郵便投票用紙のミス配布を理由に トランプ,新たな法を提唱
メリーランド州で 6月23日に行われる州知事予備選挙に向けて,委託業者のプログラミング・ミスにより,50万人以上の有権者に,郵便投票用の間違った政党の投票用紙が郵送されました。
郵便投票を以前から批判していたトランプ大統領はこのミスを強く非難し,司法省(DOJ)に調査を要求する事態に発展した。
下は 日本時間 5月19日,04:42 AM にトランプが ‘Truth Social’ への投稿したものです。
(拙訳)
メリーランド州で,50万通もの違法な郵便投票用紙が送られ,それが発覚した!そのため,今度はさらに50万通の郵便投票用紙を送ろうとしているが,最初に送られた50万通がどうなっているのかは誰も知らない。
さらに,これらの投票用紙の多くは民主党員に送られたため,メリーランド州で立候補している共和党員には勝ち目がない!これは,腐敗した州知事ウェス・ムーアが行ったことである。彼は民主党が確実に勝つようにするために,このことを許したのである。
メリーランド州が自動的に民主党の州と見なされていることが私には理解できないが,今,その理由が分かった。これは何年も前から行われていたに違いない。私は米国司法長官と司法省に,この状況について直ちに調査を行うよう要請するつもりだ。ドナルド・J・トランプ大統領,May 19, 2026, 4:42 AM
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本件に対して
‘THE DAILY RECORD,Maryland’ は May 18, 2026付けで
“Trump uses MD mail-in ballot error to advocate for SAVE Act”
「トランプ,メリーランド州の郵便投票のミスを利用してSAVE法案を提唱」
の見出し記事を掲載しています。下記,拙訳・転載します。
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ドナルド・トランプ大統領は,メリーランド州(Maryland)で不正な郵便投票(mail-in ballots)が行われたことを理由に,厳格な投票権法(voting rights legislation)の制定を提唱した(advocate)。これに対し,州選挙管理当局者はトランプ大統領が誤情報を流布している(distributing)と非難した。
「メリーランド州で50万通もの偽の郵便投票が発覚した。」 とトランプは土曜日に ‘Truth Social’ に投稿した。「我が国はこれ以上、このような事態を容認する(put up with)ことはできない!有権者IDと市民権証明を今すぐ承認しなければならない。不正な(crooked)郵便投票は阻止しなければならない!」
これに対し,メリーランド州選挙管理官(Elections Administrator)のジャレッド・デマリーニス(Jared DeMarinis)は日曜日にソーシャル・メディア・プラットフォーム ‘X’ に複数の投稿を行い,「偽の郵便投票は一切配布されていない。」と述べ,大統領の発言は 「誤解を招き,不信感を煽り,誤情報を流布する。」ものだと反論した。
「有権者と一般市民が郵便投票と選挙プロセスに関する正確な情報と事実を知ることは極めて重要である。」とデマリーニスは記した。「だからこそ,メリーランド州の選挙情報に関する信頼できる情報源は,ソーシャル・メディアのインフルエンサーではなく,州選挙管理委員会(SBE:State Board of Elections)と私なのである。」
メリーランド州選挙管理委員会は金曜日のプレス・リリースで,メリーランド州の郵便投票用紙の委託業者であるテイラー・プリント&ビジュアル・インプレッションズ社(Taylor Print & Visual Impressions, Inc.)のミスにより,一部の有権者が6月23日の予備選挙で誤った政党の投票用紙を受け取ったことを確認した。
テイラー・プリント&ビジュアル・インプレッションズ社は金曜日の声明で,ミスを認識した後,選挙管理委員会と協力して 「原因究明,是正措置の実施,影響を受けた有権者への正確な投票用紙の迅速な配布」に取り組みを開始したと述べた。
「今後このような問題が再発しないよう,品質管理と検証に関する追加措置を実施した。」と声明には記されている。
影響を受けるのは,木曜日以前に投票用紙が送付された有権者のみである。郵送投票用紙は,5月6日以前に申請した有権者に対し,5月9日から発送が開始された。
州選挙管理委員会が月曜日に発表したプレス・リリースによると,このエラーはコーディング上の問題が原因で発生し,テイラー・プリント&ビジュアル・インプレッションズ社は誤った投票用紙を受け取った有権者を特定できなかったという。
正しい投票用紙を受け取らなかった有権者の数は不明である。デマリーニスと州選挙管理委員会へのコメント要請に対し,現時点で回答は得られていない。同委員会が金曜日に発表したプレス・リリースによると,メリーランド州では50万人以上の有権者が郵送投票を申請した。
このエラーのため,正しい投票用紙を受け取ったかどうかに関わらず,郵送投票を申請したすべての有権者に新しい投票用紙が送付される。このエラーは,自宅印刷投票を申請した有権者には影響しない。
代替投票用紙の製作は火曜日から開始され,5月29日までに発送される予定である。新しい投票用紙が入った封筒には「代替投票用紙入り(REPLACEMENT BALLOT INSIDE)」と記載される。
選挙管理委員会は月曜日,郵送投票を行ったすべての有権者に対し,投票用紙を請求した住所に,今回の誤りを通知するはがきを送付すると発表した。委員会からのメールやテキスト・メッセージの受信を希望した有権者にも,電子的に通知される。
委員会は,元の投票用紙は破棄するよう指示した。再発行された投票用紙は,代替投票用紙であることを示す封筒に入れて返送される。
州選挙管理委員会のウェブサイトによると,誤って返送された投票用紙は,投票用紙の追跡と受領に使用される有権者登録システム上で無効とされている。
委員会は月曜日,「州選挙管理委員会は,有権者が複数の投票用紙を有効とみなされることを防ぐための既存の手順を活用する。」と述べた。 「選挙プロセスのあらゆる側面と同様に,各有権者について正しい投票用紙のみが集計されるよう,追加の安全対策が講じられている。」
デマリーニスと選挙管理委員会が先週発表した声明に関わらず,トランプ大統領はこのミスを利用して,投票所で有権者が米国市民であることを証明する書類の提示を義務付ける「米国有権者資格保護法(SAVE法:Safeguard American Voter Eligibility)」の成立を推進した。
SAVE法は下院を通過したが,上院での承認はまだ得られていない。
(転載了)
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トランプは 如何なるミスも見逃しません,全てを自らの都合に利用します。
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