ヨーロッパの人々の半数は トランプを敵とみなしている
‘The Guardian’,Dec.4,2025 付け
“Half of Europeans see Trump as enemy of Europe, survey finds”
「調査によると,ヨーロッパ人の半数はトランプを欧州の敵とみなしている」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Nine-country poll finds half of people believe risk of war with Russia is high and three-quarters want to stay in EU
9ヶ国を対象とした世論調査で,半数の人がロシアとの戦争リスクが高いと考えており,4分の3がEU残留を望んでいることが明らかになった。
調査によると,ヨーロッパ人のほぼ半数がドナルド・トランプを 「ヨーロッパの敵」と見なし,ロシアとの戦争リスクが高いと評価する人はさらに多く,3分の2以上がそのような戦争が発生した場合,自国を防衛できないと考えていることが明らかになった。
パリを拠点とする欧州問題討論プラットフォーム 「ル・グラン・コンティナン(Le Grand Continent)」が 9ヶ国を対象に実施した世論調査では,回答者のほぼ4分の3が自国のEU残留を望んでおり,ほぼ同数の回答者がEU離脱が英国に悪影響を及ぼしたと回答している。
世論調査機関Cluster17の創設者であり、政治学教授のジャン=イヴ・ドルマーゲン(Jean-Yves Dormagen)は,「ヨーロッパは増大するリスクに直面しているだけでなく,歴史的,地政学的,そして政治的環境の変容も経験している。(調査の)全体像は、不安を抱え、自らの脆弱性を深く認識し,将来に向けて前向きな姿勢を示そうと苦闘しているヨーロッパの姿を描いている」と述べた。
世論調査によると,9ヶ国平均で 48%の人がトランプを全面的な敵とみなしており,ベルギーの62%,フランスの57%と最も高い数値から,クロアチアの37%,ポーランドの19%と最も低い数値まで幅がある。
「ヨーロッパ大陸全体で,トランプ主義(Trumpism)は明らかに敵対的な勢力(hostile force)とみなされている」とドルマーゲンは述べ,この認識は強まっていると付け加えた。2024年12月と比較すると、トランプを「味方でも敵でもない」と表現する人は減少し,明らかに敵対的だと表現する人が増えている。
しかしながら,ヨーロッパ人は依然として米国との関係を戦略的に重要視している。EUが米国政府に対してどのような立場を取るべきかという質問に対し、最も多かった選択肢(48%)は「妥協(compromise)」だった。
フランス,イタリア,スペイン,ドイツ,ポーランド,ポルトガル,クロアチア,ベルギー,オランダでも,今後数年間のロシアとの開戦リスクが高いと回答した人が相対的に過半数(51%)に達し,18%が非常に高いと回答した。
ドルマーゲンは,このような結果は「ほんの数年前には考えられなかったことであり,ヨーロッパの世論が新たな地政学的体制へと移行し,大陸における直接的な紛争の可能性が広く受け入れられていることを示している。」と述べた。
ロシアとの近接性によって見解は大きく異なり、ポーランドでは回答者の77%が戦争のリスクが高いと考えているのに対し,フランスでは54%,ドイツでは51%,ポルトガルでは39%,イタリアでは34%だった。
調査によると,自国の軍事力に対する信頼度はどの国でも低く,9ヶ国全体では回答者の69%が,自国はロシアの侵略から自国を防衛する能力が「ほとんど」または「全く」ないと考えていることがわかった。
フランスの回答者が最も高い信頼度を示したが,44%と少数派にとどまった。ロシアと国境を接するポーランドでは,58%が信頼していないと回答した。ドルマーゲンは,「我々は,国家の弱体化という根強い意識を感じながら,危険な時代を迎えつつある。」と述べた。
調査によると,脆弱性に対する認識は広く共有されており,テクノロジーや軍事,エネルギーや食料に至るまで,様々な不安要因について特に脅威を感じていないと回答したのはわずか12%だった。
国によって大きな違いはあるものの,テクノロジーとデジタル・セキュリティが最も多く挙げられた脅威(28%)で,次いで軍事セキュリティ(25%)だった。欧州からの支援に対する強い要望があり,69%の人がEUは保護的な役割を果たすべきだと回答した。
9ヶ国の回答者の大多数がEU加盟を支持し,74%が 自国がEUに残留することを望んでいると回答した。この割合はポルトガル(90%)とスペイン(89%)で最も高く,ポーランド(68%)とフランス(61%)で最も低かった。
‘Brexit’から5年が経過した今,英国のEU離脱決定は大多数の人が失敗と見ている:63%が英国にマイナスの影響を与えたと考え,プラスの影響を与えたと考えるのはわずか19%で,その中で非常にプラスの影響を与えたと考える人は5%だった。
(転載了)
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EU加盟国のみの調査のようで 英国民への調査はなかったようです。
トランプを味方と考える国民が半数以上いる国は ・・・ 珍しくなっています。
日本も同様でしょう。
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