クリーブランド・クリフスの CEO,日本を攻撃
‘CNBC’,Jan 13 2025付け
“Cleveland-Cliffs CEO attacks Japan as he reiterates interest in acquiring U.S. Steel”
「クリーブランド・クリフスの CEO,U.S.スチール買収への関心を改めて表明し 日本を攻撃」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Key Points
・クリーブランド・クリフスの CEO,ロウレンソ・ゴンサルベス(Lourenco Goncalves)は,日本の日本製鉄への売却が破談になった後,U.S.スチールを買収する計画があると述べた。
・ゴンサルベスは記者会見で日本を激しく非難し(went on a tirade),米国の同盟国を 「悪(evil)」 と呼んだ。
・日本の日本製鉄は U.S.スチールの買収を目指していたが,ジョー・バイデン大統領が今月初めに取引を阻止した。
クリーブランド・クリフスの ロウレンソ・ゴンサルベス最高経営責任者(CEO)は月曜日,記者会見で米国の緊密な同盟国である日本を “evil” と呼び,激しい非難を浴びせながら(launched a tirade),U.S.スチールを買収する計画があると述べた。「買収したい(I want to buy)」 とゴンサルベスはペンシルベニア州のバトラー工場で記者団に語った。「計画はある。米国的な(all-American)解決策も用意している。米国的な解決策は,人々,労働者を中心に据えている。」
ゴンサルベスの発言は,クリーブランド・クリフスが 「ニューコア(Nucor)」と提携して U.S.スチール買収の可能性があると CNBCが月曜日に報じた後に出された。ジョー・バイデン大統領が今月初め,国家安全保障上の懸念を理由に同社の日本製鉄への売却を阻止したことを受けて,クリーブランド・クリフスは U.S.スチール買収を狙っている(angling)。
買収の可能性をめぐる議論により,月曜日の取引では U.S.スチールと クリーブランド・クリフスの株価がともに上昇し,それぞれ約6%高で引けた。ニューコアの株価は 4%上昇で取引を終えた。
ゴンサルベスは,90分以上に及ぶ記者会見で日本を激しく非難した。この会見は表面上は(ostensibly)クリーブランド・クリフスによる AKスチール買収5周年を記念して開かれたものだった。
クリーブランド・クリフスの CEOは 日本を “evil” と非難し,米国の同盟国が中国に米国市場で鉄鋼をダンピングする方法を教えたと主張した。
“Japan is evil. Japan taught China a lot of things,” Goncalves said. “Japan taught China how to dump, how to have overcapacity, how to overproduce.”
「日本は悪だ。日本は中国に多くのことを教えた。」 とゴンサルベスは述べた。 「日本はダンピングの方法,過剰生産能力(overcapacity)の方法,過剰生産(overproduce)の方法を教えた」。
同CEOは,日本の石破茂首相がバイデンに日本による U.S.スチール買収阻止の決定について懸念を表明したことを批判した。ゴンサルベスは ドナルド・トランプ次期大統領が就任したら,同じ懸念をホワイト・ハウスに持ち込むよう石破氏に要求した。
“Japan beware,” Goncalves said. “You don’t understand who you are. You did not learn anything since 1945. You did not learn how good we are, how gracious we are, how magnanimous we are, how forgiving we are.”
「日本は気をつけろ」 と ゴンサルベスは述べた。「おまえたちは 自分が何者か分かっていない。おまえたちは1945年以来何も学んでいない。我々がいかに善良で,慈悲深く,寛大で,寛容であるかを学んでいないのだ。」
U.S.スチールと日本製鉄は,ゴンサルベス,クリーブランド・クリフス,全米鉄鋼労働組合(United Steelworkers)のデビッド・マッコール会長を連邦裁判所に提訴し,彼らが取引を阻止するために共謀して行動したと主張している。
Goncalves has dismissed the lawsuit as a “shameless effort to scapegoat others for U.S. Steel’s and Nippon Steel’s self-inflicted disaster.”
ゴンサルベスは,この訴訟を 「U.S.スチールと日本製鉄が自ら招いた災難の責任を他人になすりつけようとする恥知らずな試み」と一蹴した。
(転載了)
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ゴンサルベスさん,ニュース映像で観ると米国映画の悪役が 似合いそうな語り口です。
“Remember Pearl Harbor” とか “Jap!” と言ったシーンをカットしたわけではないでしょうね?
ひょっとすると 日本を中国の一部と思っているのかも知れません。
このような米国人が 大企業のトップにさえいることを 日本人は忘れてはいけません。
トランプの存在で ほぼ分かっていることですが・・・。
ところで,ゴンサルベスさん,U.S.スチール買収の,反トラスト法への抵触を回避する策を弄しているようですが,慈悲深く,寛大な米国だからと 舐めてはいませんか ・・・。
日本製鉄は14日,上記発言に対し「同氏の提案は,本買収における日本製鉄の計画の範囲と規模に匹敵し得ない」とのコメントを発表しました。
さらに,「ゴンサルベス氏は,偏った固定観念に固執し続けている」と指摘。U.S.スチールが事業を展開している地域のために戦い続けるとし,買収完了のために「引き続きあらゆる手段を講じていく」とし,日本製鉄は,U.S.スチールを守り,高炉の稼働を継続させ,雇用を維持し,グローバルな競争力をもたらす技術と投資を提供できる唯一のパートナーだと強調,「我々の計画はステークホルダーから圧倒的な支持を得ている」と表明しました。
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