「タコ養殖禁止法」の理由は?
カリフォルニア州でタコの養殖と養殖タコの取引を禁止する法律が成立したとのことで,米国ではワシントン州に次いで2州目で ハワイでもその動きがあるようです。
その理由をTVの報道で伝えていましたが よく理解できませんでした。
‘NBC Los Angeles’,Sept.30,2024付けで
“Why did Newsom sign an octopus farming ban in California? Here's why”
「ニューサム知事はなぜカリフォルニア州でタコ養殖禁止令に署名したのか?その理由は-」
の見出し記事があったので読んでみました。
理解できるでしょうか?
下記,拙訳・転載します。
**********************
タコは平均的なカリフォルニア州民の食事には含まれないかもしれないが,新法の支持者たちはタコ養殖は非人道的だ(inhumane)と主張した。
ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事は月曜日(9月30日),タコの養殖と養殖タコの販売を禁止する法案に署名し,法律として成立させた。
カリフォルニア州タコ虐待反対法(OCTO:Oppose Cruelty to Octopuses)としても知られるAB 3162は,オックスナード(Oxnard),ベンチュラ(Ventura),チャンネル諸島(the Channel Islands)を含む第38選挙区を担当するスティーブ・ベネット下院議員が起草したもので,何人も食用のためのタコの水産養殖(aquaculture)に従事することは違法とされる。
この新法では,タコ養殖場からのタコを故意に(knowingly)販売することを事業主や運営者に禁じている。
タコは平均的なカリフォルニア人の食事には含まれていないかもしれないが,AB 3162 を支持する人々は,過去 50年間に人間の食用としての海生動物の人気が爆発的に高まったため,タコの養殖開発への関心も高まっていると主張している。
タコ養殖を禁止する新しい法律は,当初,高い認識能力(cognitive ability)を持つことで知られるタコに対する残酷さ(Cruelty)と環境への懸念という 2つの理由に基づいて提案された。
「タコは地球上で最も知的で(intelligent)複雑な(complex)生物の一つである。タコの養殖は非人道的(inhumane)であるだけでなく,重大な環境リスクをもたらす。」と,この法案を提出したローラ・フリードマン(Laura Friedman)下院議員は動物愛護団体(animal advocacy group)に語った。「実証されていない『養殖』方法に頼ってタコを育て,殺すのではなく,海洋生物(marine species)が回復できるよう海洋生態系を保護するべきだ。」
カリフォルニア州では大規模なタコの養殖や収穫は知られていないが、この法律は動物福祉を促進するための積極的な措置となり、カリフォルニア州は米国で2番目にタコの養殖を禁止する州となるだろうと支持者は述べた。
法案の起草者は,養殖施設は窒素やリンの流出のリスクがあり,それが汚染や藻類の大量発生につながり,カリフォルニア州の海洋生態系に壊滅的な打撃を与える可能性があるため,タコの養殖は環境にも影響を及ぼすと述べた。
新法では,1日の制限が35匹を超えない限り,州の水域で許可証があればタコを釣ることは依然として認められている。
この法案に反対する者はおらず,多くの環境保護団体がこの法案を支持した。
この法律は2025年1月1日に施行される。
(転載了)
********************
やはり よくわかりません。
特に「タコは地球上で最も知的で複雑な生物の一つであって,その養殖は非人道的だから・・・ 」 という理屈は ―。
米国人は 自分が食べる習慣のない生物(鯨を筆頭に)の捕獲や養殖を禁止する傾向があるのでは?
2017年06月の新聞に
「日本水産は8日,マダコの完全養殖技術の構築に成功したと発表した。マダコ完全養殖は難しく,世界的に成功事例が1件あるのみで,その後も進展していないのが現状。同社は今年4月,2016年4月にふ化した成魚由来の卵から,数万尾のマダコ幼生が誕生し,完全養殖に成功した。ニッスイ中央研究所大分海洋研究センターが研究を続けてきた。」とありました。
その後は わかりません。
又,2023年に「東海大学海洋学部の秋山教授らがまとめたマダコの養殖に関する論文が日本水産学会論文賞を受賞した。」という報道がありました。
日本は 諦めてないようです。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- ウィンブルドンの “All-White Dress Code”(2026.07.20)
- 中国/習の好感度の向上は 米国/トランプの反動?(2026.07.22)
- 信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)(2026.07.19)

コメント