米国民は イラン戦争が正しいと思っているのか?
‘Pew Research Center’,Mar.25,2026付け
“Americans Broadly Disapprove of U.S. Military Action in Iran”
「米国民はイランへの米軍介入に概ね反対している」
の見出し調査報告を 下記,拙訳・転載します。
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Wide partisan gap in expectations for how long the conflict will last
紛争の継続期間に関する予想には,党派間で大きな隔たりがある
イランに対する米軍の軍事作戦開始から数週間が経過,米国民の大多数は,イランへの攻撃は誤った判断だったと考えており,ドナルド・トランプ大統領の対応を支持していない。
About six-in-ten Americans (61%) disapprove of Trump’s handling of the conflict, while 37% approve.
アメリカ国民の約6割(61%)がトランプの対応を支持しておらず,支持しているのは37%にとどまっている。
ピュー・リサーチ・センターが3月16日から22日にかけて実施した,米国成人3,524人を対象とした新たな調査でも,軍事力行使という当初の決定が正しかったか(38%),間違っていたか(59%)について,意見はほぼ同様の結果となった。
また,軍事行動がうまくいっていない(not going well)と答えた人(45%)は,非常にうまくいっている,あるいは極めてうまくいっていると答えた人(25%)のほぼ2倍に上る。
But there are stark partisan differences in these views:
しかし,これらの見解には,党派による顕著な違いが見られる:
民主党支持者および民主党寄りの無党派層は,トランプのイラン紛争への対応を圧倒的に批判しており(90%),イランへの攻撃は誤った判断だったと考えている(88%)。
一方,共和党支持者および共和党寄りの無党派層の約7割は,トランプの対応を支持しており(69%),米国の判断は正しかったと考えている(71%)。
Still, sizable shares of Republicans take the opposing views.
しかし,共和党支持者のかなりの割合が反対の見解を持っている。
特に共和党寄りの無党派層は意見が分かれている。例えば,トランプのイラン紛争への対応を支持する人は約半数(52%)にとどまり,45%は不支持である。
How long do Americans think the war with Iran will last?
米国民はイランとの戦争がどれくらい続くと考えているのか?
米国民の過半数(54%)は,イランに対する米軍の軍事行動は少なくともあと6ヶ月は続くと考えており,そのうち29%は1年以上続くと予想している。
約3分の1(35%)は戦争は あと1~6ヶ月続くと予想しており,8%は1ヶ月以内に終わると考えている。
共和党支持者の多く(58%)は,戦争は今後6ヶ月以内に終わると予想している。一方,民主党支持者の68%は戦争が6ヶ月以上続くと考えており,そのうち40%は1年後もまだ続いていると予想している。
Will the war with Iran make the U.S. and the world safer or less safe?
イランとの戦争は,米国と世界をより安全にするのか,それともより危険にするのか?
イランに対する軍事行動は,長期的には米国の安全保障を損なうと考える米国人が40%で,安全保障を向上させると考える米国人が22%と,ほぼ2対1の割合で上回っている。軍事行動によって米国の安全保障は以前と変わらないと考える人が10人に2人,どちらとも言えないと考える人が18%である。
世界の安全保障への影響については,米国人の意見はほぼ二分されている:米軍の軍事行動によって世界の安全保障が損なわれると考える人が33%,向上すると考える人が27%である。変化はないと答えた人が約10人に2人(19%),どちらとも言えないと考える人が同じく19%である。
Trump’s handling of the conflict with Iran
トランプのイラン紛争への対応
トランプのイラン紛争への対応をめぐる党派間の大きな意見の相違に加え,共和党支持者の中にも大きな溝が存在する。
Republican identifiers vs. leaners
共和党支持者と共和党寄りの無党派層
共和党支持者と自認する人のうち,79%がトランプの紛争への対応を支持していると回答した。
一方,共和党寄りの無党派層では,同様の回答をしたのは約半数(52%)にとどまった。
Younger vs. older Republicans
若年層と高齢層の共和党支持者
共和党支持者の間にも,年齢による大きな差が見られる。
・65歳以上の共和党支持者の84%,50~64歳の共和党支持者の79%が,トランプのイラン紛争への対応を支持している。
・若い共和党支持者では,支持率はやや低く,18~29歳では49%,30~49歳では60%となっている。
一方,民主党支持者および民主党寄りの支持者の90%は,トランプのイラン紛争への対応を支持していない。これらの見解は,支持者と党員,そして年齢層を問わず,ほぼ一貫している。
Partisan views of the decision to use military force in Iran – and how the conflict is going
イランへの武力行使決定と紛争の現状に関する党派別見解
The decision to use force in Iran
イランへの武力行使決定
トランプのイラン紛争への対応に対する評価と同様に,民主党支持者の圧倒的多数(88%)は,米国がイランへの軍事力行使を誤った判断を下したと考えている一方,共和党支持者では,わずかながら過半数(71%)が正しい判断だったと回答している。
50歳以上の共和党支持者では,85%がイランへの攻撃は正しい判断だったと回答している。これに対し,18歳から49歳の共和党支持者では,過半数(58%)にとどまっている。
How the conflict is going
紛争の現状
紛争開始から4週目に入り,共和党支持者は民主党支持者よりも,紛争が順調に進んでいると回答する割合がはるかに高い。
・共和党支持者および共和党寄りの46%が 「非常に順調(extremely well)」または「極めて順調(very well)」と回答しているのに対し,民主党支持者および民主党寄りの回答者で そう答えるのはわずか6%にとどまっている。
・民主党支持者の69%が 「あまり順調ではない(not going too well)」 または「全く順調ではない(not going well at all)」と回答しているのに対し,共和党支持者で そう答えるのは21%にとどまっている。
(転載了)
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