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2025年5月17日 (土)

素潜り「時間:10分以上,水深: 70m」?

NHK総合「シリーズ人体Ⅱ 遺伝子」を見ていて 驚くべき能力を持つ民族が紹介されていました。
インドネシアの水上住居に住む「バジャウ(Bajau)」族は  10分間以上,水深 70m 素潜りするー ということです。

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身体の何が違うか?
赤血球を蓄える脾臓が 通常の 1.5倍の大きさであり,民族の遺伝子でそうなっているとのことでした。

調べると ‘BBC’ 電子版 20 April 2018付けにー
Bajau people 'evolved bigger spleens' for free-diving”(バジャウ族は素潜りのために 「より大きな脾臓を進化させた」)と題する記事がありました。
記事の冒頭には 次のように書いています。
自然選択の顕著な例として,東南アジアのバジャウ族は潜水のために脾臓を大きく発達させてきたことが研究で明らかになった。
バジャウ族は伝統的に放浪民であり,航海民(nomadic and seafaring)で,海底で貝類を採取して生計を立てている。
この生活様式が彼らの生物学的機能に及ぼす影響を研究している科学者たちは,彼らの脾臓が,この地域の近縁種の人々よりも大きいことを発見した。
脾臓が大きいことで,潜水時に血液中の酸素供給量が増える。」

まいりました。
脾臓は鍛えて大きくなるものではなく,偶々 大きい脾臓の遺伝子を持つ者がいて 長い間に,その遺伝子を引き継ぐ者たちで民族が形成されてきた(数千年にわたる淘汰・選択?)ーということでしょうか。
タイトルの “evolve” は個人としてではなく 民族としてーということでしょう。

素潜りの競技では 100m以上,10分以上の記録がありますが,バジャウ族の素潜りの目的は長く潜ることでも,深く潜ることでもなく 貝を獲ることです。潜って仕事をします。

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