「米国平和研究所」 が 「ドナルド・J・トランプ平和研究所」 に改名するって?
‘npr’,Dec.4,2025付け
“Trump is fighting the Institute of Peace in court. Now, his name is on the building”
「トランプ,平和研究所を相手に法廷闘争中。今や彼の名前が建物に刻まれている。」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
*********************
WASHINGTON — The Trump administration has renamed the U.S. Institute of Peace after President Donald Trump and has planted the president's name on the organization's headquarters despite an ongoing fight over the institute's control.
ワシントン発 ― トランプ政権は,ドナルド・トランプ大統領にちなんで米国平和研究所の名称を変更し,研究所の統制をめぐる争いが続いているにもかかわらず,本部に大統領の名を刻んだ。
これは,平和活動に重点を置く非営利シンクタンクである米国平和研究所(the U.S. Institute of Peace)の統制(control)をめぐる,シーソー・ゲームのような法廷闘争(seesaw court battle)における新たな展開である。同研究所は,今年,政府効率化局(DOGE:the Department of Government Efficiency)の初期の対象となっていた。
水曜日(12月3日),国務省は同研究所の名称を「我が国史上最も偉大なディールメーカーを反映して(reflect the greatest dealmaker in our nation's history)」ドナルド・J・トランプ平和研究所(the Donald J. Trump Institute of Peace)に改名したと発表した。新名称は,国務省近くにある同研究所の建物に掲示されている。
トランプは,今年のノーベル平和賞受賞を逃したものの,数ヶ月にわたり公然とノーベル平和賞獲得のためのロビー活動を展開し,世界中の一連の紛争の緩和に貢献した(had a hand in)と主張してきた。しかし,トランプはベネズエラ沖で麻薬密輸の疑いのある船舶への攻撃を命じ,ベネズエラに対する戦争行為となる陸上攻撃の可能性で 繰り返し脅している。
平和研究所の乗っ取りも決して平和的なものではなく,政権はこの独立機関(independent entity)を接収し(seizing),理事会を解任した(ousting)上で,実際に建物に自身の名前を冠した(affixing)。
ホワイト・ハウス報道官のアナ・ケリーは,「米国平和研究所(The United States Institute of Peace)はかつて,年間5000万ドルを浪費しながら平和を全く実現していなかった,肥大化した(bloated)無能な(useless)組織だった。1年足らずで8つの戦争を終結させた大統領にちなんで名付けられたドナルド・J・トランプ平和研究所は,強力なリーダーシップが世界の安定のために何を成し遂げられるかを力強く示す存在となるだろう。」と述べた。
彼女は「世界よ、おめでとう!(Congratulations, world!)」と付け加えた。
元研究所幹部と職員の弁護士であるジョージ・フット(George Foote)は,名称変更は「踏んだり蹴ったりの目に遭わせるもの(adds insult to injury)」と述べた。
「連邦判事は既に,政府による武力占拠(armed takeover)は違法であるとの判決を下している。政府が控訴している(appeals)間,判決は執行猶予(stayed)となっている。これが,政府がこの建物を管理し続けている唯一の理由だ。」とフットは述べた。
3月以降,DOGE(政府効率化局)による占拠をめぐる訴訟で,本部は複数回にわたり所有者が変わってきた。その運命に関する最終決定は,連邦控訴裁判所(federal appeals court)で保留されている。
USIP(米国平和研究所)は,この組織は議会によって独立して設立されたものであり,大統領の行政権の範囲外と主張している。一方,政権側は,USIPは行政府の組織であると主張している。
トランプが春に同研究所の理事会を解散した後,職員も解雇され,建物は一般調達局(GSA:the General Services Administration)に引き渡された。
連邦地方裁判所(federal district court)は5月にこの決定を覆し,本部はUSIP幹部の手に返還された。しかし,数週間後,連邦控訴裁判所がこの決定を覆した。
現時点(juncture)で職員は2回解雇されており,建物はGSAの所有となっている。
木曜日に行われるコンゴのフェリックス・チセケディ大統領とルワンダのポール・カガメ大統領による和平協定調印式では,この建物が舞台となる予定である。カガメ大統領の上級顧問であるヨランデ・マコロによると,調印式にはアフリカ連合(AU),アンゴラ,ブルンジ,ケニア,トーゴ,カタール,ウガンダ,アラブ首長国連邦の高官も出席する予定である。
USIPのウェブサイトは水曜夜も変更はなかったが,トップ記事の見出しは「ドナルド・J・トランプ大統領,USIP本部で歴史的な和平協定に署名へ 」となり,続いてトランプが木曜に同研究所で監督していたコンゴとルワンダの協定に関する記事が掲載された。
平和研究所は1980年代に議会によって設立され,1985年にロナルド・レーガン大統領の署名を得て法律として成立した(the bill into law)。議会による資金援助を受ける独立した非営利シンクタンクとして,国務省などの通常の機関の管轄外で,平和の促進,紛争の予防・終結に努めてきた。パキスタン,アフガニスタン,マリ,ブルキナファソ(Burkina Faso)を含む26の紛争地域で活動していたが,DOGEによって活動が停止された。
また,金曜日(12月5日)にワシントンで行われるワールド・カップの組み合わせ抽選会の傍ら,トランプがFIFAから新たな平和賞を授与されるのではないかとの憶測も広がっている。
(転載了)
*******************
顕示欲しかない男を大統領にしたところから 全てが始まりました。
FIFA平和賞という,わけの分からない賞は,既に トランプに渡されました。
何でも もらえれば彼は喜ぶようです。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- ウィンブルドンの “All-White Dress Code”(2026.07.20)
- 中国/習の好感度の向上は 米国/トランプの反動?(2026.07.22)
- 信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)(2026.07.19)


コメント