大谷選手,満票で3度目の MVP受賞
MLB公式サイト ‘MLB.com’ は Nov.21,2024付けで報じています。
下記,拙訳・転載します。
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“Unanimous yet again: Ohtani wins third career MVP Award”
「再び満場一致:大谷が通算3度目の MVP賞を受賞」
ロサンゼルス -- 2018年にメジャー・リーグにやって来て以来,大谷翔平はあらゆる場面で歴史を作ってきた。彼は今,すでに輝かしいキャリアに新たな歴史的偉業(historic accomplishment)を加えることができる。
キャリア最高の攻撃力を発揮し,50-50クラブに到達した初の選手となった大谷は,木曜日にキャリア3度目の BBWAA(Baseball Writers' Association of America:全米野球記者協会)最優秀選手賞(Most Valuable Player Award)を受賞し,フルタイムの指名打者としてこの偉業を達成した初の選手となった。
2019年のコーディ・ベリンジャー(Cody Bellinger)以来,ドジャース選手として同賞を受賞した大谷は,キャリアで3度目の満場一致での選出となり,初の受賞者となった。両リーグで少なくとも1回 MVP賞を受賞したのはフランク・ロビンソン(Frank Robinson)に次ぐ2人目であり,2012-13年のミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)以来の連続受賞者となった。
この日本人のスーパースターは,1931年に BBWAAの投票が始まって以来,リーグに関係なく2つの球団で MVP賞を受賞した6人目の選手となった。そのうち,1つの球団での最後の年と新しい球団での初年度にこの賞を獲得したのは,バリー・ボンズ(Barry Bonds)と大谷だけである。
「このMVPは,ドジャースを代表しているだけです。」と,大谷は木曜夜のMLBネットワークの発表番組(announcement show)で通訳のマット・ヒダカを通じて語った。「完全にチームの努力の賜物です。チームメイトがいなければ,この賞を受け取ることはできなかったでしょう。」
賞のアナウンスをしたのは、オータニのチームメイトであるクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)だった。2014年にナショナル・リーグMVPに輝いたカーショウがアナウンスをし,家族や友人に囲まれて笑顔を浮かべる大谷を祝福した。(大谷の愛犬デコイ(Decoy)は,興奮してソファから飛び降りた(scampered)。)
3度目のMVP受賞まで,大谷は2位だったメッツの遊撃手フランシスコ・リンドーア(Francisco Lindor)と3位だったダイヤモンドバックスの二塁手ケテル・マルテ(Ketel Marte)を破った。
昨オフシーズンに歴史的な10年7億ドルの契約を結んだ後,大谷のパフォーマンスにすべての注目が集まっていた。しかし,大きな期待にもかかわらず,大谷はドジャースでの最初のシーズンでその期待をすべて上回ることができた。
2度目の右肘の大手術からリハビリ中の大谷は,キャリア最高の攻撃シーズンを送った。打撃では出だしが低調だったものの,大谷は 9.2 bWARでナショナル・リーグをリード。得点(134),本塁打(54),打点(130),出塁率(.390),長打率(.646),OPS(1.036)でもナショナル・リーグをリードした。
もちろん,大谷は野球史上初めて,同一シーズンに50本以上の本塁打と50以上の盗塁を達成した選手でもある。彼はその偉業を,ローンデポ・パーク(loanDepot park)でのマーリンズ戦で6打数6安打,3本塁打という,メジャー・リーグ史上最高の1試合成績で達成した。
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大谷は驚異的な(otherworldly)数字を残したが,フルタイムのDHが MVP賞を受賞すべきかどうかについては疑問が残る。過去には,MVPの議論でDHが不利に働くこともあった。9月に入ると,大谷はメッツを正遊撃手としてポストシーズン進出に導いているリンドーアと接戦を繰り広げているように見えた。
しかし,レギュラー・シーズンの最終月,ドジャースがナショナル・リーグ西地区のタイトル獲得を狙う中,大谷は最後に最高の成績を残した。レギュラー・シーズンの最後の26試合で,大谷は10本塁打,32打点,OPS 1.225を記録した。これは 2024年のどの月よりも好成績だ。これらの数字は,ドジャースが地区優勝でパドレスに僅差で勝利するのに役立ち,大谷が3度目のMVP受賞の最有力候補としての地位を固めた。
「もちろん,MVP獲得を目指してシーズンに臨むわけではありません。」と大谷は語った。「ドジャースという新しいチームの一員になることにもっと集中していました。もちろん,ファンの皆さんにも喜んでもらい,自分がどんな人間なのかを知ってもらいたかったのです。それが私の主な目標でした」
大谷は,ドジャースのワールド・シリーズ優勝にも大きく貢献した。これは彼のキャリア初のタイトルだ。彼は,チームメイトのムーキー・ベッツ以来,チームがワールド・シリーズ優勝を果たした年にMVPを獲得した初の選手となった。
ドジャースでの大谷の初シーズンは,ほぼあらゆる点で完璧だった。大谷は,これからもさらなる歴史を作り続けたいと思っている。
「最初からワールド・シリーズで優勝することが最大の目標だったが,我々はそれを達成することができた。」と大谷は語った。「前にも言ったように,チームを代表してこの賞を受け取る。次の目標は,もう一度優勝することだ。だから今は(左肩の手術からの)リハビリの真っ最中で,トレーニングして体力をつけている。
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“I’m looking forward to next season so we can run it back.”
「再び優勝できる来シーズンを楽しみにしている」
(転載了)
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下は Dodgers の X からー
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