それでも 「・・・ させていただきます。」 は 耳障り。
この何十年か,ことある度に 不必要なケースで「 ・・・ させていただきます。」と言う人が増え,それが気になる人がいるようですが,全く 気にしない人がもっと多くなっているようです。
文化庁は それが気になったのか 平成19年(2009年)に発表した「敬語指針」でふれています。
そこでは 「・・・ させていただきます。」の使用が許される(?)条件はー
【1】相手または第三者の許可を得ているかどうか
【2】そのことで自分自身が恩恵を受けるのかどうか
を満たす場合としています。
丁寧に言うつもりの人が多そうですが,丁寧さとは関係ありません。
【1】は明確ですが,【2】の判断は難しいところです。
最近は 今治市の山林火災の鎮圧宣言をする市長が 「 ・・・ 発表させていただきます。」と言い,がっかりしました。
宣言の責任者である市長の言葉として不適切で,「発表します。」あるいは「発表いたします。」と言うべきところでした。
言葉の厳密さに対する感性の乏しさ,あるいは 付和雷同によるものでしょうか -
もはや 世の中,取り返しのつかない,あるいは 引き返せない段階にきているようです。
| 固定リンク | 0
「言葉」カテゴリの記事
- 2025年の ‘the Oxford Word of the Year’,“rage bait” とはー(2026.07.15)
- “Slop”とは? ‘2025 Word of the Year’ by Merriam-Webster(2026.07.17)
- “English” と “British” は どう違うか(2026.04.30)
- トランプ投稿 ー ホルムズ海峡 通航料を認める?(2026.04.08)
- トランプ 「2週間 攻撃停止」と "Truth Social" に投稿。(2026.04.08)

コメント