米 感染症対策を担うCDC所長 就任1ヶ月足らずで解任,非科学的指示を追認しなかったことが理由
‘BBC’,Sept.18,2025付け
“Former CDC head says she was fired for refusing Kennedy's vaccine changes”
「前CDC所長,ケネディのワクチン変更を拒否したために解雇されたと語る」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
*******************
米国疾病対策センター(CDC:Centers for Disease Control and Prevention)の前所長が,「科学的証拠を考慮しない(regardless of the scientific evidence)」 ワクチン政策の変更の承認を拒否したため,先月解任されたと語った。
スーザン・モナレス博士(Dr Susan Monarez)は水曜日(9月17日),上院委員会で,ロバート・F・ケネディ・ジュニア(Robert F Kennedy Jr)厚生長官(Health Secretary)によるCDCのワクチン専門家を「理由なく」解任する(dismiss)ようにとの要求を拒否したため解任された(sacked for)とも述べた。
「ケネディ長官は,もし私が両方の任務を遂行する意思がないなら辞任すべきだと言った。」と彼女は述べた。
ケネディ長官は,感染症(infectious)および慢性疾患(chronic diseases)への米国の対応を主導するCDCの所長として就任宣誓から1ヶ月も経たないうちにモナレス博士を解任した。これは,ケネディ長官が今年行ったCDCの改革をめぐる激しい政治闘争に新たな火を点けた。
解雇後に辞任した同局の元最高医務責任者(former chief medical officer)と共に証言した(testifying)モナレス博士は,保健委員会(the health committee)に対し,8月25日にケネディと会談した際,彼から2つのことを「要求された(demanded)」と述べた。
1つ目は,予防接種実施諮問委員会(APC:the Advisory Committee on Immunization Practices)のすべての勧告を承認することだった。ケネディは6月に同委員会の委員全員を解任し,新たに委員を任命した。
2つ目は,「ワクチン政策の責任者であるキャリア官僚を理由なく解任すること」 だとモナレス博士は述べた。
モナレス博士が辞任(resign)を拒否した際,ケネディは既にホワイト・ハウスに彼女の解任を伝えたと述べ,米国のワクチン政策の変更について ドナルド・トランプ大統領と頻繁に連絡を取っていると伝えたと付け加えた
Kennedy, a notable vaccine sceptic, has previously denied that she was told to sign off on vaccine recommendations that did not have a scientific basis.
ワクチン懐疑論者(vaccine sceptic)として著名なケネディは,彼女が科学的根拠のないワクチンの勧告に署名するよう言われたことを以前から否定している。
モナレス博士はまた,ケネディがCDC職員を 「ひどい人々(horrible people)」と呼び,同機関を「腐敗している(corrupt)」と非難したと証言した。
モナレス博士の解任は,新型コロナウイルス・ワクチン接種に抗議する男がCDC本部に180発の銃弾を発砲し,現場にいた警察官を殺害した直後に起きた。この事件は世界中で大きく報道された。
モナレス博士はその後,ウォール・ストリート・ジャーナル紙に「上院は,偏りのない証拠(unbiased evidence)が国民の健康に役立つようにするために私を承認した。そのせいで私は職を失った。」と論説を掲載した。一方,ケネディは別の議会公聴会で,モナレス博士を解任したのは信頼できない(not trustworthy)からだと述べた。
モナレス博士が解任された直後,CDCの他の幹部も辞任した。その中には,水曜日に証言を行った当時の最高医療責任者デブラ・フーリーも含まれていた。
二人の元職員は,ケネディを科学よりも政治を優先し,データや科学に興味を示さず,CDCの専門家や幹部とほとんどコミュニケーションを取らない人物だと描写した。
フーリー博士は,辞任の理由について 「CDCの幹部がおべっか使い(rubber stamps)に成り下がった」と述べた。
今年,米国で致命的な麻疹(measles)の流行が発生した際,フーリー博士は対応について ケネディへの報告を求められなかった。
「普段なら幹部に報告するところだった。」と彼女は述べた。「ケネディはワクチンに胎児の成分が含まれているとも言っていたので,私は幹部チームにその誤報を訂正するよう通達を送らなければならなかった。」
ケネディは承認されて以来,保健団体や科学者,そして両党の元保健相から,大規模な人員削減,予防接種委員会の改編,ワクチンと指導者層への圧力について批判を受けている。
一方,ケネディは,連邦政府の保健機関や公衆衛生団体が製薬会社などの企業の利益に縛られ,食品添加物などの慢性的な健康被害の可能性を無視していると非難している。
一方,ワクチンをめぐる国内の争いは激化している。米国の州は,連邦基準ではなく独自の基準を小児予防接種に適用することで連携し,フロリダ州はすべてのワクチン接種義務を廃止しようとしている。ACIP(米国予防接種委員会)は今週後半に会合を開く予定で,B型肝炎ワクチンの小児接種スケジュールを変更する可能性があるとの報道もある。
In testimony on Dr Monarez's firing at a hearing this month, Kennedy said she was let go because she answered "no" when he asked her if she was a "trustworthy person."
今月行われた公聴会でモナレス博士の解雇に関する証言を行ったケネディは,モナレス博士が 「あなたは信頼できる人物か」 と尋ねた際に 「いいえ」 と答えたため解雇されたと述べた。
Dr Monarez told the committee that Kennedy had told her he did not think he could not trust her. She responded that then he should fire her.
モナレス博士は委員会に対し,ケネディは 彼女を信頼できないとは思わないと彼女に言ったと述べた。彼女は,それなら解雇すべきだと答えた。
委員会を主導し,上院を支配している共和党議員は,ケネディの解任決定に概ね賛成していると述べた。多くの議員は,モナレス博士とフーリー博士の両氏がCDCの改革に前向きではなく,ワクチンに関するすべてのデータを調べていないと非難した。
また,モナレス博士がCDC在任中にトランプ政権の政策を阻止しようとしていたと非難する者もいた。
両氏はこれらの疑惑を否定した。
(転載了)
********************
ケネディは 参政党の神谷宗幣氏と同じ 「ワクチン懐疑論者」のようです。
科学的根拠なく 世の中が動くのは ・・・ 怖い。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- 信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)(2026.07.19)
- トランプに贈るトロフィーが ・・・(2026.07.16)
- トランプ政権,NYタイムズ記者に召喚状 ― 新しい「エア・フォース・ワン」の報道で(2026.07.14)




コメント