反捕鯨活動家 ポール・ワトソン,日本への引き渡しを免れ,釈放。
反捕鯨活動家のポール・ワトソンが,5ヶ月の拘留を経て火曜日(12月17日)にグリーンランドの刑務所から釈放され,捕鯨船の妨害容疑で指名手配している日本には引き渡されないことになりました。
‘BBC’ 電子版は Dec.17,2024付けで
“Anti-whaling activist Paul Watson released from jail in Greenland”
「反捕鯨活動家ポール・ワトソン,グリーンランドの刑務所から釈放」
の見出しで報じています。
下記,拙訳・転載します。
*********************
反捕鯨活動家のポール・ワトソンは,デンマークが日本からの身柄引き渡し要請を拒否したことにより,グリーンランドの刑務所で5ヶ月間拘留されていたが,釈放された。ワトソン氏(74歳)は,去る7月にグリーンランドの首都ヌークに船が入港した際に警察に拘束された。
警察は,2010年2月に南極海で遭遇した際に日本の捕鯨船に損害を与え,業務を妨害し,乗組員に負傷を負わせたとして,2012年に日本から出された逮捕状に基づいて行動していた。
カナダ系米国人でリアリティ番組 ‘Whale Wars’ に出演したワトソン氏は,いかなる不正行為(wrongdoing)も否定した。同氏は BBCに対し,釈放され,子供たちに会うために自宅に戻れることに「安堵(relief)」していると語った。
刑務所から釈放されたばかりのヌークからビデオ通話で語ったワトソン氏は,刑務所で過ごした時間によって「違法な(illegal)」日本の捕鯨が注目されるようになったと語った。
「すべての証拠が,この攻撃(offence)が起こったとされる時,私はその場にいなかったことを示している。」と同氏は付け加えた。「我々はすべてを記録している。すべてがフィルムに記録されている。」
捕鯨と鯨肉食は環境保護団体から厳しく批判されているが,日本当局はそれが日本の文化と生活様式の一部であると主張している。
デンマーク法務省は,事件が14年前に遡るという事実と「状況の性質(the nature of circumstances)」に基づいて,日本の引き渡し要請に応じないことを確認した。
ワトソン氏の弁護士ジュリー・ステージは BBCに対し,ワトソン氏は「明らかに安堵し(obviously relieved)」ており,「妻や子供たちとの再会を楽しみにしている」と語った。
グリーンランドはデンマークの自治領であるため,彼の引き渡しはコペンハーゲンで決定された。日本とデンマークの間には犯罪人引き渡し条約はないが,日本政府はデンマークに同氏の引き渡しを要請していた。
デンマークのペーター・フンメルゴー法務大臣は,ワトソン氏がグリーンランドで拘留されていた期間が,日本で今後受ける可能性のある懲役刑から差し引かれるようにすることが「極めて重要」だったと述べていた。
同氏は,日本当局とのやり取りを経て,同省は「必要な確実性をもってこれが事実であると想定することはできない。」と結論付けたと付け加えた。
ワトソン氏の船は M/Yジョン・ポール・デジョリア(John Paul DeJoria)号と呼ばれ,26人のボランティアを乗せて日本の新捕鯨船を阻止するため北太平洋へ向かう途中,7月21日,ヌークに給油のため入港した。
前回の拘留審問(custodial hearing)で,ワトソン氏は裁判所に対し,この事件は「世界に対して日本を非常に恥じ入らせた(embarrassed)テレビ番組に対する復讐」だと述べ,更に,新年にインターポールに出向き,自身の逮捕に関する未解決の(outstanding)赤色通告(red notice)について話し合う予定だと述べた。
同氏はまた,彼の組織は反捕鯨活動を継続する用意があると付け加えた。
ワトソン氏は長年,海上で捕鯨船と対立すること(confrontations)で知られる物議を醸す人物だった。
同活動家はシー・シェパード自然保護協会(Sea Shepherd Conservation Society)の元代表で,2022年に同協会を離れ,キャプテン・ポール・ワトソン財団(the Captain Paul Watson Foundation)を設立した。
日本は国際捕鯨委員会から脱退し,30年の休止期間(hiatus)を経て2019年に商業捕鯨を再開したが,その間も研究目的と称して捕鯨は続けてきた。
(転載了)
******************
林 官房長官は 18日の記者会見で,デンマーク政府の対応について「遺憾であり,デンマーク側にその旨を申し入れた」と明らかにし,「わが国としては引き続き法と証拠に基づいて適切に対応していく。」と述べた,と報じられています。
ポール・ワトソンは インターポールに出向く予定とのことなので,ここでインターポールが 「飛んで火に入る夏の虫」と彼を逮捕し,日本に引き渡して その存在意義と,法と正義を世界に示すことを願うものです。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- 信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)(2026.07.19)
- トランプに贈るトロフィーが ・・・(2026.07.16)
- トランプ政権,NYタイムズ記者に召喚状 ― 新しい「エア・フォース・ワン」の報道で(2026.07.14)

コメント