ロバート・デュヴァルが 2月に亡くなっていた。
映画「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」などの出演で知られる米俳優 ロバート・デュヴァル(Robert Duvall)が 今年2月15日,95歳で死去していたことを 最近知りました。
彼を 初めて見たのは おそらく 大学2年のとき(1969年)観た,フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)監督・脚本,シャリー・ナイト(Shirley Knight, 1936~2020)主演の「雨のなかの女(The Rain People)」で でした。
(調べると その前年,1968年に観た,スティーブ・マックイーン主演 「ブリット(Bullitt)」に サンフランシスコ市警の刑事役で出演していたようですが,はっきりした記憶がありません。)
大学3年(1970年)で ドナルド・サザーランド(Donald Sutherland, 1935~2024)と エリオット・グールド(Elliott Gould, 1938~ )主演の 「マッシュ(MASH)」で見ました。
以来 多くの映画で渋い役を演じているのを見ました。
彼の訃報を ‘BBC’ の 17 February 2026付け
‘“One of the greatest actors we ever had”: Hollywood mourns Robert Duvall’
「『我々が生んだ最高の俳優の一人』:ハリウッドはロバート・デュヴァルの死を悼む」
の見出し記事で 読んでみました。
下記,拙訳・転載します。
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The Godfather and Apocalypse Now star Robert Duvall has been hailed as "a giant" and "one of the greatest actors we ever had" following his death at the age of 95.
95歳で死去した,映画『ゴッドファーザー(The Godfather)』や 『地獄の黙示録(Apocalypse Now)』で知られるロバート・デュヴァルは 「偉大」,「史上最高の俳優の一人」と称賛されている。
『ゴッドファーザー』 で共演し,「彼の驚異的な才能は永遠に記憶されるだろう」と語ったアル・パチーノ(Al Pacino)をはじめ,ハリウッドの著名人から追悼の言葉が寄せられている。
アダム・サンドラー(Adam Sandler)は,2022年の映画『ハッスル(Hustle)』の撮影時の写真を投稿し,「最高に面白くて(Funny as hell),最高に強かった(Strong as hell)。史上最高の俳優の一人。話したり笑ったりするのが本当に楽しい人だった。」と綴った。
ヴィオラ・デイヴィス(Viola Davis)は,デュヴァルと共演した映画『ロスト・マネー 偽りの報酬(Widows)』を振り返って語った。「畏敬の念を抱いていました。静かで威厳のある,人間味あふれる男性像を演じるあなたの演技には,いつも畏敬の念を抱いていました。あなたは偉大な俳優であり,まさにアイコンでした」。
オスカー受賞者はこう付け加えた :「偉大さは決して消えることはない。それは贈り物として残る。安らかに眠ってください。あなたの名は語り継がれるでしょう。天使たちがあなたを安らかな眠りへと誘いますように。」
『ゴッドファーザー PART II』の主演俳優ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)はこう語った :「ボビーに神のご加護がありますように。私も95歳まで生きたい。彼が安らかに眠れますように。」
パチーノは追悼の言葉の中でこう綴った :「彼はまさに生まれながらの俳優だった。演技との繋がり,理解力,そして驚異的な才能は永遠に記憶されるだろう。彼がいなくなるのは寂しい。」
60年に及ぶ輝かしいキャリアの中で,デュヴァルはアカデミー賞に7回ノミネートされ,フランシス・フォード・コッポラ監督の 『ゴッドファーザー』と 『ゴッドファーザー PART II』ではマフィアの相談役を,同じくコッポラ監督のベトナム戦争を描いた大作『地獄の黙示録』では威圧的な(forceful)陸軍将校を演じるなど,数々の名演を披露した。
1979年の名作『地獄の黙示録』での彼の出演時間はわずか数分だったが,「朝のナパームの匂いがたまらない(I love the smell of napalm in the morning)。」という名セリフ(famous line)は伝説となった。
コッポラ監督は彼の死を「一撃(a blow)」と表現した。
「彼は素晴らしい俳優であり,アメリカン・ゾエトロープ(American Zoetrope)の設立当初から欠かせない存在だった。」と,監督は自身の制作会社に言及し,インスタグラムで声明を発表した。
映画『地獄の黙示録』で彼が演じたキャラクターは,当初はもっと過激な(even more over the top)設定だったが,デュヴァルがそれを抑え(toned it down),名前もキャプテン・カーネイジからウィリアム・キルゴア中佐に変更された。
「ちゃんと下調べをしたよ。」と,デュヴァルは2015年にベテラン・トーク・ショー司会者のラリー・キングに語った。「しっかり リサーチしたんだ」。
追悼の言葉を寄せた人々の中には,『フォールアウト(Fallout)』に出演したウォルトン・ゴギンズ(Walton Goggins)もいた。彼は1997年の映画 “The Apostle” に出演している。同作はデュヴァルが監督,脚本,主演を務めた作品だ。
「天上の光(celestial light)が輝きを失ってしまった。少なくとも私にとってはそうだった。」とゴギンズは綴った。「史上最高のストーリーテラー,ボビー・デュヴァルが私たちのもとを去ってしまった。
「彼は私の友人であり,師だった ・・・ 彼と一緒に仕事をし,彼を知ることができたのは,今でも私の人生で最も大切な経験だ。彼は私の北極星であり,私のヒーローだった。彼自身もそれを知っていた。」
二人は映画製作後も長年にわたり深い友情を育んでいたとゴギンズは語った。
「彼にはその必要はなかった。でも,そうしてくれた。彼は多くの人に影響を与えた…でも,これは私の物語だ。ボビー,愛している。私の人生を変えてくれてありがとう。」
'Greatness personified' / 「偉大さそのもの」
1994年のドラマ『ザ・ペーパー(The Paper)』でデュヴァルと共演したマイケル・キートン(Michael Keaton)は,「また一人,友人が亡くなった。共演して,友人になった。家のポーチで馬の話をしながら,素晴らしい午後を過ごした。彼は俳優として偉大さそのものだった。安らかに眠れ,RD(RIP RD)」 とコメントした。
ジョシュ・ギャッド(Josh Gad)は投稿した: 「また一日が過ぎた。また一人,象徴的でかけがえのない人物を失った。デュヴァルはまさに史上最高の俳優の一人だった。
『ゴッドファーザー』シリーズから『地獄の黙示録』,“The Apostle” から『アラバマ物語(To Kill a Mockingbird)』まで,彼は単に映画界に存在しただけでなく,時代を超えて映画を定義づけた。安らかに眠れ(RIP)。」
オスカー受賞女優のジェイミー・リー・カーティス(Jamie Lee Curtis)も,映画 『ゴッドファーザー』でトム・ヘイゲン役を演じたデュヴァルの写真を添えて,インスタグラムに追悼のメッセージを投稿した。
「スクリーン史上最高の相談役(consigliere)。ブラボー,ロバート・デュヴァル。」
デュヴァルは,妻ルシアナ(Luciana)の代理として広報会社が発表した声明によると,日曜日にバージニア州ミドルバーグの自宅で「安らかに(peacefully)」息を引き取った。
「世間にとって,彼はアカデミー賞受賞俳優であり,監督であり,ストーリーテラーだった。私にとって,彼はまさにすべてでした。」とルシアナさんは語った。「彼の仕事への情熱は,役柄への深い愛情,美味しい食事,そして人々と語り合うことへの愛情に匹敵するものでした。
ボブは,数々の役柄において,それぞれの役に,そして彼らが体現する人間の精神の真実に,すべてを捧げました。そうすることで,彼は私たち皆に,永続的で忘れられない何かを残してくれた。
ボブへの長年の支援,そして彼が残した思い出を偲ぶための時間とプライバシーを与えてくださったことに感謝いたします。」
デュヴァルは1983年,『テンダー・マーシー(Tender Mercies)』で落ち目の(washed-up)カントリー歌手を演じ,アカデミー主演男優賞を受賞した。
その他の出演作には,1976年の『ネットワーク(Network)』で横暴な(bullying)企業幹部役、1979年の『パパ(The Great Santini)』で海兵隊士官役,そして1990年の『侍女の物語(The Handmaid's Tale)』や 2014年の『ジャッジ 裁かれる判事(The Judge)』でロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey Jr)と共演するなど,多岐にわたる。
デュヴァルは,ラリー・マクマートリー(Larry McMurtry)の小説を原作とした1989年のテレビ・ミニ・シリーズ『ロンサム・ダブ(Lonesome Dove)』で,テキサス・レンジャーからカウボーイに転身したオーガスタス・マクレー役を演じたのが,自身のお気に入りの役だとよく語っていた。
彼の映画デビューは,1963年のハーパー・リー(Harper Lee)の小説『アラバマ物語(To Kill A Mockingbird)』の映画化作品で,隠遁生活を送る(reclusive)ブー・ラドリー役だった。
「彼が『アラバマ物語』で ブー・ラドリーを演じた時,その演技は観客を完全に打ちのめした。彼は一言もセリフを使わず,一言も発することなく,観客を粉々に打ち砕いた。」と,米国の俳優アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)はデュヴァルへの短い追悼ビデオの中で語った。
脚本はホートン・フート(Horton Foote)が手掛けたもので,彼はデュヴァルが出演した他の作品、例えば『テンダー・マーシー』,“Tomorrow”,『逃亡地帯(The Chase)』なども執筆している。
1997年の映画 “The Apostle” では,脚本と監督を務めたデュヴァルは,罪を犯した後、ルイジアナで新たな人生を始める福音派の牧師を演じた。
1995年の映画『ヘンリエッタに降る星(The Stars Fell on Henrietta)』でデュヴァルと共演した英国人女優ジェーン・シーモア(Jane Seymour)は,インスタグラムに心温まる追悼メッセージを投稿した。
「私たちは彼と一緒にバーベキューを楽しんだり,少しタンゴを踊ったりすることができた。」と,シーモアはデュヴァルとの写真を添えて綴った。「カメラが回っていない時のそうした瞬間は,仕事そのものと同じくらい思い出深いものだった。」
2013年の映画『ジェーン・マンスフィールドの車(Jayne Mansfield's Car)』でデュヴァルの息子役を演じたロバート・パトリック(Jayne Mansfield's Car)は,「本当にショックだ(gutted)。」と語った。
「長年にわたり,ボビーとはよく電話で映画やバーベキューの話をしていた。彼はバーベキューが大好きで,テキサス州ロックハートでバーベキューをする時は必ず彼に知らせていた。」
「ボビーがいなくなって寂しい。彼の息子役を演じられたことを,いつまでも誇りに思う。安らかにお眠りください,友よ。」
(転載了)
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多くの役者に慕われていました。
遅くなりましたが,安らかに眠ってください。
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