香港の高層アパートの大火
‘AP’,Nov.28,2025付け
“What to know about the apartment tower fire in Hong Kong”
「香港のタワー・アパート火災について知っておくべきこと」
の見出し記事を下記,拙訳・転載します。
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香港(AP通信)― 香港の消防隊員たちは,香港史上最悪の火災の生存者を捜索すべく,最後の追い込みを続けている。高層マンション内の各部屋をくまなく捜索し,徹底的な捜索活動を展開している。
水曜日(11月26日)に郊外大埔区の王福院で発生した火災では,少なくとも94人が死亡したとみられる。(*死者数は調査進行により更に増加)さらに数十人が負傷し,住民4,800人のうち約900人が仮設住宅に避難した。
複合施設内の32階建て8棟のうち7棟が,建設資材と竹の足場が延焼し,炎に包まれた(engulfed)。当局は,高熱が救助活動を妨げていると述べている。
今回の火災は,1996年に九龍で発生した商業ビル火災(41名死亡)よりも甚大な被害をもたらした。サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると,1948年の倉庫火災では176名が死亡している。
今回の火災について知っておくべきことは以下の通り:
Why the buildings burst into flames
建物が炎上した原因
当局は,建物の外装改修工事に使用されていた建設資材,ネット,竹製の足場がなぜ燃えたのかを調査している。
一方,当局は建設会社の取締役とエンジニアリング・コンサルタントの計3人を過失致死(manslaughter)の疑いで逮捕した。警察は建設会社名を明らかにしなかったが,プレステージ・コンストラクション・アンド・エンジニアリング社(Prestige Construction & Engineering Co.)の事務所を捜索した。AP通信によると,同社が改修工事を担当していたことが確認されている。同社の事務所への電話には応答がなかった。
当局は,窓の損傷を防ぐために使用されていた発泡スチロール・パネルなど,一部の資材が耐火基準を満たしていなかったとみている。強風が延焼を助長した。
The type of buildings affected
影響を受け建物の種類
香港住民の約3分の1は,政府住宅局(Housing Authority)の住宅に住んでいる。王福院は1980年代に建設された民間所有の住宅だが,補助金支給を受けている。
オンライン不動産情報によると,この複合施設内の基本的なアパートの広さは40~45㎡ である。香港の多くの大衆住宅と同様に,煙探知機やスプリンクラー設備は設置されていないようである。
これらの建物は,香港の消防法が改正され,避難階(fire refuge floors)の設置が義務付けられる前に建設された。
香港の750万人の住民は,ほとんどが限られた平地にひしめき合う狭いアパートや,急峻な山の斜面に建つアパートに住んでいる。多くの高層ビルは,密集して建っている。
How Hong Kong’s authorities have responded
香港当局の対応
消防隊員たちは,はしごやホースが32階建てのビルの半分強,つまり約53 m,つまり20階以下の高さまでしか届かず,鎮火に苦戦した。
強風と高熱のため,ヘリコプターなどの航空機の使用が困難になった可能性がある。香港消防署のデレク・アームストロング・チャン副署長は,高温により消防隊員が建物内に入って消火活動や生存者の救助を行うことも困難だったと述べている。
香港の李家超 行政長官は,政府が火災調査のための特別チームを編成し,結果は死因や状況の調査を行う検視院に提出されると述べた。
李家超 行政長官は,政府は大規模修繕中のすべての住宅団地を検査し,足場や建設資材の安全性を確認する予定だと述べた。彼はまた,火災の被害を受けた人々に「可能な限りのあらゆる支援」を提供すると約束した。
Helping the survivors
生存者への支援
火災発生時に避難した,あるいは建物の外にいた数百人の生存者は,近くの学校を含む仮設避難所に避難していた。
そこでは,作業員がボトル入りの水,食料,その他の生活必需品を配布していた。ボランティアは水やスナックなどの物資を届けていた。
市消防局によると、70人以上が負傷した。
(転載了)
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Google Map を見ると 火災があったビルの位置に “Wang Fuk Court structure fire” と示されています。
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