‘Esquire’ が “Baracuta G9” について書いていた。
米国の男性誌 ‘Esquire’ 電子版,Mar 19, 2026付けの
“The Jacket I Reach for Five Days Out of the Week”
「週5日,私が必ず手に取るジャケット」
タイトル記事を 下記,拙訳・転載します。
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Nothing will ever unseat the Baracuta G9.
バラクータG9に勝るものはない。
メンズ・スタイルの歴史に少しでも興味がある方なら,“Baracuta G9” について改めて説明する必要はないだろう。もし,あなたがまだ “Baracuta G9” にそれほど詳しくない(bit newer),あるいはこれまで数々の著名人が愛用してきたことをすぐに思い出せない(rattle off)というのであれば - ご心配なく,そのリストは実に長い - 簡単にご紹介しよう。
1938年,マンチェスターでゴルファー向けのレイン・ジャケットとして誕生した “Baracuta G9” -‘G’ はゴルフ,‘9’ は9ホールを意味する - 撥水加工を施した生地,アンブレラ・バック・ヨーク(umbrella back yoke),フラップ・ポケット(flapped pockets)など,実用的なディテール(practical touches)が随所に施されている。
しかし,このジャケットを際立たせ(stand out),ゴルフ・コースでの風格を高めるため,バラクータの創業者であるミラー兄弟は,スコットランドのフレイザー氏族の族長(clan chief of Clan Fraser),ロヴァット卿(Lord Lovat)に,一族のタータン・チェックを裏地に使用させてもらうよう依頼した。
許可が下り,このジャケットはその後90年近くにわたり,ハリウッド・スター(スティーブ・マックイーン),ジャズ界の巨匠(マイルス・デイヴィス),プレッピー,パンク,モッズ,そして現代のメンズ・ファッションを愛するクールな男たちによって,幾度となく再解釈(reinventions)され続けてきた。
私にとって,これこそが最高にクールなことであり,まさに服を買う価値がある理由だ。話はここで終わってもいいだろう。しかし,おそらく若い世代,あるいはメンズ・ファッションに興味を持つであろうあなたは,もう少し説得力のある説明が必要かもしれない。では,続きを。
That Pop of Tartan Never Gets Tired
タータン・チェックのアクセントはいつ見ても飽きない
服に個性的な特徴(calling card)があるのは本当に嬉しい。奇抜なデザイン(gimmick)ではなく,街中で同じものを見かけたらすぐにそれとわかるような特徴だ。私が持っているRRL(DOUBLE RL RALPH LAUREN)のジャケットは,カウボーイ・ブーツのつま先部分に施されたメダリオン・ステッチが特徴で,これに気づいてくれた男性たちと友達になったこともある。
“Baracuta G9” の場合は,クラン・フレイザー(Clan Fraser)のタータン・チェックである。内側全体に,ジッパーまでずっとこのタータン・チェックが使われているので,ほぼ常に目に入る。開けて着ているときははっきりと見えるし,ジッパーを閉めているときはさりげなくアクセント(a little pop)になる。
どんなコーディネートにもちょっとしたアクセントを加えてくれる。そして,世の中のセンスの良い男性たちにとって、まさにバット・シグナル(Bat-Signal)のような存在だ。左腕にラベルを貼る他の愛用している英国ジャケット・メーカーとは違い,‘Baracuta’ のタータン・チェックは控えめだ。それが,より上品な印象を与えている。
It’s Practical, Endlessly Wearable
実用的で,着回し力抜群
普段,服を選ぶ際に真っ先にG9を選ぶことはない。見た目について語る方が好きである。しかし,G9を愛用している大きな理由の一つは,おそらくクローゼットの中で最も実用的なアイテムだからである。小雨の日(drizzly day),そして土砂降り(pouring)の日でも,レイン・ジャケットとして活躍する。風の強い日には,ウィンド・ブレーカーとして。
春は一枚で,冬はセーターの上に重ね着する。特に寒い日には,厚手のジャケットの下に重ね着して保温性を高める。夏は,肌寒い夜のために取っておきます(keep it around)。
庭仕事をする時も,ゴルフ・コースでも,週末のサッカー・リーグのウォーミング・アップをする時も,G9は私の定番ジャケットである。そして,旅行に行く時も,まず最初にバッグに入れるのが G9である。どんな状況でも,必ず着る理由が見つかるからである。
It’s Survived (and Will Survive) a Lifetime of Re-Interpretations
幾多の再解釈を経て生き残り(そしてこれからも生き残る)
伝統的スタイルについて語る際に私が必ず挙げたいのは,それを愛用してきたグループやクールな男たちの数である。G9は,既に触れたように,他の多くのジャケットよりも多くのアーティストに愛用されてきた。1950年代以前はイギリスのスポーツ・ジャケットだったが,その後ハリウッドで人気を博した -特にスティーブ・マックイーンは,スクリーン上でもプライベートでもG9を着用していた。
戦後,労働者階級のクールな男たちが好んで着るジャケットとして,バイクの整備やライディングに最適だった。その後,アメリカのプレッピーたちが着用するようになり,マイルス・デイヴィスやチェット・ベイカーによって,ニューヨークのジャズ・スタイルを象徴するアイコンとしての地位を確立した。
そして,大西洋を越えて戻り,モッズ・ファッションの定番アイテムとなった。バイクに乗るクールな男のイメージがまた頭に浮かんだ?スキンヘッドやパンク,そしてその後登場したほとんどすべてのロック・バンドがG9を着用した。
そう,まさに万能アイテム(real laundry list)と言えるだろう。その魅力は,何と言ってもその汎用性の高さにある。短めの丈とスタンド・カラーが,驚くほどの着回し力を発揮する。マックイーンはバイクに乗る時に,デイヴィスはトランペットを奏でる時に,それぞれこのジャケットを着た。プレッピーたちはチノパンとオックスフォード・シャツに合わせて,スキンヘッドたちはワーク・ブーツとサスペンダーの上に羽織った。
このジャケットは,あまりにも多くの時代を経て,まるでカメレオンのように様々なスタイルに変化してきた。多くの人に愛され,もはや特定のイメージに縛られることなく,あらゆるシーンで活躍するアイテムとなっている。このジャケットは あなたが身にまとい,かつてのクールな男たちの仲間入りを果たすのを,ただ待っている。そして何よりも大切なのは,あなたが人生でどんな流行のスタイル(of-the-moment rabbit holes)に身を投じよう(fall down)とも,このジャケットはあなたに寄り添い,常にあなたのスタイルを支えてくれる。
(転載了)
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私はリタイア後,夏を除いて 外出時の80~90%,“Baracuta G9”( ‘Dark Navy’ と ‘Tan’,冬は ‘MeltonのNavy’)を着ています。
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