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2025年5月26日 (月)

“MI5” と “MI6”,その他の英国情報機関について

英国の情報機関は 007が属する(と設定されている),海外担当の “MI6” と,国内を担当する “MI5” があることは 知られていますが,“MI1” から “MI4” までは何か,“MI7” 以降は存在するのか?と疑問に思い,英文Wikipedia で ‘Directorate of Military Intelligence (United Kingdom)’ を読んでみました。
下記,抜粋し 拙訳・転載します。
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軍情報総局(DMI:The Directorate of Military Intelligence)は,英国陸軍省(department of the British War Office)の一部局だった
DMIは設立以来,幾度かの組織変更を経て,様々な部署を吸収・統合してきた。

歴史

後に DMI となる組織の最初の例は,クリミア戦争の初期の 1854 年に,ボンベイ工兵隊(the Bombay Engineer Corps)のトーマス・ベスト・ジャービス少佐によって設立された地形・統計部(the Department of Topography & Statistics)だった。

1873年,軍需総監局(the Quartermaster General's Department)内に情報部(the Intelligence Branch)が設立され,当初の職員数は7名だった。当初,情報部は情報収集のみを専門としていたが,有力な参謀総長(Adjutant-General)ウォルズリー卿の弟子であるヘンリー・ブラッケンベリー(Henry Brackenbury)の指揮の下,次第に計画策定にも重点を置くようになった。
しかし,参謀本部(general staff)の創設に向けたこうした歩みにもかかわらず,情報部は依然として純粋な諮問機関(advisory body)であり,その影響力は著しく制限されていた。1888年,情報部は参謀総長局(the Adjutant General's Department)に移管され,ブラッケンベリーの役職は軍事情報部長(Director of Military Intelligence)に変更された。

1895年,ウォルズリーが軍司令官(Commander-in-Chief of the Forces)に任命されると,彼は軍事情報局長(the Director of Military Intelligence)を自らの直属の責任者とした。1899年の第二次ボーア戦争勃発時,情報部は13名の将校を抱えていた。
戦争前に情報部はボーア諸共和国の軍事力に関する非常に正確な概要を作成し,その結果 設置された王立委員会(Royal Commission)において批判を免れた唯一の陸軍省の部署であった。ボーア戦争直後,情報部は拡大され,その長は動員・軍事情報総局長(Director General of Mobilisation and Military Intelligence)に昇格した。

1904年のエッシャー報告書(the Esher Report)を受けて,陸軍省は劇的な再編が行われた。最高司令官の職は廃止され,参謀総長(the Chief of the General Staff)がこれに代わった。計画と情報は軍事作戦局(the Directorate of Military Operations)の管轄となった。

1964年に陸軍省が国防省(the Ministry of Defence:MoD)に吸収された際,DMIは国防情報局(the Defence Intelligence Staff)に吸収された。

Sections/部門

第一次世界大戦中,英国の諜報機関(secret services)は,軍事情報部(Military Intelligence)(部番号:department number x)と呼ばれる番号付きのセクションに分かれており,MI1information management:情報管理部門)のようにMIxと略されていた。部署(branch),部門(department),セクション,サブ・セクションの番号は,部局の存続期間を通じて変化した。
以下に 各部門の “第一次世界大戦(WWⅠ)”,“第二次世界大戦時(WWⅡ)”,“現在” に分けて状況を示す。

MI1
WWⅠ”:事務局。以下の業務を含む
MI1b: Interception and cryptanalysis. (通信傍受および暗号解読)
MI1c: The Foreign Section of the Secret Service Bureau. (秘密情報部外国課)
WWⅡ”:管理
“現在” : 1919年頃に再編
MI1b :GCHQ(Government Communications Headquarters:政府通信本部)の前身。

MI2
WWⅠ”:地理情報(アメリカ大陸,ラテン諸国,バルカン半島,オスマン帝国,トランスコーカサス,アラビア半島,アフリカ,フランス領およびスペイン領)
WWⅡ”:中東・極東,スカンジナビア,アメリカ合衆国,ソ連,中南米に関する情報
“現在” :これらの機能は1941年にMI3に吸収された。

MI3
WWⅠ”:地理情報(その他のヨーロッパ諸国)
WWⅡ”:東ヨーロッパおよびバルト諸国(1941年夏以降はソ連,スカンジナビア,フィンランドを含む)
“現在”: 1945年にMI6に吸収された機能

MI4
WWⅠ”:地形情報と軍事地図(Topographical information and military maps
WWⅡ”:地理セクション - 地図
“現在”: 1940年4月に軍事作戦部(Military Operations)に移管

MI5
WWⅠ”:民間人に対する対スパイ活動と軍事政策(旧諜報局内務部)Counter-espionage and military policy in dealing with the civil population (the former Home Section of the Secret Service Bureau)
WWⅡ”:治安機関との連絡(対諜報活動)Liaison with the Security Service (counterintelligence)
「現在」:活動中(Active

MI6
WWⅠ”:MIの財務,経済情報,人事記録を扱う法務・経済部門。武器密売の監視。Legal and economic section dealing with the MI finance as well as economic intelligence and personnel records. Monitoring arms trafficking.
WWⅡ”:秘密情報部との連絡係(Liaison with Secret Intelligence Service
“現在”: 活動中

MI7
WWⅠ”:報道検閲とプロパガンダ(Press censorship and propaganda
WWⅡ”:報道とプロパガンダ
“現在”: 1940年5月頃に情報省に移管。

MI8
WWⅠ”:Cable censorship(ケーブルの検閲)
WWⅡ”:信号傍受(Signals interception)と通信セキュリティ。
“現在”: 1961年まで活動。

MI9
WWⅠ”:郵便検閲(Postal censorship
WWⅡ”:脱走,逃亡したイギリス軍捕虜(Pow: Prisoner of War)からの報告(1941年までは敵軍捕虜の尋問も)。)E
“現在”:1945年まで活動

MI10
WWⅠ”:外国駐在武官(Foreign Military Attaches
WWⅡ”:世界中の技術情報機関(Technical Intelligence worldwide
現在”: 第二次世界大戦後,MI16に統合

MI11
WWⅠ”:-
WWⅡ”:軍事保安部隊。
“現在”: 第二次世界大戦終結時に解散。

MI12
WWⅠ”:-
WWⅡ”:情報省の検閲組織との連絡,軍事検閲。
“現在”:-

MI13
WWⅠ”-
WWⅡ” (未使用)
“現在”:-

MI14
WWⅠ”: -
WWⅡ”:ドイツとドイツ占領地域(航空写真)
“現在”: 1943年 春まで活動

MI15
WWⅠ”: -
WWⅡ”:航空写真撮影。1943年春,航空写真撮影は航空省に移管され,MI15は防空情報局(air defence intelligence)となった。
“現在”: (第二次世界大戦中 活動)

MI16
WWⅠ”:-
WWⅡ”:科学的情報部(Scientific Intelligence)(1945年設立)。
“現在”: -

MI17
WWⅠ”:-
WWⅡ”:1943年4月から軍事情報長官(Director of Military Intelligence)の事務局。
“現在”:-

MI18
WWⅠ”:
WWⅡ”:(未使用)
“現在”:

MI19
WWⅠ”:-
WWⅡ”:敵軍捕虜の尋問(1941年12月に結成)。
“現在”:第二次世界大戦中活動

【その他】
WWⅠ”:“MIR” ロシア,シベリア,中央アジア,ペルシャ,アフガニスタン,中国,日本,タイ,インドに関する情報
WWⅡ”:MI (JIS) 統合情報委員会のサブグループである統合情報スタッフに関連する「枢軸国の計画スタッフ(Axis planning staff)」。

MI の部署名として,主にスパイ小説やニュース・メディアでの使用が影響し,MI5MI6という2つの部署名が現在も広く使われている。

MI5” は 保安局(the Security Service)の略称として使用され,同局のロゴやウェブアドレスにも含まれている。“MI6” は秘密情報部(the Secret Intelligence Service)のウェブサイトでは別名として使用されているが,公式略称であるSISが主流であるpredominant).。

名称は残っているが,現在,両機関はそれぞれ異なる国務省の管轄下にあり,MI5は内務省,MI6は外務省の管轄下にある。
(転載了)
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日本の 海外を担当する Intelligence Service は?
外務省の 国際情報統括官組織(Intelligence and Analysis Service)が “MI6” に相当するのでしょうか?
第一から第四までの国際情報官があるようです。

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