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2025年12月22日 (月)

‘Pew Research Center’ による 2025年の注目すべき調査報告

Pew Research Center’,Dec.9,2025付け
Striking findings from 2025
2025年の注目すべき事実」
のタイトル記事を 下記,拙訳・転載します。

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As we do every year, we’ve gathered data around some of the most pivotal news stories of 2025, including President Donald Trump’s return to the White House, the changing U.S. immigration landscape and the rapid rise of artificial intelligence worldwide.
毎年恒例の通り,2025年の最も重要なニュースに関するデータを収集した。ドナルド・トランプ大統領のホワイト・ハウス復帰,変化する米国移民事情,そして世界的な人工知能の急速な台頭などである。

ピュー・リサーチ・センターの最も印象的な12の調査結果を通して,2025年を振り返る。これは,同センターが今年発表した調査結果のほんの一部である。

1. 50年以上にわたる急速な増加の後,合衆国に居住する移民の数は減少傾向にある。20251月には,合衆国に居住する移民の数は5,330万人で,全人口の約16% を占めていた。移民数と割合はともに過去最高を記録した。しかし,20256月までに,米国の移民人口は100万人以上減少し,5,190万人となった。この減少は,国外追放(deportations),自発的な出国,新規入国者の減少により,その後も続いていると考えられる。

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移民のほとんどは合法的に合衆国に滞在している。2023年時点で,73%は帰化(naturalized)米国市民,合法的な永住者(permanent residents),または合法的な一時滞在者である。残りの27% は不法移民(unauthorized immigrants)である。

002m_20251210161401 2. 今年調査した10の高所得国の多くにおいて,米国に対する見方は悪化し,中国に対する見方は改善した。これらの国では,成人の中央値で35%が米国に好意的な意見を持っていると回答し,32%が中国に好意的な意見を持っている。両者の割合は2018年以来最も接近している。

世界情勢に関して,米国と中国の指導者が正しい行動をとる信頼度についても同様の傾向が見られる。調査対象となった10の高所得国では,トランプに信頼を寄せているのは成人の中央値で22%で,中国の習近平国家主席に信頼を寄せているのは24%である。ジョー・バイデン前米国大統領への信頼度は,一貫して習近平国家主席への信頼度を上回っていた。

003h_20251210161301 3. 米国人の10人に7人が,米国の高等教育制度は概して間違った方向に進んでいると回答しており,これは2020年の56% から増加している。米国の大学に対する見方は,共和党員と民主党員の双方において,より否定的なものになっている。(この分析では,共和党員と民主党員には,それぞれの党に傾倒している無党派層も含まれている。)

多くの米国人は,特定の分野において,これらの教育機関に概ね否定的な評価を与えている。例えば,米国の成人の79%は,大学は授業料を手頃な価格に抑えるという点で 「まあまあ(fair)」または「不十分(poor)」な対応をしていると回答しており,55%は,今日の経済状況における就職準備についても同様の評価を下している。

004m_20251210161501 4. 米国ではスポーツ賭博(sports betting)の広範な合法化(widespread legalization)に対する批判が高まっており,特に若い男性の間でその傾向が顕著である。

米国全体では,成人の43%が,スポーツ賭博が現在,国内の大部分で合法化されているという事実は社会にとって悪いことだと回答しており,2022年の34%から増加している。また,スポーツにとって悪いことだと回答した人は40%で,33%から増加している。

最も大きな意識の変化の一つは,30歳未満の男性に見られた。この層では,合法的なスポーツ賭博は社会にとって悪いことだと回答した人が47%で,2022年の22%から増加している。30歳未満の女性では,この変化は小さく,合法的なスポーツ賭博は社会にとって悪いことだと考える人が25%から増加して35%である。30歳未満の男性のかなりの割合(36%)は,過去1年間に個人的にスポーツ賭博を行ったことがあると回答している。

005m_20251210161501 5. 9月に実施されたセンターの調査によると,米国人の約10人に7人(69%)が,トランプは前任者に比べ,よりも権力を行使しようとしていると回答している。

そう回答した人の大半は,これを国にとって悪いことだと考えている。全体では,米国人の成人の49%が,トランプは歴代大統領よりも大統領権限を多く行使しようとしており,これは国にとって悪いことだと考えている。

民主党員の大多数(83%)が,トランプ大統領は より行政権を行使しようとしており,これは悪いことだと回答している。共和党員の意見はより分かれており,約半数(49%)がトランプは権力を行使しようとしていると回答しており,この回答者の中では,国にとって良いことだという回答の方が悪いことだという回答よりも多くなっている。

006m_20251210161501 6. 2歳未満の子供を持つ親の大多数が,子供がYouTube動画を視聴していると回答している。2歳未満の子供を持つ親の約62%が,子供がYouTube動画を視聴したことがあると回答しており,これは2020年の45%から増加している。

2歳未満の子供を持つ親の間では,子供がYouTube動画を毎日視聴すると回答する割合も増加傾向にあり,5年前の24%から35%に増加している。親によると,2歳から4歳までの子供の間でも毎日視聴する割合は増加傾向にあり,38%から51%に増加している。しかし,他の年齢層の子供の間では,この割合は安定している。

007m_20251210161501 7. Google AI Overview’に遭遇したGoogleユーザーは,遭遇しなかったユーザーに比べて,検索結果をクリックする可能性が約半分である。20253月のウェブ閲覧アクティビティの共有に同意した米国成人のデータに基づく当社の分析によると,‘AI summary’を含むGoogle検索ページにアクセスしたユーザーが検索結果をクリックした割合は 8% だった。一方,‘AI summaryに遭遇しなかったユーザーが検索結果をクリックした割合は 15%だった。

Google2024年に導入した ‘the summaries’ に遭遇したユーザーは,引用元をクリックすることはほとんどなく,‘summaries’ を見なかったユーザーよりも閲覧セッションを完全に終了する傾向が見られた。

8. 健康な子どもが公立学校に通うには はしか(measles)・おたふく風邪(mumps)・風疹(rubella-MMR)ワクチンの接種を義務付けるべきだと考える共和党員の割合は,大幅に減少した。現在,共和党員の約半数(52%)がこの見解を支持しているが,2019年の79%から大幅に減少している。学校でのMMR接種義務付けを支持する民主党員の割合(86%)は変化していない。

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小児ワクチンに関する当社のより広範な調査では,共和党員の間でもワクチンの安全性に関するいくつかの側面で意見が分かれていることがわかった。例えば,共和党員の32% は小児ワクチン接種スケジュールの安全性を非常に信頼している一方で,31%はあまり信頼してない、または全く信頼してないと回答している。民主党員の71% の過半数が非常に信頼している。

9. どのニュース・ソースを信頼するかについては,党派によって大きく意見が分かれており,特に‘Fox News’と‘CNN’に関してはその傾向が顕著である。共和党支持者の半数以上(56%)が ‘Fox News’を信頼していると回答しているが,民主党支持者の64%は信頼していないと回答している。‘CNN’の場合は逆で,民主党支持者の58%が信頼しているのに対し,共和党支持者も同割合が信頼していないと回答している。

Fox News’は,調査対象となった30のニュース・ソースの中で際立って差がある。これは,共和党支持者の過半数が信頼している唯一のニュース・ソースだからである。民主党支持者は,はるかに幅広い情報源を信頼する傾向がある。

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010h_20251210161301 10. 米国のヒスパニック系住民を対象とした約20年間の全国調査で初めて,回答者の大半が過去1年間でヒスパニック系住民の状況が悪化したと回答した。現在,約10人中7人(68%)(バイデン政権時代の2021年の26%,トランプ政権時代の2019年の39%から大幅に増加している。最新の調査では,ヒスパニック系住民の 9%が自分たちのグループの状況は1年前より改善したと回答し,22%はほぼ同じだと回答している。

また,ヒスパニック系住民の約3分の132%)が最近,海外への移住を考えたと回答している。移住を検討した人の間で最も多く挙げられた理由は,米国の政治情勢である。

11. サハラ以南のアフリカは現在,ヨーロッパを上回り,世界のどの地域よりも多くのキリスト教徒を抱えている。2020年現在,世界のキリスト教徒の約31%がサハラ以南のアフリカに居住し,22% がヨーロッパに居住している。この変化は,アフリカの出生率が非常に高いことに加え,西ヨーロッパにおけるキリスト教からの離脱(disaffiliation)が広まっていることにも起因している。

010h_20251210161301 キリスト教は依然として世界最大の宗教である。しかし,ピュー・リサーチ・センターが世界規模で時系列的に測定している7つの宗教グループの中で,2010年から2020年の間に最も急速に成長した宗教はイスラム教だった。この期間中,キリスト教徒の人口が12,200万人増加して23億人となったのに対し,世界のイスラム教徒の人口は34,700万人増加して20億人となった。

12. 米国人は,AIが人間の創造性と繋がりに与える影響について,楽観的であるよりも悲観的である。約半数(53%)はAIが人間の創造的思考能力を低下させると回答し,16% AIがこれを向上させると回答している。また,50%AIが他者と有意義な関係を築く能力を低下させると回答しているのに対し,AIがこれを向上させると回答したのはわずか5%である。

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生成AI技術(generative AI technology)が進化を続ける中,米国人の大多数(76%)は,AIが作成したコンテンツと人間が作成したコンテンツを区別できることが 「極めて」または「非常に」重要であると回答している。しかし,53%は,自分自身でその違いを見分けられるかどうかについて,あまり,または 全く自信がないと回答しており,非常に自信があると回答したのはわずか12%である。

(転載了)
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