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2026年4月 9日 (木)

イランで撃墜された戦闘機乗員,救出顛末。

BBC’,Apr.6,2026付け
How rescue of US airman in remote part of Iran unfolded
「イランの僻地で起きた米空軍乗員救出作戦の経緯」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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米特殊部隊(US special forces)は日曜日(45日),イラン領内への危険な作戦(high-stakes raid)を開始し,2日前に撃墜された航空機で負傷し,人里離れた山岳地帯に取り残された(stranded)空軍兵士を救出した。

米軍が時間との戦いを強いられ,迫りくるイラン軍の攻撃をかわしながら,敵地深くに潜伏していた兵士を発見した経緯が明らかになった。

この兵士の苦難(ordeal)は,金曜日にイラン南西部上空でF-15Eストライク・イーグル戦闘機(Strike Eagle jet)が撃墜されたことから始まった。これは20年以上ぶりの出来事だった。
搭乗していた米軍乗員2名は脱出し,パイロットは同日中に救出されたものの,もう1名の乗員(兵器操作員(weapons operator))は機体から離れ,人口の少ない険しい山岳地帯に取り残された。

米空軍兵士が戦地(war zone)で行方不明になったとの報道が飛び交う中,間もなく公式発表があった。

土曜日には米軍機が同地域上空を低空飛行している(flying low over)のが目撃された一方,イランは生存者を発見した者に5万ポンド(約66100ドル)の懸賞金(bounty)を提示した。また,BBCは真偽を確認していないものの,ソーシャル・メディアで拡散された動画には,武装した民間人が捜索している様子が映っていた。

米当局者によると,この空軍兵士は拳銃を所持しており,位置特定を容易にするためのビーコン信号の断続的な発信(intermittently turning),高所への移動,通信の確立,そして身を隠すといった状況に対応するための訓練を受けていたという。

トランプ政権当局者は月曜日の記者会見で,この乗員は山の岩の割れ目(mountain crevice)に身を隠し,イランに傍受される可能性を懸念してビーコン信号の使用を制限していたことを確認した。

トランプ政権高官は,CIAが空軍兵士の正確な位置を特定し,国防総省に報告したと述べた。国防総省は,ビーコン信号がイランの罠である可能性も排除する(rule out)必要があった。

ドナルド・トランプ米大統領は後に,この空軍兵士の位置は「敵に追われ,刻一刻と近づいていた」ため,「24時間体制(24 hours a day)」で監視されていた,と述べた。
月曜日の記者会見で,大統領は米兵が重傷を負い,自ら傷の手当てをし,大量出血しながらも(bleeding profusely)崖をよじ登って(scaled)自分の位置を伝達したと述べた。

CIAはイラン国内で欺瞞工作(deception campaign)を行い,米軍が既に彼を発見したという虚偽の情報を流布したと報じられている。

米特殊部隊が複数の航空機で孤立した将校の元へ向かう中,イラン軍をその地域から遠ざけるための空爆が行われたと伝えられている。

ニューヨーク・タイムズ紙は,この空軍兵が標高7,000フィートの尾根(ridge)の上の隠れ場所からイラン軍の陣地に関する情報を伝達し,空爆を支援したと報じた。

BBCの米国提携ニュース局であるCBSニュースは,その後,高度な訓練を受けた特殊作戦部隊であるネイビー・シールズ(Navy Seals)が空挺降下し(airdropped),パイロットを救出したと報じた。

トランプによると,救出作戦には爆撃機4機,戦闘機64機,空中給油機(refuelling tankers48機,救出機13機など,計155機もの航空機が投入された。
「我々はあらゆる航空機を投入したが,その多くは策略(subterfuge)だった。」と 彼は述べた。「敵は膨大な数の軍隊を配備し,何千人もの人々が捜索していたから,敵には彼が別の場所にいると思わせたかった。」

しかし、彼らの脱出は容易(straightforward)ではなかった。

CBSの報道によると,救助隊員を回収する任務(retrieving)を負った2機の航空機が,着陸に使用したイランの僻地基地で土砂に埋まり(bogged down in soil),離陸できなくなった。
米当局は,敵の手に渡るのを防ぐため,これらの航空機を破壊したと述べた。これは軍の標準的な行動である。
BBC Verify’が検証した映像と写真には,イラン中部,イスファハン市の南東約50キロ(30マイル)の山岳地帯で,くすぶる(smouldering)航空機の残骸(wreckage)が写っていた。

イラン軍は,作戦中に米軍のC-130輸送機2機と ブラック・ホーク・ヘリコプター2機を破壊し,「イスファハン南部の放棄された空港での欺瞞と脱出作戦は完全に阻止した(foiled)。」と発表したが,米当局は攻撃を受けたことを否定している。

イラン国営メディアは日曜,イスラム革命防衛隊(IRGCIslamic Revolutionary Guard Corps)の部隊が,行方不明のパイロットを捜索していた米軍のドローンをイスファハン上空で撃墜したと報じた。

BBCニュースは,いずれの報道も確認できていない。

米特殊部隊は,乗組員を回収するために派遣された3機の航空機でイランを離れた。ある当局者はCBSに対し,作戦にはイラン国内の簡素な飛行場が使用されたと語った。

救出されたパイロットは治療のためクウェートに着陸した。トランプは,パイロットは「重傷」を負ったものの「回復するだろう」と述べた。
パイロットの身元に関する詳細は明らかにされていない。

日曜日の午前0時(東部夏時間,グリニッジ標準時午前4時)直前,米メディアは2人目のパイロットが救出されたと報じた。

イスラエル情報機関関係者はエルサレム・ポスト紙に対し,イスラエル国防軍(IDF)が作戦を支援したと述べた。支援内容には,「イラン治安部隊を墜落現場から他の地域へ誘導するための陽動攻撃」も含まれていたという。

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イラン当局と国営メディア(state-run media)はこの作戦を失敗と報じており,イラン軍最高司令部の報道官であるイブラヒム・ゾルファガリは,米軍機数機が緊急着陸を余儀なくされたと述べた。
ゾルファガリは,「自らが始めた戦争と侵略の泥沼(swamp)に囚われた無知な大統領は,いかなる侵略,地上作戦,あるいは侵入も,決定的(decisive)かつ屈辱的な(disgraceful)敗北に終わることを十分に理解していた(fully realised)はずだ。」と述べた。

一部の米国のアナリストは,イラン領内深くで F-15E戦闘機が失われ,その後 複数の救援機が破壊されたことは,米国の制空権(air superiority)の限界を示すものだと指摘している。

元米中央軍司令官のフランク・マッケンジー将軍は,「確かにこの作戦で数機の航空機を失った。」と述べたものの,このような状況下では「いつでもその損失を受け入れる」と付け加えた。
「航空機を製造するには1年かかるが,誰一人として置き去りにしないという軍の伝統を築くには200年かかる。」と彼はCBSに語った。

(転載了)
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そのうち,映画になりそうです。
救出作戦に 航空機155機が投入されたのには驚きました。

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