スペイン政府,イベリア半島 大停電 原因発表
‘BBC’ 電子版,June 18,2025付け
“Spain's government blames huge blackout on grid regulator and private firms”
「スペイン政府は大規模停電の原因を電力系統規制当局と民間企業にあるとして非難」
の 見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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スペイン政府は,今年前半にスペインとポルトガルで広範囲にわたる混乱を引き起こした停電について,国営電力会社(the national grid operator)と民間発電会社(private power generation companies)に責任があると述べた。
4月28日 正午過ぎ,両国は数時間にわたり欧州の電力網から遮断された。企業,学校,大学,政府機関,交通機関はすべて停電に見舞われ,信号機の停止により交通渋滞が発生した。
児童,学生,労働者が一日帰宅させられた一方で,多くの人々はエレベーターに閉じ込められたり,隔離された農村地帯の電車に取り残されたりした。
直後,左派連立政権(coalition government)は説明をせず,調査が続く間は忍耐強く待つよう求めた。
前例のない停電から 約2か月が経過し,サラ・アーゲセン環境移行大臣(the minister for ecological transition)は停電の原因に関する報告書を提出した。
アーゲセン大臣は,一部国有の送電網運営会社(state-owned grid operator)レッド・エレクトリカ(Red Eléctrica)が当日の電力需要を誤って計算したと述べ,「系統の動的電圧容量が不十分だった」と説明した。
アーゲセンは,規制当局は別の火力発電所を稼働させるべきだったが,「計算の結果,必要ないと判断した」と述べた。
アーゲセンはまた,停電発生直前に電力系統の電圧を調整できなかった民間発電事業者を非難した。
「電圧を制御する役割を担い,しかもその報酬を受け取っていた発電会社は,電圧が高かった際に,本来供給すべき電圧をすべて吸収していなかった。」と彼女は述べたが,責任のある企業名は明らかにしなかった。
停電の翌日,ペドロ・サンチェス首相は,民間電力会社に何らかの関与があった可能性を示唆し,政府は電力会社に対し「関連するすべての説明責任」を求めると述べた。
しかし,今回の停電に関する新たな報告書は,レッド・エレクトリカ社社長で元社会党大臣のベアトリス・コレドールの役割についても疑問を投げかけている。コレドールは以前,送電規制当局に過失はないと主張していた。
アーゲセンは,サイバー攻撃が停電の原因となったという証拠はないと述べた。
政府の停電の説明の遅れは広く批判を浴び,国のエネルギー・モデルに対する厳しい調査につながった。野党は,再生可能エネルギーへの依存度が高まり,原子力エネルギーへの拒否が一因となった可能性があると示唆している。
主要野党・国民党(PP:People's Party)のアルベルト・ヌニェス・フェイホ党首は,首相は「世界で最も環境に優しい国(the greenest)になることにあまりにも熱心で,スペイン国民を暗闇に導いている。」と述べた。
しかし,政府は,スペインの再生可能エネルギー発電が停電の原因ではないと繰り返し主張している。
(転載了)
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かつて 東京勤務時代,電力事情が厳しい夏季は 大型発電機を積んだ車を事業所内において 電力消費量を抑えることに協力し,東京電力から特典を得ていました。
大都市で消費電力の予想を誤ると 大停電が発生することの実例となったようです。
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