トランプは どのように 徴兵を逃れたか
「国防総省」を 「戦争省」に改名する大統領令に署名したトランプ自身は 戦争にどのように戦争に関わったことがあるのか 興味があるところです。
彼の年齢からすれば 当然 ベトナムに従軍した?
否,彼は 軍隊にいたことすらありません。徴兵制度が存在した時期なのに? どのように逃れたのか?
‘Business Insider’,Dec 27, 2018付け
“Donald Trump avoided the military draft 5 times, but it wasn't uncommon for young men from influential families to do so during the Vietnam War”
「ドナルド・トランプは5回 徴兵を逃れたが,ベトナム戦争中は有力な家庭の若者が徴兵を逃れることは珍しくなかった。」
の見出し記事があります。
下記,拙訳・転載します。
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・ドナルド・トランプ大統領は,足の不調(bad feet)を理由に1回,大学進学を理由に4回,計5回の徴兵猶予(military draft deferments)を受けた。
・徴兵猶予のおかげで,彼はベトナム戦争には従軍しなかった。
・大統領は徴兵逃れ(dodging the draft)を理由に,議会議員を含む多くの批判を受けている。
・パープルハート勲章受章者の民主党上院議員タミー・ダックワースは,かつて彼を「士官候補生の骨棘(Cadet Bone Spurs)」と呼んだ。
・トランプのように,裕福な家庭出身の多くの若者は徴兵逃れの方法を見つけた。
1968年,米国がベトナム戦争で最も血なまぐさい年(the bloodiest years)の一つにはまっていた(mired)頃,若きドナルド・トランプはペンシルベニア大学を卒業したが,当時 一見健康そうに見えた。
身長190センチのアスリートだった22歳の彼は,大学を修了するために既に4回も徴兵を免れていた。
しかし,卒業を控えていたその春,骨棘(bone spurs)という診断(diagnosis)を受け,5度目の徴兵猶予が認められ,再びベトナム戦争への参加は阻まれた。
トランプ大統領は戦争に行くことなく(sat out),代わりに父親の事業に加わった。ニューヨーク・タイムズ紙によると,大統領は若い頃,「踵骨棘(heel spurs:かかと骨にカルシウムが蓄積してできる突起(protrusions))」のせいで兵役に就けない(unfit)と言っていたそうである。
踵骨棘は,ストレッチ,矯正器具(orthotics),手術で治る。大統領は手術は受けていないと述べている。
タイムズ紙によると,彼は「時間が経つにつれて治っていった。」と述べている。
この診断(diagnosis)は,トランプ大統領が兵役可能と宣言され,身体検査に合格してから2年後に下された。
水曜日,タイムズ紙は,大統領の父フレッド・トランプからオフィスを借りていたクイーンズの足病医(podiatrist)が,父親への好意として大統領に診断を下した可能性があると報じた。
しかし,ベトナムへの派遣を免れた若者は,トランプだけではなかった。彼は,大学教育を受けさせてくれる,あるいは好意的な(favorable)診断結果をもたらすような,影響力のある家庭に育ったからである。
ベトナム戦争時代には徴兵猶予は珍しくなかったが,それは特定の若者層,特に大学教育を受けられるだけの経済力や,猶予を得るのに十分な家族の影響力を持つ若者に有利に働くことが多かった。
学者であり平和活動家でもあるデイビッド・コートライトは,ベトナム戦争時代に徴兵資格を有していた2,700万人の米国人男性のうち,半数以上が徴兵猶予(deferred),免除(exempted),あるいは不適格(disqualified)とされたことを明らかにした。
若い男性は,大学在学,結婚,子供を産んだり,あるいは兵役に就けないような病気と診断されたりすることで,通常は徴兵を免れることができた。
‘the American Economic Review’ 誌の報告によると,若い米国人男性の大学進学率は1965年から1975年の間に急激に(abruptly)上昇し,その後急激に低下した。この報告によると,多くの人がこの傾向は徴兵猶予による結果だと述べている。
この結果,ベトナム戦争に従軍した人々の大半は低所得世帯の出身者となった。これは,ベトナム戦争で捕虜となった故アリゾナ州選出上院議員ジョン・マケインが2017年に指摘した点である。
「ところで,この紛争において私が決して容認(countenance)できない点の一つは,米国で最も所得の低い層を徴兵したことだ。」とマケインはインタビューで述べた。「そして,最も所得の高い層は,骨棘があると診断する医師を見つけた。これは間違っている。間違っているのだ。もし全ての米国民に兵役を求めるのであれば,全ての米国民が兵役に就くべきだ。」
イラクとアフガニスタンの退役軍人であるエリオット・アッカーマンは,タイム誌の記事で,「学生の兵役猶予や様々な抜け穴(loopholes)は,ほとんどの場合,裕福な層や影響力のある(leveraged)層によってのみ利用されていた。この紛争の矢面に立たされたのは,米国で最も貧困で,最も社会的に無視された(marginalized)市民であり,有害な社会の亀裂(toxic social rift)を生み出した。」と述べている。
ジョー・バイデンやディック・チェイニーといった著名な政治家も,複数回の徴兵猶予を受けている。バイデンは大学教育を理由に徴兵猶予を受け,大学卒業後は喘息の症状(asthma condition)を理由に徴兵猶予を受けた。
トランプと同様に,チェイニーも5回の徴兵猶予を受けた。そのうち4回は大学教育,1回は父親であることによるものである。ワシントン・ポスト紙によると,チェイニーは1965年に選抜徴兵局から1-Aに分類された。これにより,彼は「すぐに兵役に就く」ことができた。チェイニーは分類後すぐに結婚した。
数ヶ月後,リンドン・B・ジョンソンは徴兵対象を倍増させると発表した。これは,これまで徴兵免除対象だった子供のいない既婚男性も徴兵対象となり,子供がいる既婚男性は免除されることを意味する。その後まもなく,チェイニーは妻が第一子を妊娠していたため,選抜徴兵局から3A級に分類された。
徴兵を免れなかった他の若者たちは,ドイツや朝鮮半島などの非戦闘地域,あるいはその他の軍事拠点に配属されるよう,裏工作を受けた(had strings pulled)。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領は,ベトナム戦争中,テキサス州の空軍州兵(the Air National Guard)に入隊し,米国に留まった。批評家たちは長年,ブッシュが州兵で楽な立場(cushy role)を得られたのは,当時テキサス州選出の有力下院議員だった故ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の機嫌を取ろう(curry the favor)とした指揮官たちの努力によるものだと主張してきた。
(転載了)
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ベトナム戦争時の徴兵猶予が 半数以上あったことを初めて知り,トランプの罪も それほど重くないのではと言う気になります。
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