誰が トランプに王冠をかぶせたか - 誰も・・・
‘THE HILL’,Feb.24, 2025付けの Opnion記事を紹介します。
寄稿者は ‘Svante Myrick’(opinion contributor)
「寄稿者の意見は寄稿者自身のものであり,‘The Hill’ の意見ではありません。」 との注意書きがあります。
下記,拙訳・転載します。
******************************
“No one crowned Donald Trump king”
「誰も ドナルド・トランプを王にしてない」
先週,トランプは 王冠をかぶり,独りよがりの(smug)笑み(grin)を浮かべ,「王様万歳!(LONG LIVE THE KING!)」と宣言する,偽のタイム誌の表紙を投稿した。
トランプの荒らし(trolling)好きと「リベラル派を圧倒する」ことに対して,彼の支持者たちがクスクス笑っている(chuckling)のが聞こえてきそうだ。それがすべてだったらいいのだが(If only that were all it was.)。
数日前,トランプは「国を救う者はいかなる法律も犯さない(He who saves his Country does not violate any law)。」と投稿した。これは19世紀のフランス皇帝で独裁者だったナポレオンの言葉とされている。
これはまさに,アメリカ国民を王の支配から解放するために戦争に赴いた建国の父(the Founding Fathers)ではない。
しかし,トランプとMAGA運動は,憲法に基づく民主主義へのコミットメントを基本的に放棄した(abandoned)。トランプがイーロン・マスクとその破壊工作員(wrecking crew)に重要なコンピューター・システムを略奪させ(pillage),米国人の最も機密性の高い個人情報にアクセスさせ,厚かましくも(brazenly)法律を破り,国家安全保障を損ねるのを彼らは喜んでいる。
トランプの最近の大統領令(executive orders)の1つは,プロジェクト2025の立案者であるホワイト・ハウス行政管理予算局長ラス・ヴォート(Russ Vought)に,法律に違反し,最高裁の判決を無視して(defiance),議会が承認した連邦支出を阻止する権限を与えている。
トランプとその顧問等による権力の挑戦的(aggressive)乱用(abuse)は,共和党議員が憲法を守り,悪徳(rogue)大統領の監視役を務めるという憲法上の義務を果たさなかったために可能になった。
トランプの行動の一部は連邦裁判所によって差し止められており,法律に従わなければならないことに対するトランプ陣営の憤り(resentment)を募らせている。裁判官が,マスクが監督する法を破る目に余る(flagrant)行為に疑問を呈し始めたとき,JD・ヴァンス副大統領は Xに「裁判官が行政府の正当な(legitimate)権力をコントロールすることは許されていない。」と主張した。
ヴァンスは憲法の授業を一部欠席したのかもしれない。なぜなら,彼は我が国の憲法上の抑制と均衡のシステムの要(keystone)となる部分を理解していないからだ。行政府の権力行使が正当かどうかを判断するのは裁判所の責任であり義務である。まさにそれが,無法な行政府(lawless executive branch)を抑制する(rein)方法なのだ。
これはヴァンスにとって目新しいことではない。彼の短い政治経歴は,民主主義を拒否し,理想の社会観を国全体に押し付けるアメリカの皇帝(American Caesar)を切望する億万長者や極右知識人によって育まれてきた(nurtured)。
だからこそ,トランプは選挙前に,公務員を全員解雇し,最高裁が阻止しようとしても トランプはそれに逆らう(defy)べきだと発言したヴァンスを選んだのかもしれない。
トランプの最近の投稿は,彼が反民主的な副大統領の助言を受け入れ,同意できない裁判所の判決を単に無視することに決めた場合に備えて,支持者,そして恥知らずにも従順な(submissive)共和党議員たちに彼を支持させる準備を整えることが目的である可能性が高い。
それで,次の疑問に戻る:トランプを王にしたのは誰か?
私は,最高裁の右派多数派を率いて,建国の父たちを驚かせたであろう大統領訴追免除(immunity)の理論を作り上げたジョン・ロバーツ(John Roberts)最高裁長官を挙げる。
彼らは,裁判所は大統領の職務遂行中に犯した違法行為の責任をトランプに問うことはできないという判決を下し,トランプが法律を意のままに無視するゴーサイン(green light)を事実上与えた。
ソトマイヨール(Sotomayor)判事はそれを予見し,反対意見で「大統領は今や法を超えた王だ。」と警告した。彼女は「我々の民主主義への敬いをもって(With fear for our democracy),私は反対する。」と結論付けた。
ジャクソン判事は,MAGA を信奉する多数派は,誰も法の上に立つことはできないという「我が国が専制政治(despotism)に陥る(devolving)のを長い間防いできた」原則を放棄した(discarded)と記した。
多数派決定の「実際的な結果(practical consequences)」は「民主的な自治と政府の通常の運営を食いつぶす恐れのある 5レベル警報の火災である。」とジャクソン判事は警告した。
ロバーツ最高裁長官は,間違いなく「古びないもの」の殿堂(the Hall of Fame of Things That Did Not Age Well)入りするであろう文章の中で,これらの警告を「極端な仮説(hypotheticals)に基づいた恐怖をあおるもの(fearmongering)」として却下した。
Justice Roberts, meet Trump, Vance and Musk.(*どう訳す?)
50年前,リチャード・ニクソンは大統領を辞任した後,「大統領がやることは違法ではないことを意味する(when the president does it, that means it is not illegal)」と宣言した。しかし,ウォーターゲート事件の際,議会の多くの共和党員と最高裁判所の全員一致の判断により,大統領が王であるという考えは否定された。
残念ながら,我々はそのコンセンサスから遠く離れてしまった。しかし,トランプ政権が発足して まだ 1ヶ月しか経っていない。共和党議員が彼の脅迫(threats)や威嚇(intimidation)を拒絶し,「外国や国内のあらゆる敵に対して合衆国憲法を支持し,守る」 という誓い(oath)を自覚する(remind themselves)のに遅すぎることはない。
それができないなら,王になろうとする大統領に立ち向かう(stand up)気がないなら,1776年について語ったり,自分たちを愛国者だと称したりするのは本当にやめるべきだろう。
(転載了)
**********************
1776年7月4日 - アメリカ独立宣言発布。
さて,米国は トランプ王政を覆し,法治国家の名を取り戻せるでしょうか?
It is hard to believe that the United States and Americans are so low-minded as to allow the Trump monarchy.
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- ウィンブルドンの “All-White Dress Code”(2026.07.20)
- 信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)(2026.07.19)
- トランプに贈るトロフィーが ・・・(2026.07.16)


コメント