佐々木朗希の米国での前評判
MLBのホームページ ‘MLB.com’,Jan.30,2025付けで
“Is Roki Sasaki the best pitching prospect ever? Here's what execs said”
「佐々木朗希は史上最高の投手候補か?幹部のコメント」
と題する記事がありました。
下記,拙訳・転載します。
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MLBチームは,佐々木朗希が2019年に17歳にして速球で時速101マイルを記録し,夏の甲子園大会で194球を投げ,12イニングで21奪三振の完投(complete game)を果たし,大谷翔平の高校記録を破って以来,彼を熱望してきた(coveted)。12月に千葉ロッテ・マリーンズが正式に彼をポスティングしたとき,今月初めにドジャースと650万ドルで契約するまで,彼は絶え間なく興味(non-stop intrigue)をそそってきた。
その金額は,佐々木が MLBの国際ボーナス・プール制限(international bonus pool restrictions)の対象であったため,オープン・マーケットでの彼の価値を表すにはほど遠い。彼が25歳になるまで待って,日本プロ野球で6シーズンを終えていたなら,彼はフリー・エージェントになり,ロサンゼルスが2023年12月に同じ日本人右腕の山本由伸に与えた記録的な3億2500万ドルの契約をほぼ確実に上回って(topped)いただろう。
佐々木は日本のメジャー・リーグで4シーズンにわたり,防御率 2.02,奪三振数 524,四球数 91,414 2/3イニングで30勝15敗という成績を残したが,米国では新人で有望選手とみなされている。佐々木は過去20年間で最も有望な投手の1人であることは間違いないため,‘MLB Pipeline’ の新しいトップ100プロスペクト・リスト(Top 100 Prospects list)でトップにランク付けするのは難しくなかった。
佐々木は最高か?我々は数人の幹部(executives)にその質問を投げかけ,ドラフト史上最高のマウンド・将来有望な選手(prospects)であるスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)(2009年全体1位)とポール・スキーンズ(Paul Skenes)(2023年全体1位)や,2017年に日本から移籍して同様の話題を呼んだ大谷と比べて佐々木がどうなのかを尋ねた。
佐々木には多くの長所がある。まず,驚くほど回転数が低く,プレートに向かって浮いてから最後に落ちる(tumbling),時速88~91マイルのスプリッターだ。これは現在 世界最高の球種かもしれないし,多くの評価者が、これより優れたスプリッターは見たことがないと言っている。また,昨年の速球は時速96~98マイルで,過去には時速102.5マイルを記録し,2面の深さ(two-plane depth)で時速83~85マイルのプラス・スライダーを投げることができる。
佐々木は何年もスカウト陣の監視下に置かれてきたため,いくつかの欠点が明らかになっている。速球のコントロールとスライダーの安定性には改善の余地があり,一部のスカウトは彼の速球(heater)の形に疑問を抱いている。過去数年間,左斜筋断裂(2023年)と肩の痛み(2024年)で欠場しており,昨シーズンは球速と球命(velocity and life on his pitches)が少し後退した。
私たちが相談した球団役員のほぼ全員が,キャリアの同じ段階では佐々木よりスキーンズ(Skenes)を好んでいた。スキーンズには佐々木のスプリッターに匹敵する球種は一つもなかったが,佐々木の球速に匹敵する速球,かなり優れたスライダー,優れた制球力,そしてより強い体格(佐々木の 6フィート2インチ,体重 187ポンドに対して 身長 6フィート6インチ,体重 235ポンド)を持っていた。スキーンズは,当時の最高記録の920万ドルで契約した後,昨年のルーキー・シーズンにメジャー・リーグで3番目に優れた球種だった時速 93~95マイルのスプリンカー(splinker)(シンカー/スプリッターのハイブリッド)を加えた。
「スキーンズが佐々木より上だ。」とアメリカン・リーグの球団の特別補佐は語った。「スキーンズの特徴は,私が今まで見た中で最高の大学投球データを持っていたことと,2023年ドラフト全体でレット・ローダーに次いで2番目に優れた制球力を持っていたことだ。それは衝撃的だった。もし彼の制球力が弱かったら,1-1(*?)で彼を選んだだろう。なぜなら彼の投球はあまりにも衝撃的で,当時はスプリンカーさえ使っていなかったからだ。」
大谷対佐々木は接戦だが,3度の MVPに輝いた大谷には,その二刀流の能力を特に考慮に入れない。大谷の支持者は,彼の優れた速球のフィニッシュ,スライダー,そして体力を挙げる一方で,佐々木ほど破壊的ではないにしても,平均をはるかに上回るスプリッターを持っていたと指摘するだろう。佐々木を支持する人は,スプリッター,ストライクを投げる能力,そして将来性(projectability)という点での彼の長所を理由に挙げるだろう。
佐々木対ストラスバーグでも評価は同様に分かれた。佐々木は,その異次元の(otherworldly)スプリットと,より高い潜在能力で高評価を得た。ストラスバーグの全体的な投球は同時代と比べて優れており,パワーカーブは佐々木のスライダーより少なくとも1段階優れており,より強かった。
「ストラスバーグより彼を選ぶ」とナ・リーグの2人目の選手人事部長は言う。「彼はストラスバーグより少し速い球を投げるし,まだ将来性がある。25,26,27歳の佐々木には,まだ見つけられなかったギアがあるかもしれない。彼の限界(ceiling)は計り知れない。もっと限界を予測できるので,彼の限界は大谷やスキーンズよりも高いと主張することもできる。しかし,限界を予測すればするほど,リスクも高まる。」
我々が調査した幹部の間では,大谷,スキーンズ,ストラスバーグの3人は,より幅広い(well-rounded)レパートリーと体格を持っているため,最低ラインは高い(higher floors)が,佐々木は彼らの誰よりも将来性(upside)があるかもしれないという意見が一致していた(consensus)。佐々木は,投手陣の負傷にも悩まされてきたが,選手が最大限の能力を発揮できるよう支援することで有名な(renowned)ドジャース組織に加わる。
「朗希の限界(ceiling)は,彼がもっと強くなれば,少し高くなるだろう。」と第一選手人事部長は語った。「彼は速球をグラブ側にもう少しコントロールできるようになるだろう。スライダーも磨くことができる。彼はすぐにでも本当に役に立つはずだし,改良(refinement)と将来性(projectability)でさらに良くなるだろう。もう少し成長すれば,彼は世界最高の投手になることは容易だろう。」
(転載了)
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活躍を待ちます。
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