロン，北インド洋では1つのサイクロンが発生した。

（転載了）
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今年（2024年）の世界の気温が，記録上 もっとも暖かい年になるこは ほぼ確実のようです。