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2024年11月25日 (月)

米国の自動車事情,成人で運転しないのは10人に1人。

Pew Research Center’,Nov.14,2024付け
1 in 10 Americans rarely or never drive a car
「米国人の10人に1人はめったに,あるいは 全く運転しない」
のタイトル調査報告を下記,拙訳・転載します。
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運転は米国文化に深く根付いている(ingrained)。ほとんどの米国家庭は車を所有しており,成人の大多数(vast majority)は少なくとも月に数回は運転していると答えている。
それでも,ピュー研究所の新しい調査によると,米国の成人の 10%は非運転者,つまり車やその他の乗り物をほとんどまたは全く運転しないと言っている。これには全く運転しないと答えた 6%が含まれている。

001h_20241115104601 人々がどこに住んでいるかは、運転するかどうかに影響する。都市部に住む成人の約10人に 2人 (18%) は,めったにまたはまったく運転しないと答えている。これは,郊外(7%) または田舎(8%) に住む人の割合の約2倍である。
北東部 (17%) に住む人は,南部 (10%),西部 (8%),中西部 (7%) に住む人よりも運転しない可能性が高い。

これらの地理的な違い以外にも,米国人の特定のグループは,めったに車を運転しない,またはまったく運転しないと答える傾向が特に強い:
低所得世帯の成人:低所得世帯に住む人の 19% がめったに車を運転しない,またはまったく運転しない。一方,中所得世帯では 6%,高所得世帯では 3% である。
黒人米国人:黒人成人の 21% が運転しないが,アジア系 (13%),ヒスパニック系 (12%),白人 (7%) の成人ではその割合が低い。
若い米国人:30歳未満の成人 (15%) は,30歳から 49歳 (9%),50歳から 64歳 (7%),65歳以上 (11%) の成人よりも運転しない傾向が高い。

How Americans get to work/米国人が仕事に行く方法

我々は,米国人の大部分,つまり労働者がどのように移動しているかにも興味があった。米国国勢調査局(the U.S. Census Bureau)は,通勤に通常使用する主な交通手段について質問することで,このグループについて知る機会を提供している。

002m_20241115104701 国勢調査局の2023年 米国コミュニティ調査(ACS:American Community Survey)の推定によると,全体として16歳以上の労働者の78%が,通常は車,トラック,またはバンで職場まで運転したと答えている。自動車通勤者だけを見ると,大多数(88%)が相乗りではなく単独で運転している。
他の方法で主に通勤している労働者は比較的少なく,4%が公共交通機関を利用し,2%が徒歩,1%未満が自転車で通勤している。さらに 14%が前週,在宅勤務し,通勤しなかった。他の交通手段(タクシーやバイクなど)を使用した人は 2%未満だった。

しかし,通勤方法には地域差がある。
たとえば,コロンビア特別区とニューヨーク州では,16歳以上の労働者のうち車で通勤する人の割合は比較的低く(それぞれ 33%55%),公共交通機関を利用する労働者の割合が最も高い場所でもある。ワシントンD.C.では労働者の 22%,ニューヨーク州では 24%である。ニュージャージー州では労働者の10人に1人が公共交通機関を利用しており,これは国内で3番目に高い割合である。

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労働者の大部分がリモートで仕事をしている場所では,リモート・ワーカーを除外すると,自動車通勤者の割合が増加する。たとえば ワシントン D.C. では,回答者が 2023年の調査を受ける前の週に,28% が自宅で仕事をしていた。通勤者だけを見ると,45% が主に車で通勤していた。

ニューヨークで運転者の割合が低いのは,主にニューヨーク市に住む労働者の傾向によるもので,同市には同州の16歳以上の労働人口の 42%が集中している。2023年にニューヨーク市の労働者のうち車で通勤する人はわずか4分の1だったが,市外のニューヨーク市民では 77%だった。市の住民は、通勤に何らかの公共交通機関を利用する傾向が車よりもずっと高かった(48%)。

Most U.S. households have a car available/米国のほとんどの世帯は車を所有している

車で通勤しない米国人でも,自宅に車を持っている場合がある。ACS の 2023 年の推定によると,米国のほとんどの世帯 (92%) は,少なくとも 1台の車を個人用に所有している。
全国的に,8% の世帯は車を所有しておらず,3分の1 の世帯は車を 1台所有しており,36% の世帯は車を2台所有している。さらに 22% の世帯は車を3台以上所有している。

ワシントン D.C. (36%),ニューヨーク州 (30%),マサチューセッツ州 (12%),ニュージャージー州 (11%) は,自動車を持たない世帯の割合が最も高い地域である。
アイダホ州,ユタ州,ニューハンプシャー州,モンタナ州などの田舎で人口密度の低い州では,自動車を持たない世帯は 5% 未満である。これらの地域のうち 3ヶ所では,世帯の約3分の1 が少なくとも 3 台の自動車を所有しており,これはどの州よりも高い割合である。
ワシントン D.C. とニューヨーク州を除くすべての州または管轄区域(jurisdiction)では,約10世帯のうち 9世帯以上が少なくとも 1台の車を所有している。
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(転載了)
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