ニュース番組で 「トランプ大統領が 『むかついている』 と言った。」 と報道していた。
TV ニュースで,大統領が「むかつく」と言った,と報道するのは 滅多にないことです。
この「むかつく」は 英語の何を訳したのか気になりました。
調べると ‘Trump said he was “very angry” and “pissed off” ・・・’ の “be pissed off” の部分でした。
英和辞典ではー
“piss off” 【句動】
(1) 《piss someone off》〈卑俗〉〔人を〕怒らせる,むかつかせる,イライラさせる
・Whenever I met her, she pissed me off. : 彼女と会うと,必ずイライラさせられた。
・You're pissing me off. : いいかげん,怒るよ。/それむかつくんだけど。
・He pisses me off. : しゃくに障るやつだ。/あいつ,むかつく。
・Sam is going to be so pissed off. : サムのやつ(これを知ったら)怒るぞ。
・The more I think about it, the more it pisses me off. : 考えれば考えるほど腹が立つ。
(2)〈卑俗〉立ち去る,出て行く◆【用法】通例、命令形で
確かに 「むかつかせる」(トランプの場合,受け身として使用)とありますが,〈卑俗〉とあって 下品な言葉のようです。トランプが使うのは 日頃の言動から不自然ではありませんが,大統領が インタビューで話す言葉としては不適切に思えます。
実際に報じられた ‘NBC NEWS’,Mar.29,2025付け
“Trump says he’s ‘very angry’ and ‘pissed off’ at Putin during an NBC News interview”
「トランプは NBCニュースのインタビューで,プーチンに対して『非常に怒っている』そして『むかついている』と語った」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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トランプ大統領は早朝の電話会談で,ウクライナとの停戦が成立しなかったのはロシアの責任だと考えるなら,ロシア産原油に二次関税を課す可能性があると述べた。
ワシントン — ドナルド・トランプ大統領は,ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の指導力の信頼性を批判したことに「非常に怒っている(very angry)」で,「むかつく(pissed off)」と述べ,その発言は「的外れだ(not going in the right location)」と付け加えた。
フランス通信社(Agence France-Presse)は,プーチン大統領が金曜日,ウクライナに暫定政府を樹立するよう呼びかけ,事実上 ゼレンスキーを追い出す可能性があると報じた。
「もしロシアと私が ウクライナでの流血を止めることで合意できず,それがロシアのせいだと私が思うなら ― そうでないかもしれないが ― だが,もしそれがロシアのせいだと私が思うなら,私は原油に二次関税を課すつもりだ,ロシアから輸出されるすべての原油に。」とトランプ大統領は日曜日早朝のNBCニュースとの電話インタビューで述べた。
「それは,ロシアから石油を買えば,米国でビジネスができなくなるということだ。」とトランプは述べた。「すべての石油に25%の関税が課せられる,すべての石油に25~50ポイントの関税だ。」
トランプは 戦争への対応に「うんざり(sick)」し,誤って(falsely)独裁者と呼んでいるとゼレンスキーを批判したことがある。
ジョー・バイデン大統領は,2022年にロシアがウクライナに侵攻した直後にロシアの石油輸入を禁止した。それ以来,米国へのロシアの石油輸入量は急減し,米国エネルギー情報局によると,2023年にはロシアの原油と石油製品がわずか1万バレルになった。
トランプも同様にベネズエラに対する「二次関税(secondary tariffs)」を発表し,‘Truth Social’ で,ベネズエラから石油やガスを購入した国に関税を課すと述べた。
エネルギー・クリーンエア研究センター(Research on Energy and Clean Air)の分析によると,ロシアの石油製品の主要輸入国には中国,トルコ,ブラジル,インドなどがある。トランプ大統領がベネズエラに対して使ったのと同じ二次関税の定義を使うなら,これらの国も二次関税の影響を受ける国に含まれる可能性がある。
トランプは選挙運動中,ウクライナ戦争の終結を外交政策の主要公約に掲げ,2期目の最初の数ヶ月間に米国,ウクライナ,ロシアの当局者らによる会合が開かれた。先週,ロシアとウクライナは部分的かつ限定的な停戦で合意し,これにより黒海の安全な航行が可能になり,互いのエネルギー施設への攻撃が停止される。
「米国で販売される石油やその他の製品には 二次関税として25%の関税が課せられる。」とトランプは述べ,停戦合意がなければ1ヶ月以内にロシアへの関税が課されるだろうと述べた。トランプは、プーチンは,自分が怒っていることは分かっているが,「彼とは非常に良好な関係にある。」とし,「正しいことをすれば 怒りはすぐに消える。」と語った。
トランプは,二人は今週再び協議する予定だと述べた。
トランプは土曜日の夕方,NBCニュースとの別の電話インタビューの後にこの発言をし,イランが核兵器開発を行わないと米国と合意しない場合は「爆撃(bombing)」と「二次関税」を課すと脅した。
「もし合意に至らなければ,爆撃が行われるだろう。」とトランプはイランについて語った。「それは彼らがこれまで見たこともないような爆撃となるだろう。」
米国とイランの当局者は「協議中」だとトランプは述べた。
しかし,イランのマスード・ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領は日曜日の声明で,核計画をめぐる米国との直接交渉を拒否した。これはトランプがイランの最高指導者に送った書簡に対するイランの最初の反応だった。
(転載了)
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