見張りが居眠りして 漁船に衝突?
青森県三沢漁港沖で 3月17日 午前1時過ぎ,呉市の貨物船・末広丸」(748トン)が 八戸市の漁船「第六十五興富丸」(140トン)に衝突し,転覆・沈没させる事故が発生し,漁船の乗組員 13名中 4名が死亡した事故に関し,その原因が 3月22日,ネットで報道されていました。
例えばー
「三沢市沖で貨物船と漁船が衝突し4人が亡くなった事故で,貨物船の船主は見張りをしていた貨物船の乗組員が居眠りしていたという見解を示していることが分かりました。
衝突した貨物船・末広丸を所有する広島県の船越海運は21日,沈没した漁船『第六十五興富丸』が所属する八戸機船漁協を事故後初めて訪ね1時間にわたって状況を説明しました。
漁協によりますと説明のなかで貨物船では事故当時1人で見張りをしていた当直の乗組員が 『居眠りしていた』と報告していたことを船主側が明らかにしたということです。・・・」
などで 多くのメディアも 同じように報道しています。
が,誤解を生じさせる書き方です。
「1人で見張りをしていたという当直の乗組員が ・・・ 」と書かれると 操舵手は どうしていた? 操舵室に「見張り」が1人? 操舵は誰が? と思わせます。
「見張り」が居眠りしても 「操舵手」が居眠りしなければ 明かりを点けて停船中の船に衝突することはあり得ません。
正しくは 操舵室には 操舵手1人で その操舵手が居眠りしたーということです。
操舵手は「見張り」ではありません。「見張り」はいませんでした。
讀賣新聞オンラインのみがー
「青森・三沢市沖の4人死亡事故,漁船と衝突の貨物船は 『操舵手が居眠りしてぶつかった』・・・所有会社が漁協に説明」の見出しで正しく報道していました。
記事には 「・・・ 事故当時は操舵手が 1人で貨物船の操船を担当しており,居眠りをしてぶつかったと説明したという。・・・ 」と書かれています。
原因は 18日の弊ブログでの予想通りでした。
内航船に 操舵手の他に「見張り」を置く2人体制は 難しいのでしょうか?
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