“86” とは-,その語源は?
日本のレストランなどで “86”(Eighty-six)を売り切れ,品切れ,お断り,泥酔客,・・・ の隠語として使われることがあるようですが,米国のスラングからきています。
英文Wikipediaには 次のように書いています。(拙訳御免)-
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“Eighty-six” あるいは “86” は,米国英語の俗語(slang)で,伝統的に飲食店で品物がもうないことを示すために,または店内で歓迎されない人(person)や人々(people)を指すために使われる。語源は不明だが,1920年代または 1930年代に造られたようだ。
この用語は,一般的には,誰か または何かを排除するという意味に使われてきた。1970年代には,殺人を指す意味にまで広がった。
Etymology and meanings/語源と意味
20世紀後半の米国の俗語辞典のほとんどによると,“86” という用語は当初レストランやバーで使用されていた。食品や飲料のサービスでは,商品がもう提供できない,または客を追い出す必要があることを示すためによく使用される。この文脈以外では,通常,誰かまたは何かを「追い出す(get rid of)」という意味で使用される。
オンラインの ‘Merriam-Webster’ によると,これは「(客への) サービスを拒否する」,「誰かまたは何かを「追い出す」または「立ち退かせる(throw out)」という意味である。
オックスフォード英語辞典によると,この語は 名詞としても動詞としても使われる。名詞として,「レストランやバーで,品物がなくなった,または客にサービスが提供されないことを示す表現。また,サービスを拒否される客。」名詞から派生した他動詞としては,「(人を)敷地から追い出す,立ち入りを禁止する,拒絶する,放棄する」という意味になる。オックスフォード英語辞典には,1933年から1981年までの使用例が挙げられている。たとえば,映画『候補者ビル・マッケイ』(The Candidate)では,メディア顧問がロバート・レッドフォードに「さて,まずは髪を切って,もみあげを “eighty-six” にカットしてもらわなければならない。」と言う。
‘Cassell’ の俗語辞典によると,この意味は「殺す,殺害する,法廷で処刑する」という意味もあり,標準的な墓の大きさが幅 2.5 ft,長さ 8 ft,深さ 6 ft であることに由来していると思われる。この用法はレストランで使われる俗語から派生したものである。他の俗語辞典でもこの定義が確認されている。
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‘writingexplained.org’ のサイトには 次のように書いてあります。
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“86” という用語はどこから来たのだろうか?
To 86 Something Meaning / 何かを 「“86” する」の意味
定義: 何かを処分する(get rid of)こと;入手できなくなった食品の注文をキャンセルすること。
Origin of To 86 Something/ 何かを“86” する の起源
この表現が初めて登場したのは 1900年代前半である。正確な起源は不明だが,最もよく引用される話は 20世紀初頭のレストラン業界に関するものである。
1930年代には,多くのレストランが「この商品は売り切れです」という省略表現として “86” を使用していた。この意味では,このフレーズは元々の用法からあまり変わっていない。
1933年,ニュースキャスターのウォルター・ウィンチェルはコラムで「ソーダ・ファウンテン用語集」の中でこの用語について言及した。
“86” は,キャンセルを意味する ‘nix’ という単語と韻を踏むことから生まれた可能性がある。
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ニューヨーク市にある「チャムリーズ(Chumley’s)」というバーに関する話もある。このバーはベッドフォード・ストリート 86番地にある。伝説によると,手に負えない客は通りに放り出され(thrown out),バーのドアの上に掲げられている 86の数字が目に入るそうである。これは「“86” にされる(being 86’d)」こととして知られている。
米国のカウボーイに関する話もある。カウボーイが騒ぎすぎないように,バーテンダーはこっそりと(slyly),標準の 100プルーフではなく 86プルーフの酒を彼らに出していた。
他の説では,このフレーズを軍隊と結び付けようとしている。そのような説の 1つは,統一軍事法典(the Uniform Code of Military Justice)の第86条に関するものである。この項では,脱走した兵士について扱っている。別の軍隊の起源説は,廃棄品を指定する海軍のコード・システムに関するものである。廃棄品にはコード “AT-6”(エイティー・シックス) が割り当てられていた。これが最終的に “86” に変わった可能性は容易に想像できる。
“86” の起源説は他にもたくさんあるが,レストランとのつながりが最も広く信じられている情報源である。
Examples of To 86 Something / 「何かを“86”」の例
以下の会話は,カフェで勉強している 2人の大学生の会話である。
ニーシャ: 一緒に勉強してくれてありがとう。クラスの他の生徒と協力できるときが一番よく学べるといつも感じる。
アラン: 問題ない。私も同じ。勉強しながらホット・チョコレートを飲みに行くけど,あなたにも何か持ってこようか?
ニーシャ: お願い。チャイ・ラテを頼んでもいい?
アラン: ああ,ウェイトレスの一人が チャイ・ティーが売り切れだと言っているのを耳にしたよ。
ニーシャ: ああ,そう。わかった,チャイは “86” にして(86 the chai)。モカ・ラテにして。
アラン: いいね。すぐに戻る。
2番目の会話では,父親と息子がファミリー・レストランで話し合っている。
息子: お客さんがスライスで買えるように,アンチョビ・ピザを作るよ。
父: いや,アンチョビ・ピザが好きな人はいない。代わりにペパロニ・ピザを作ろう。
息子: でも,もう作り始めたよ。
父: アンチョビ・ピザは “86” だと言ってるんだ。(I’m telling you to 86 the anchovy pizza.)すぐに忙しくなるし,一番人気の料理を作ることに集中しなきゃいけないんだ。
息子: わかった,いいよ。処分するけど,食べ物がすごく無駄になると思うよ。
More Examples / その他の例
この引用(excerpt)は,レモンをメニューに残すシェフについてだが,レモンを削除する(remove)かもしれないと考える人もいる。
・地元紙の一部報道に反して,彼はレモンを止める(to eighty-six lemons)予定はない(ただし,入手可能な場合は,‘flying dragon lemon’ と呼ばれる地元の柑橘類を使用する)。オリーブ・オイルや,遠方から輸入した他の材料(ingredients)も使う予定はない。「人々に料理を理解してもらうには,おいしいものでなければならない。」と彼は語った。–ウォール・ストリート・ジャーナル
この引用は,新しいユニフォームが嫌いなバスケットボール選手に関するものだ。彼はチームに新しいデザインを廃止させることができるかもしれない。
・彼は,レブロン・ジェームズではなく,リーグ全体の正当な問題として取り組むべきだ。なぜなら,リーグのファッション・マーケティングを消すことができるほどの影響力(pull to eighty-six the league’s fashion marketing)を持つNBAの選手がいるとすれば,それはレブロンだからだ。 –USAトゥデイ
Summary/まとめ
“to 86 something” というフレーズは,レストランでよく使われる表現で,食品の在庫がなくなったことを意味する。
食品業界以外では,多くの人が,何かを取り除く(remove something)という意味でこのフレーズを一般的な意味で使用している。
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一般人や新聞が, “86” を使うことを知りませんでした。
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