文字通りではない英語の表現,慣用句など
‘KAPLAN INTERNATIONAL LANGUAGE’ のサイトから
“Popular English Idioms and Expressions”
「よく知られている英語のイディオムと表現」
を下記,拙訳・転載します。
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イディオムとは,単語の意味を超えた意味を持つフレーズで,特定の状況や物事を説明するために比喩的に(figuratively)使われる表現やフレーズである。意図された意味を知らずに理解するのはかなり難しいかもしれないが,英語でより多彩なイメージを描き出す。自分でイディオムを使うことで,ネイティブ・スピーカーのように話せるようになる。以下の人気のイディオムのリストから,あなたが知っているイディオムの数を確認してください。
1. Caught between a rock and a hard place(岩と硬い場所に挟まれる)
難しい決断や,2つの事柄のどちらかを選ぶことができない苦境を説明するために使用される-苦境に陥る,進退窮まる,板挟みになる。
Example: “I feel like I’m caught between a rock and a hard place. I can’t make a decision.”
例: 「板挟みになっているような気がする。決断できない。」
2. Cut to the chase(追跡を絶つ)
話している内容の最も興味深い部分に到達するため-遠回しな言い方をやめる,さっさと[ずばり]要点を言う。
Example: “Let’s cut to the chase Anna. Where did you go after class?”
例: 「本題に入ろう,アンナ。授業の後はどこに行った?」
3. A blessing in disguise(幸運の裏返し)
最初は非常に否定的に思えたものが、肯定的な結果をもたらすこと。
Example: “Failing my test was a blessing in disguise. It’s made me want to work harder for next time.”
例: 「試験に落ちたのは幸運だった。次回はもっと頑張ろうと思った。」
4. Good shout
通常,良いアイデアに対する応答として使用される - 良い考えだ,その通りだ。
Example: “It was a good shout to eat before watching the movie.”
例: 「映画を見る前に食事をするのは良い考えだった。」
5. Cat got your tongue(猫があなたの舌を掴んだ)
ショックを受けて話すことができない人を表すときに使われる-〔恥ずかしくて〕口が利けない[利けなくなってしまう]。
Example: “What’s the matter Sandy, cat got your tongue?”
例: 「どうしたの サンディ,猫があなたの舌をつかんだの?」
6. All ears
すべてを放り出して人の話を聞くと,その人はたいてい何か本当に興味深いことを言っているものである- 一心に耳を傾ける、熱心に傾聴する。
Example: “How did the interview go? I’m all ears.”
例: 「面接はどうだった? 耳を傾けて聞くよ。」
7. Brainstorm
通常,アイデアを生み出したり問題を解決したりするためにグループをまとめることを指す。
Example: “Are you attending the brainstorming session later today James?”
例: 「ジェームス,今日,後で行われるブレインストーミング・セッションに参加する?」
8. As poor as a church mouse(教会のネズミのように貧しい)
教会の司祭や雇用人は慈善的な生活を送っていると考えられ,お金や良い食べ物はあまり持っていないはずである。教会に住むネズミは食べ物をほとんど見つけることができないはずだ。つまり,お金があまりないということ - 非常に貧しい,生活に窮して。
Example: “After paying the rent this month, I feel as poor as a church mouse.”
例: 「今月の家賃を払った後,私は教会のネズミのように貧乏だと感じている。」
9. Break a leg (脚を折る)
文字通りの意味とは全く異なる。幸運を意味し,通常は演劇などの大きなイベントの前に誰かに言われる - 頑張る,うまくやる。
Example: “Have fun during the performance, break a leg!”
例: 「パフォーマンスを楽しんで,頑張って!」
10. Rub salt in the wound (傷口に塩を塗る)
この慣用句にはさまざまなバリエーションがあるが,すべて同じ意味である。すでに苦痛なところをさらに苦痛にすることを意味する。
Example: “To rub salt in the wound, after the meeting, she said that she didn’t like my idea at all.”
例: 「傷口に塩を塗り込むように,会議の後で 彼女は私のアイデアがまったく気に入らないと言った。」
11. Ants in your pants(パンツの中の蟻)
非常に落ち着きがなく,よく動き回る。また,何かに対して過度に興奮している様子を表すときにも使われる - そわそわした[じっとしていられない・落ち着かない]気持ち。
Example: “Bettina looked like she had ants in her pants after eating too many Haribo bears.”
例: 「ベティナはハリボー・ベア(グミ)を食べ過ぎて,じっとしていられないようだった。」
12. Birthday suit(生まれたときの服)
生まれた日と同じように裸でいること-裸。
Example: “Giorgia's son runs around in his birthday suit all the time.”
例: 「ジョルジアの息子はいつも裸で走り回っている。」
13. Dime a dozen(1ダース 10セント)
非常に一般的であること ― 簡単に手に入るもの,ありふれたもの。
Example: “In Rome, museums are a dime a dozen.”
例: 「ローマには美術館が山ほどあります。」
14. A New York minute
何かがすぐに起こる,または起こるであろうこと - あっという間に,(今)すぐに。
Example: “Anything can happen in a New York minute.”
例: 「今すぐに 何かが起こるかも知れない。」
15. To feel like a million dollars(百万ドルの価値があるように感じる)
素晴らしい気分になること ― とても体調[気分]が良い。
Example: “After my massage, I felt like a million dollars.”
例: 「マッサージを受けた後,気分は最高だった。」
16. To play ball
誰かと協力すること。
Example: “The landlord agreed to play ball with us about having the kitchen sink fixed.”
例: 「家主は,台所のシンクの修理について私たちと協力することに同意した。」
17. To run interference ( 妨害行為を行う)
2つの異なる人/グループの間を行き来して情報を共有すること。
Example: “Shirin ran interference between the two disagreeing teams.”
例: 「シリンは意見の合わない 2つのチームの間に介入した。」
18. The big leaues(ビッグ・リーグ)
非常に成功している、または重要なグループ
Example: “Alana felt like she was in the big leagues when she moved from the countryside to the city.”
例: 「アラナは田舎から都会に引っ越したとき,自分がメジャーリーグにいるような気分になった。」
19. Green thumb(緑色の親指)
植物を育てるのが得意な人を表すときに使われる - 園芸の才。
Example: “Robert is an expert gardener. Everyone says he has a green thumb!”
例: 「ロバートは熟練した庭師である。みな,彼は園芸が上手だと言っている!」
20. Yellow-bellied (腹の黄色の)
誰かを臆病者と表現するときに使用する - 臆病な,腰抜けの。
Example: “Billy was called yellow-bellied after he was too scared to go on the rollercoaster.”
例: 「ビリーはジェットコースターに乗るのを怖がったので,臆病者と呼ばれた。」
21. Golden opportunity(黄金の機会)
何かを達成する非常に良いチャンス - 絶好の[千載一遇の・絶対に逃すことのできない]チャンス。
Example: “Tony had a golden opportunity to win the chess tournament after the favorite was beaten.”
例: 「優勝候補が敗れ,トニーはチェスのトーナメントで優勝する絶好のチャンスを得た。」
22. To have a trick up your sleeve
秘密の計画があること。
Example: “She always seems to have a trick up her sleeve when it comes to seeing sold-out concerts.”
例: 「彼女は,売り切れのコンサートに行くときは,いつも何か秘策を用意しているようだ。」
23. Keep your shirt / pants / wig on
誰かに落ち着くように言うときに使う - イライラしない,冷静を保つ。
Example: “Keep your shirt on! I'm nearly finished blow-drying my hair."
例: 「落ち着いて!もうすぐ髪のドライヤーが終わる。」
24. To wear your heart on your sleeve
自分の感情を自由に,オープンに表現すること ― 心をさらけ出す。
Example: “Rea wears her heart on her sleeve. You always know when she's happy or sad.”
例: 「リアは感情を表に出すタイプだ。彼女が幸せなときや悲しいときはいつもわかる。」
25. Red tape
進歩を止める一連のルール - お役所仕事,官僚主義的手続き。
“Daniela was unable to get her visa application approved due to red tape.”
「ダニエラは官僚的な手続きのせいでビザ申請が承認されなかった。」
26. Silver screen
映画産業
“Matteo went to Hollywood so he could see the stars of the silver screen.”
「マッテオは銀幕のスターたちを見るためにハリウッドへ行った。」
27. Tighten your belt (ベルトを締める)
お金を節約するために,支出を減らそうとする - 出費を抑える,生活を切り詰める,倹約する、。
Example: “Tara and Joseph had to tighten their belts so they could buy a house.”
例: 「タラとジョセフは家を買うために節約しなければならなかった。」
28. Money burning a hole in your pocket (ポケットの中のお金が燃え尽きる)
お金を受け取った後すぐに,特に無駄遣いをすること-(人)が使いたくてウズウズしているお金。
Example: “After Marek got his bonus, he spent it like it was burning a hole in his pocket.”
例: 「マレクはボーナスをもらった後,それをポケットに穴が開いたかのように使ってしまった。」
29. Pink slip(ピンクの紙片)
雇用主からの解雇通知。
Example: “Mik was devastated to lose his job after his boss gave him a pink slip.”
例: 「ミックは上司から解雇通知を受け取ったため職を失い,ショックを受けた。」
30. White elephant
維持費のかかる高価な品物 ― 〔使い道がないのに維持費が高くつく〕厄介物,持て余し物。
Example: “Planners said the sports stadium would become a white elephant after the tournament was finished.”
例: 「計画者は,大会終了後,スポーツ・スタジアムは無用なものになるだろうと言った。」
(転載了)
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日本語に近いものもあるようです。
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