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2026年3月21日 (土)

米国メディアによる 高市首相とトランプとの会談報道

ABC’,Mar.19,2026付け
White House meeting with Japan's PM turns awkward as Trump jokes about Pearl Harbor
「ホワイト・ハウスでの日本の首相との会談は,トランプが真珠湾攻撃について冗談を言ったことで気まずい雰囲気に」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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In short / 要約:

ドナルド・トランプは,高市早苗首相とのホワイト・ハウスでの記者会見で,第二次世界大戦中の真珠湾攻撃について冗談を言った。

トランプ大統領は,イランへの米国の攻撃に関する質問に答えていた。

これは,昨年トランプ大統領がドイツの首相(chancellor)に対し,ノルマンディー上陸作戦(the D-Day landings)について冗談を言ったことに続くものだ。

ドナルド・トランプ米大統領と 日本の高市早苗首相の会談は,イラン戦争に関する質問に対し,トランプ大統領が第二次世界大戦中の真珠湾攻撃を冗談めかして言及したことで,気まずい雰囲気となった。

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現地時間木曜(18日),会談に先立ってホワイト・ハウスで行われた記者会見で,米国がイランへの攻撃に先立ち,日本などの同盟国に事前に通知しなかった理由を問われたトランプ大統領は,1941年の日本軍による空襲(air raid)を引き合いに出した(drew a parallel)。

We didn't tell anybody about it because we wanted surprise. Who knows better about surprise than Japan? Mr Trump said.
「我々は誰にも知らせなかった,奇襲したかったからだ。奇襲の達人といえば日本に勝る国はないだろう」とトランプ大統領は述べた。

"Why didn't you tell me about Pearl Harbor, OK?"
「なぜ真珠湾攻撃のことを教えてくれなかったんだ?」

トランプ氏がそう言うと,日本の首相の笑顔は消え,目は大きく見開かれ,椅子の上で身じろぎをした。

1941年127日,ハワイの真珠湾にある米海軍基地への日本軍の攻撃により,2,390人の米国人が犠牲となり,翌日,米国は日本に宣戦布告し,第二次世界大戦に参戦した。
戦時中のアメリカ大統領フランクリン・D・ルーズベルトはこの攻撃を 「永遠に汚名を残す日(a date which will live in infamy)」と呼んだ。

アメリカは19458月,広島と長崎への原爆投下によって数十万人の民間人が犠牲になった数日後に,日本を降伏させた。

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トランプ氏が真珠湾攻撃について発言したのは,ホワイト・ハウスで同盟国の首脳と会談する際に,第二次世界大戦の歴史について不適切な(awkwardly)冗談を言った(quipped)初めてのケースではない。

6月にドイツのフリードリヒ・メルツ首相と会談した際,トランプ氏は1944年のノルマンディー上陸作戦について 「あなたにとって楽しい日ではなかったでしょう(not a pleasant day for you」 と冗談を言った。
これに対し,メルツ首相は「大統領,長い目で見れば,これは我が国をナチス独裁政権から解放した出来事だったのです。」と答えた。

US, Japan discuss Strait of Hormuz
米国と日本,ホルムズ海峡を巡り協議

トランプ大統領は今週,石油・天然ガス輸送にとって極めて重要なホルムズ海峡の安全確保に向けた支援要請に対し,日本を含む米国の同盟国が応じなかった(did not heed)と不満を表明した。
その後,トランプ大統領は支援は不要だと述べたものの,依然として支援を期待していることを示唆する発言も行った。

木曜日には,欧州5ヶ国と日本のリーダーが共同声明を発表し,商船の航行を阻害するホルムズ海峡への攻撃をイランが停止するよう求めるとともに,船舶の安全な航行を確保するための「適切な取り組み」への協力を表明した。ただし,具体的な内容は明らかにされていない。

木曜日のトランプ大統領の高市首相に対する口調は,ここ数日,この問題に関して英国のキア・スターマー首相をはじめとする同盟国に向けてきた発言よりもはるかに友好的だった(far more friendly)。
「私はあなたをとても誇りに思っている。私たちは友人になった。」と,トランプ大統領は2月の選挙で圧勝した日本初の女性首相,高市氏について語った。

トランプ大統領は記者団に対し,高市氏との会談ではイラン戦争における日本の米国への支持について話し合う予定だと述べ,「日本は本当に積極的に行動している(They are really stepping up to the plate)。」と語った。
しかし,詳細は明らかにしなかった。

トランプ大統領は後に、日本が依存している石油の多くがホルムズ海峡を通過すると述べ、「だからこそ、日本が行動を起こすべき大きな理由になる」と語った。

また、トランプ大統領は、日本への米国の支出と駐留米軍の数にも言及した。

"I expect Japan to step up, you know, because we have that kind of relationship,"  Mr Trump said.
「日本には行動を起こしてほしい。なぜなら,我々はそのような関係を築いているからだ。」とトランプ大統領は述べた。

首相は日本を出発する前に,トランプ大統領との会談は「非常に難しいものになるだろう」と予想していた。

日本のイランへの関与(involvement)を制約する要因の一つとして,戦後憲法に,領土防衛以外の目的での武力行使を禁じる条項があることが挙げられる。
日本の軍事組織は自衛隊(Self-Defense Force)と呼ばれている。

高市氏は トランプ大統領との会談後,記者団に対し,ホルムズ海峡の安全確保が最重要課題であるとの認識で一致したと述べた上で,日本が国内法の下で取ることができる行動とできない(could and could not take)行動について,トランプ大統領に詳細な説明を行ったと語った。

両国はまた,テネシー州とアラバマ州に400億ドル(565億ドル)規模の原子力発電所を建設するプロジェクトと,ペンシルベニア州とテキサス州に330億ドル(466億ドル)規模の天然ガス発電施設を建設するプロジェクトを発表した。

(転載了)
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心配していたような,日本のホルムズ海峡への「艦艇派遣無し」に対する報復問題にはならなかったようです。

トランプ大統領は 真珠湾攻撃と,ノルマンディー上陸作戦を 知っていたようで,一応の歴史の知識はあるようですが,真珠湾発言に関しては 「歴代アメリカ大統領は 日本に対して真珠湾攻撃についての発言を避けてきたが,トランプ大統領はタブーを破った」,「トランプが外交規範を軽視している最新の例だ」などと報じている米国メディアもあります。

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