山本由伸 ワールド・シリーズ MVP
‘MLB’ 公式サイト,Nov.2,2025付け
“Tireless Yamamoto named World Series MVP -- on zero days' rest!”
「疲れ知らずの山本,休養ゼロでワールド・シリーズMVPに選出!」
のタイトルで 報じています。
下記,拙訳・転載します。
**********************
土曜(11月1日)の夜,ロジャース・センターで行われたワールド・シリーズ第7戦で,ドジャースがブルー・ジェイズを相手に延長11回で劇的な逆転勝利を収め,優勝を飾った後,右腕投手の山本由伸投手が,シリーズMVPに選出された。これは,彼がマウンドに上がり,試合を締めくくる英雄的な活躍が評価されたものである。
山本は,2001年のダイヤモンド・バックスのランディ・ジョンソン(Randy Johnson)投手以来となるワールド・シリーズで3勝を挙げた投手であり,また、フォール・クラシック(Fall Classic=World Series)のアウェー・ゲーム(road games)で3勝を挙げた初の投手となった。さらに、ワールド・シリーズで第6戦と第7戦の両方に勝利した投手は,ジョンソン(2001年),ハリー・ブレーチェン(1946年),レイ・クレマー(1925年)に続き,史上4人目となった。アウェー・ゲームで3勝を挙げたのは,山本が初めてである。
山本はシリーズ第2戦で完投(ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ以来2試合連続の完投)を果たし,被安打4,与四球0,奪三振8の好投を見せた。続く 第6戦では,ドジャースが敗退の危機に瀕する中,6イニングを投げ切り,見事な投球で勝利を収めた。
土曜夜の第7戦で,山本は残り2回と3分の2を投げ切り,締めくくった(close out the clincher)。それは,2014年,ジャイアンツのマディソン・バンガーナー(Madison Bumgarner)が見せた偉業(exploits)-この時も第7戦を制した(closed out)-や,2001年のダイヤモンド・バックスのジョンソンが勝利を収めた試合など,ワールド・シリーズの歴史に残る活躍を 思い起こさせるものだった(reminiscent)。
休養日ゼロだったにもかかわらず,山本は第7戦の9回にブレイク・スネル(Blake Snell)のリリーフとして登板した。スネル自身も,大谷翔平の先発,ジャスティン・ウォロブレスキー(Justin Wrobleski),タイラー・グラスノー(Tyler Glasnow),エメット・シーハン(Emmet Sheehan)の3人の中継ぎ投手に続き,ドジャースの5番手投手として登板した。
一死,ランナー 一,二塁の場面で,山本はブルー・ジェイズの捕手アレハンドロ・カーク(Alejandro Kirk)に死球を与え満塁としたが,その後,ダルトン・ヴァーショ(Daulton Varsho)の内野ゴロを誘い,9回表に同点ホームランを放った二塁手ミゲル・ロハス(Miguel Rojas)が捕球,本塁へ送球してフォース・アウトとした。
次の打者アーニー・クレメント(Ernie Clement)が放った左中間への深いフライを アンディ・ペイジ(Andy Pages)が捕球し,劇的なセーブを見せ,危機を脱した。
この秋のクラシック(Fall Classic=World Series)に臨むワールド・シリーズ ディフェンディング・チャンピオンにとって,リリーフ陣(beleaguered bullpen)は弱点と目されていた。デーブ・ロバーツ監督は,タイトル獲得を懸けたこの試合で,山本に最大限の力を求めていた。
山本は,10回にも登板し,3者凡退で打ち取った(retiring the side in order)。11回表,バッテリー・メイトのウィル・スミス(Will Smith)が勝ち越し本塁打(go-ahead homer)を放った後,山本はさらに苦戦を強いられる(faced more adversity)。ウラジミール・ゲレーロ・ジュニア(Vladimir Guerrero Jr.)が二塁打で先制する(opened the frame)と,アイザイア・カイナー=ファレファ(Isiah Kiner-Falefa)のバントで三塁へ進塁。続いて山本はアディソン・バーガー(Addison Barger)に四球を与え,ランナー 一,三塁となった(put runners on the corners)。
同点ランナーが 90ft地点,そして決勝ランナーが一塁にいた状況で,山本は粘り強く投げ(bore down),前夜6イニングを投げていたにもかかわらず,カークの打球をワールド・シリーズ終結のダブル・プレーへと繋げた。
山本投手はワールド・シリーズ全体で17-2/3イニングを投げ,9安打,1四球,14奪三振で わずか2失点(防御率 1.20)にとどまった。この成績は,37-1/3イニングを投げ 5勝1敗,防御率1.45と好成績を残したこの日本人右腕投手にとって素晴らしいポストシーズンの締めくくりとなった。
(転載了)
*******************
Up-Dateされた記事の出だしは次の文になっています。
+++++++++
Yoshinobu Yamamoto didn’t go to his hotel room; he went to the trainer’s room.
山本由伸は ホテルの部屋ではなく,トレーナーの部屋へ向かった。
It was the aftermath of a Game 6 in which he had gone six innings for his second win of this World Series and his fourth of this postseason. Typically, it would be a time for a starting pitcher to decompress, not to press on. But Yamamoto started doing stretching and soft tissue work like someone who …
ワールド・シリーズ2勝目,そしてポストシーズン4勝目となる第6戦を6イニング投げ切った直後のことだった。通常,先発投手はこの時間帯はプレッシャーをかけるのではなく、リラックスする時間だ。しかし,山本は,まるで ・・・ のようにストレッチや軟部組織の施術を始めた。
Well, like someone who planned to pitch, again, the next day, in Game 7.
まるで 翌日の第7戦に再び登板する準備をするかのように。
“It kind of got circulated through some different channels and, ultimately, to some of the front office people and some of the staff,” said pitching coach Mark Prior. “It went through various people, but the message was the same: He woke up this morning feeling good.”
「この話は様々な経路で伝わり,最終的にはフロント・オフィスの担当者やスタッフにも伝わった。」と,投手コーチのマーク・プライアーは語った。「様々な人に伝わったが,メッセージは同じだった:彼は今朝,気分良く目覚めた。」
And he ended the night as the Willie Mays World Series Most Valuable Player.
そして彼は、ウィリー・メイズ・ワールド・シリーズ最優秀選手として その夜を終えた。
+++++++
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- トランプに贈るトロフィーが ・・・(2026.07.16)
- トランプ政権,NYタイムズ記者に召喚状 ― 新しい「エア・フォース・ワン」の報道で(2026.07.14)
- 6月の平均気温,西ヨーロッパで観測史上1位,世界では2位(2026.07.13)
- 「トランプは私的利益に大統領職を利用」と考える米国民は 60%(2026.07.12)



コメント