ロバート・レッドフォードの映画でのスタイル
男性総合誌 GQの英国電子版 ‘GQ-UK’,Sept.17,2025付け
“Robert Redford’s most stylish roles of all time”
「ロバート・レッドフォードの最もスタイリッシュな役柄」
のタイトル記事を 下記,拙訳・転載します。
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From Downhill Racer to The Great Gatsby, few actors have had more iconic big-screen looks than the late Hollywood legend
『白銀のレーサー』から『華麗なるギャツビー』まで,このハリウッドの伝説的俳優ほど象徴的なルックスをスクリーンで披露した俳優はほとんどいない。
9月16日,89歳で亡くなったロバート・レッドフォードは,才能あふれる俳優,オスカー受賞監督,インディペンデント映画製作の揺るぎない支持者,献身的な環境保護活動家,そして誰の目にも明らかな高潔な人物として記憶されるだろう。しかしながら,仕事の本質を非常に真剣に受け止めていた彼は,スタイルについても鋭い洞察力を持っていた。
だからこそ、彼が残した数々の功績(それらのほとんどは,より大きな視点で見れば,おそらくより重要なものだが)にもかかわらず,彼が残した功績の中で最も記憶に残るのは,おそらくスクリーン上での衣装の着こなしだろう。ウエスタン・スタイルの衣装を身にまとっていようと,ヨットのデッキを白いダブル・スーツで闊歩していようと,レッドフォードの映画作品の多くをこれほどまでに魅力的なものにしている要因の一つは,衣装のインスピレーションの豊かさである。ここでは,その中でも特に重要なものをいくつかご紹介する。
明日に向かって撃て!(Butch Cassidy and the Sundance Kid) (1969)
レッドフォードと ポール・ニューマンが共演した、不運な(ill-fated)銀行強盗のバディ・アクションは,紛れもなく史上最高の西部劇の一つと言えるだろう。その成功の大部分は,レッドフォードのキャリアを決定づけたニューマンとのスクリーン上の相性(chemistry)によるものだが,彼のバーン・ジャケット,ダンガリー,そしてテイラーリングの服といった素晴らしい衣装も高く評価されるべきだろう。
白銀のレーサー(Downhill Racer) (1969)
感情的にスランプに陥ったオリンピック候補生を描いたこの映画で,レッドフォードは持ち前のテクニカルなスキーギアを存分に着こなした。スエードのカウボーイ・ブーツ,セベ(Cébé)のサングラス,タートルネックを巧みに組み合わせたレッドフォードのスタイル,そして彼が乗り回す黄色い1968年製ポルシェ911は,その後長年にわたりスロープ・スタイルの基準を高く設定した。
追憶(The Way We Were) (1973)
この映画は,数十年にわたる波乱万丈の(turbulent)関係を浮き沈みしながら生き抜くカップルを描いた作品だが,セーターだけでも観て損はない。バーシティ(Varsity),フェア・アイル(Fair Isle),フィッシャーマン(fisherman),テニス(tennis),ベスト(vest)など,あらゆる偉大なセーターが登場し,言うまでもなく,ロバート・レッドフォードはどれもかっこよく着こなしている。
華麗なるギャツビー(The Great Gatsby) (1974)
ラルフ・ローレンがドレスアップを手掛ければ,失敗はまずないだろう。F・スコット・フィッツジェラルドの名作を現代に蘇らせたこのドレスで,レッドフォードはまさにその通りだった。チョコレート・ブラウンのピンストライプに,大きなラペルが映えるスリー・ピース・スーツが,これほどまでに美しく映えたことはかつてなかった。
コンドル(Three Days of the Condor) (1975)
『大統領の陰謀』と並んで,ウォーターゲート事件を背景にしたこの名作は,政府の陰謀(conspiracy)を暴こうとする読書好きの(bookish)CIAアナリストを描いた作品で,まさにレッドフォードの真髄を体現している。ツイードのスポーツ・コート,シャンブレー・シャツ,ジーンズ,ハイキング・ブーツといったアイビー・スタイルを彷彿とさせる衣装が,この作品をさらに引き立てている。
スニーカーズ(Sneakers) (1992)
このあまり知られていない(slept-on)陰謀スリラー映画で,レッドフォードが演じる60年代の老革命家の役は,誰もが羨む(enviable roster of)バーシティ・ジャケット,ボックス型のスウェット・シャツ,ローファー,ハイウエストのデニムといった衣装のおかげで生き生きとしている(brought to life)。
幸福の条件(Indecent Proposal) (1993)
この映画の悪名高い設定(infamous premise)は当時も問題視され,時が経つにつれてさらに不快なものになっていった(gotten ickier with time)。とはいえ,ダブル・スーツを絶対的なボスのように着こなすコツを探しているなら,それだけでも見る価値がある。
(転載了)
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