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2026年3月20日 (金)

トランプ政権の高官,イラン戦争に異議を唱えて辞任

米国家テロ対策センターの所長(Director of the United States National Counterterrorism CenterNCTC)を務めるジョー・ケント(Joe Kent)が,17日,SNSで 「良心に従えば,イランで続く戦争は支持できない。」 として辞任すると明らかにしました。米メディアによると,トランプ政権の高官が,イランでの軍事作戦への反対を理由に辞任を表明するのは初めてで,トランプ大統領の支持基盤に亀裂を広げているとの見方も出ています。

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トランプはこれに対し,ケントを「安全保障に関して非常に弱い(very weak on security)」と批判し,「彼が辞任したのは良いことだ(good thing that he’s out)」と述べたとのことです。

辞任に当たって心情を示した SNSX) と 大統領あての手紙を下記に 拙訳と共に示します。
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X

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熟慮を重ねた結果,本日をもって国家テロ対策センター所長を辞任することを決定しました。

良心に照らして,現在進行中のイラン戦争を支持することはできません。イランは我が国にとって差し迫った脅威ではなく,この戦争はイスラエルとその強力なアメリカ・ロビーからの圧力によって始まったことは明らかです。

@POTUS@DNIGabbardの下で勤務し,NCTCの専門家チームを率いることができたのは光栄でした。

アメリカに神のご加護がありますように。
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Letter-02

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トランプ大統領

熟慮を重ねた結果,本日付で国家テロ対策センター所長を辞任することを決意しました。

私は良心に照らして,現在進行中のイラン戦争を支持することができません。イランは我が国にとって差し迫った脅威ではなく,この戦争はイスラエルとその強力なアメリカ・ロビーからの圧力で始まったことは明らかです。

私は,あなたが2016年,2020年,2024年の選挙運動で掲げ,最初の任期中に実行した価値観と外交政策を支持します。20256月まで,あなたは中東での戦争が,アメリカから愛国者の尊い命を奪い,国の富と繁栄を枯渇させる罠であることを理解していました。

最初の政権において,あなたは現代のどの大統領よりも,際限のない戦争に巻き込まれることなく,いかにして軍事力を断固として行使すべきかを理解していました。カサム・ソラマニを殺害し,ISを打倒したことで,あなたは それを証明しました。

政権発足当初,イスラエルの高官と影響力のあるアメリカ・メディア関係者は あなたの「アメリカ・ファースト」政策を完全に損ない,イランとの戦争を促すための好戦的な感情を煽る偽情報キャンペーンを展開しました。この情報操作によって,イランが米国にとって差し迫った脅威であり,今すぐ攻撃すれば迅速な勝利への道が開ける,とあなたを欺こうとしたのです。これは嘘であり,イスラエルが我々を悲惨なイラク戦争に引きずり込み数千人もの優秀な兵士の命を奪ったのと同じ戦術です。私たちは二度と同じ過ちを繰り返してはなりません。

11回も戦闘に派遣された退役軍人として,また イスラエルが引き起こした戦争で愛する妻 シャノンを失った戦没者遺族として,私は次世代の若者を戦場に送り込み,アメリカ国民に何の利益ももたらさず,アメリカ人の命を犠牲にするだけの価値がない戦争を支持することはできません。

イランにおける我々の行動,そして誰のために行動しているのかを,どうかよく考えてほしいのです。今こそ大胆な行動を起こすべき時です。方針を転換し,我が国に新たな道を切り開くこともできるし,あるいは,我々が衰退と混乱へとさらに突き進むのを許すこともできます。選択権はあなたにあります(You hold the cards.)。

あなたの政権下,そしてこの偉大な国に奉仕できたことは,私にとって光栄でした。

ジョセフ・ケント
国家テロ対策センター所長
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コメント

心を打つ手紙です。レベルの低い相手に通じればよいのですが。

投稿: hirosuke | 2026年3月20日 (金) 16時05分

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